光回線とともに、近年よくテレビでもコマーシャル放送されているWiMAX2+。
屋外でのモバイル通信を行う上で、スマホ・ケータイに見られるLTE通信同様、無くてはならない通信サービスですよね。
しかし、意外と知られていないことも多いです。
それも、ほとんどルーターの機種が出ていない(もしくは既にサービス終了)にもかかわらず、ルーター選びに頭を悩ませる人が多いのが現状…
そこで、WiMAX2+を契約する上で重要な、WiMAXルーターの選び方や、各機器のメリット・デメリットをご紹介します。
併せて、WiMAXルーターを選ぶ中、いろいろ浮かぶ疑問にもメスを入れて解説していきますので、是非参考としてみてくださいね
目次
どの端末が良いのか分からない人へ、WiMAXルーターの選び方
WiMAX2+に契約し、インターネット通信を受けたいと考えている方はたくさんいらっしゃいます。
やはり、外出先でも容量制限を機にすること無く、インターネットに繋げられる魅力は、光回線にもLTE回線にもない魅力です。
とはいえ、WiMAX2+を扱う通信会社はたくさんあり、WiMAXルーターも1機種ではなく3つのシリーズが販売されています。
そのため、どのルーターを選べば良いのか悩みもの…
そこで、WiMAX2+を利用する上で、どのWiMAXルーターを選べば良いのか、その選び方の基準を3つご紹介します。
1.使用目的・環境を基準に選ぶ
WiMAXルーターといっても、それぞれの機種系統(例えば、WXシリーズやWシリーズなど…)によって特徴は異なります。
では、各機種のメリット・デメリットを見ていきましょう。
Wシリーズ(W05 )のメリット・デメリット
2018年1月に発売されたWシリーズの最新機種でもあるW05 というルーターの強みは、なんといっても通信スピードにあります。
下り最大558Mbps(LTEモードで最大708Mbps)と光回線を除けばトップクラスの通信スピードといっても過言ありません。
そのため、一部では、「WiMAXルーターはW05を選べば間違いなし」という声も聞かれるほど人気の高いルーターです。
一方、WXシリーズのルーター(WX04)と比較して若干バッテリー持ちが悪いところがデメリットとも言えます。
W05の連続通信(使用可能)時間は、以下の通り。
- ハイパフォーマンスモード:約390分(約6.5時間)
- ノーマルモード:約540分(約9時間)
- セーブモード:約630分(約10.5時間)
正直、ノーマルモードで約9時間持てば十分と言えるかもしれませんが、WX04 はノーマルモードで約11.5時間通信可能です。
この2時間半の差をどう考えるかによって、デメリットと捉えることもできます。
さすがに半日以上も外出する場合は、クレードル(詳しくは後ほど説明します)を用いて充電すべきです。
ただ、より安心して長時間連続使用したいなら、W05は若干見劣りするということを理解しておきましょうね。
WXシリーズ(WX04)のメリット・デメリット
Wシリーズの最新機種W05 より半年ほど前に発売されたWiMAXモバイルルーターWXシリーズの最新機種WX04 。
先程も少し触れましたが、WX04の最大のメリットは、連続通信(使用可能)時間(バッテリーの持ち)の長さにあります。
気になるWX04の連続通信(使用可能)時間は以下の通り。
- ハイパフォーマンスモード:約490分(約8,2時間)
- ノーマルモード:約690分(約11.5時間)
- セーブモード:約830分(約13.8時間)
先程ご紹介したW05の連続通信(使用可能)時間と比較してもらっても分かるように、WX04の方が、長時間連続で使用可能。
もちろん、充電すれば問題なしと考えることもできます。
ただ、より安心して外出先での使用を考えるならば、連続通信(使用可能)時間が長いWX04 は相、当魅力的ということができますね。
一方、デメリットはというと、やはり通信速度では、W05の方が上です。
WX04の通信速度は、上り75Mbps/下り最大440Mbps。
ちなみに、通信速度を調べるとよく目にする上りとはメールやメッセージ・画像データを送る際のアップロードの速さ意味しています。
一方、下りは、データをダウンロードするスピードを示しています。
特に重要なのは下りのスピードですよね。
残念ながら、WX04 の通信速度はW05に負けています。
とはいえ、ユーチューブの動画5分間のデータサイズが113mb
仮に、WX04の理論値が440Mbpsで、体感速度が半分だったとしても、快適にユーチューブ動画を見ることが可能です。
WX04を使う上で、明らかにストレスを感じるとすれば、複数人で対戦するようなオンラインゲームを頻繁に行う場合です。
さすがに、eスポーツのように、同時に何人もネットに繋いでオンラインゲームを行う場合は、WX04 の通信速度ではストレスを感じてしまいます。
出来る限り通信速度が高いW05 を選ぶべきです。
ただ、これは特殊な例であって、たとえW05 であったとしても、体感速度がどこまで得られるかは、使用する場所の環境によっても異なります。
そのため、W05 と比較するとデメリットというべきなのかもしれませんが、大きな致命傷になるというわけではないことだけは言っておきます。
ホームルーター(L01/L01s)のメリット・デメリット
基本的に自宅のみでインターネットを利用するなら、光回線を導入したほうが安定して通信サービスを受けられますし便利です。
そもそも光回線ならプランにもよりますが、理論上1Gbpsの通信速度が得られるので、圧倒的光回線の方がおすすめ。
しかし、お住まいの環境によっては、一部の賃貸マンションで光回線が導入できず契約できない住宅もあります。
WiMAX2+で使うホームルーター(L01/L01s)は、通信速度は理論値が440MbpsとWX04と変わりません。
ただし、端末に有線LANポート(Gigabitイーサ対応)が搭載されているため、有線・無線LANでの通信が可能。
そのため、用途に応じた使い方ができる他、有線LANでインターネットに接続し、より安定性を得られることもできます。
そこは最大のメリットでもあり、自宅で利用するWiMAXルーターとしては、他にない最大の強みと言えます。
一方デメリットと言えば、やはり自宅(あるいは外出先でコンセントが使える屋内)でしか使えないという点です。
光回線ではないので、外出先でも利用は可能なのですが、電源がコンセントを使うために、基本屋内でしか使えません。
そもそも、サイズが幅W(幅)W93mm×H(高さ)180mm××D(奥行き)93mmもあり、重さが約500gもあります。
そのためまず携帯は不可能と考えていいでしょう。
つまり、事実上、屋外では一切使えず、あくまで自宅(あるいは外出先でコンセントが使える屋内)のみ使用するためのルーターなのです。
使用目的・環境によって選ぶルーターの機種は変わる
以上が、主なWiMAXルーターのメリット・デメリットです。
それぞれのルーターの特色は、異なり、利用目的・環境において優位性は異なります。
例えば、自宅・外出先(あるいは両方)で使うのにふさわしいルーターは以下の通り。
自宅・外出先で使うのにふさわしいルーター
- 外出先のみ(主に屋外):W05 (通信速度で有利)・WX04(バッテリー面で有利)
- 自宅・外出先両方:WX04(アンテナ付きクレードルで安定性カバー)
- 自宅のみ:L01/L01s(有線LANポート(Gigabitイーサ対応)付きで安定性抜群)
その他、ガッツリ・オンライン対戦を楽しみたい方ならより通信速度の高いW05、旅行先で極力充電無しで使いたいならWX04 がおすすめ。
このように、使用目的や環境によって選ぶべきルーターの機種は変わってくるので、まずは、みなさんが何を目的に利用されるのかを考えてください。
その上で、利用目的・使用状況(環境)に応じたWiMAXルーターを選んでくださいね
2.形状・携帯しやすさで選ぶ
これは特に外出先でのインターネット通信を前提にした場合の選び方で、ホームルーター(L01/L01s)は除外します。
基本的にWX05もWX04も極端に大きさが異なるわけではないので、どちらを選んでも、携帯性という面では、それほど差はありません。
ただ、スマホ同様、外出先で使うなら必ず携帯しなければいけませんし、WiMAXルーターを持ち歩くなら、より携帯しやすいものを選ぶべきです。
そこで、気になる、両機種のサイズがこちら。
- WX04:W(幅)111mm×H(高さ)62mm×D(奥行き)13.3mm
- W05:W(幅)130mm×H(高さ)55mm×D(奥行き)12.6mm
いずれもおおよその大きさで、極端な違いがあるわけではありません。
ただ、より細身で携帯しやすいという点で、W05の方がお得です。
ぜひ、携帯性という面でもルーター選びの参考としてみてくださいね。
3.オプション機能で選ぶ
WiMAXルーターを使用する上で、使用目的・環境に即した使い勝手の良いルーターを選ぶのはもちろんですが、それだけで選ぶのは少し損です。
各ルーターそれぞれ、基本スペックの他にオプション機能も携えていて、この機能を比較してルーターを選ぶのもおすすめ。
W05のオプション機能
例えば、W05なら、以前の端末で利用していたWi-Fi設定を引き継ぐオプション機能があります。
この機能があれば、スマホ・携帯ゲーム機などの端末で再設定しなくてもいいので非常に便利。
ただ、常にSSIDやパスワードなどを管理している人はまだしも、何も管理していない人は、IDやパスワードを忘れてしまう恐れも…
IDやパスワードを忘れないためにも、せめて機種交換したときくらいは、Wi-Fiの再設定をするよう心がけたいですよね。
そういう意味では、特に必要ではないと思います。
もちろん、必要か必要でないかは人それぞれの価値観にもよります。
間違いなく便利な機能ではあるので、いちいちWi-Fi設定したくないという方はW05を選ぶのもいいでしょう。
WX04のオプション機能
一方WX04には、以下のオプション機能があります。
- ワンタイムHS+Aモード
- ビームフォーミング機能
- クレードル利用時に通信性能アップ
では、これらのオプション機能をご紹介していきますね。
ワンタイムHS+Aモード
ワンタイムHS+Aモードは、山間部や地下鉄など、WiMAX2+(ハイスピードモード)では通信が入らない場所で使われる機能。
エリア的につながらない場所で、「au 4G LTE」回線にボタン一つで一時的に切り替えてネットに繋げる事が出来るので非常に便利。
ただし、「au 4G LTE」回線につなげている以上、月間7GBの容量制限が適用されます。
何度も利用して7GBを超えると速度制限を受けてしまいますのでくれぐれも注意が必要。
基本、WiMAX2+のみで使用し、いざという時にワンタイムHS+Aモードで「au 4G LTE」を利用すれば、そうそう問題は起こらないはず。
あくまで緊急的な使い方としては非常に重宝するオプション機能と言えるでしょう。
ビームフォーミング機能
ある意味、WX04のメインとなるオプション機能とも言えるかもしれないのが、このビームフォーミング機能。
ビームフォーミング機能とは、基地局から受けられる電波を極力干渉なく、より遠く受けられるようにするための機能です。
無線LANは、どうしても他の電波の干渉を受けやすく、環境次第ではつながりが悪くなることがあります。
しかし、この機能を使うことで、より遠くビーム状に電波が飛んでいくので、通信エリアが3割~4割広がるのです。
つまり、WX04でこのオプション機能を使うと、より安定した通信サービスが受けられるというわけ。
確かに速度は重要ですが、つながらなければ全く意味はありませんよね。
より安定した通信サービスを受けるという意味では、実に魅力的なオプション機能と言えるでしょう。
クレードル利用時に通信性能アップ
先程WX04 のオプション機能で、より電波を遠く飛ばし干渉を少なくする「ビームフォーミング機能」があるとお話しました。
さらに、WX04 のクレードルを使うことで、その電波を強化してくれる機能があります。
実はWX04 のクレードルにはアンテナが付いていて、基地局から送られた電波を強化してくれる機能が備わっているのです。
もちろん、強化といっても、何か特別なものに変換してくれるわけではありません。
アンテナ受信によって電波を受けやすくし、また逆に各端末に届けやすくしてくれるだけです。
ただ、WiMAX2+を利用する最大の目的はインターネットをすることにあります。
クレードルを利用することで、有線LANとして接続もでき、また電波をより遠くへ飛ばすことができればこんなに嬉しいことはありませんよね。
ちなみに外出先であっても、ノートパソコンやタブレットPCなどと接続して充電可能です。
もちろん、普通にWiMAXルーターを直接USBケーブルでノートパソコンやタブレットPCなどに接続しても充電は可能です。
ただ直にケーブルでつないだ場合、収まりが悪く落ち着かないなんてこともよくあります。
せっかくなら充電台としても利用できるクレードルを通じて、より快適に通信したいですよね。
WX04 は、それが実現できるので、速度以上に安定した通信サービスを受けたい人ほどおすすめなオプション機能と言えます。
オプション機能だけなら圧倒的WX04 が優勢。
以上が、主なWX04 のオプション機能3つとなっていますが、W05 のオプション機能と比較して、明らかに優位に立っています。
もちろんスペックあってのオプション機能ですし、一つの目安にしかなりませんが、WiMAXルーターを選ぶ一つの要因には十分なりえます。
ぜひ、オプション機能も含めて、自身に見合ったWiMAXルーターを選びましょう。
全てのWiMAX端末で比較まとめ
ここまでは、WiMAXの各端末(ルーター)のメリット・デメリットを説明しながら、ルーターの選び方をご紹介してきました。
では、ここで、改めて、各WiMAX端末の比較をまとめていきたいと思います。
通信速度
各WiMAX端末(ルーター)の通信速度は以下のとおりです。
- WX04:上り75Mbps/下り440Mbps
- W05:上り112.5Mbps/下り最大558Mbps(LTEモードで最大708Mbps)
- L01/L01s(ホームルーター):上り30Mbps(LTEモードで最大37.5Mbps )/下り最大440Mbps
以上が、各端末の通信速度ですが、やはり理論値を見て分かる通り、W05が一番速いです。
ただし、何度も言いますが、これはあくまで理論値であり、体感速度とは異なります。
そもそも、W05 に至っても、LTEモードも含めて最大708Mbpsを出せるのであって、WiMAX2+だけなら、558Mbpsしか出ません。
なので、圧倒的大差がつけられているという誤解だけはしないでくださいね。
あくまで通信速度上ではW05 が優位に立っているという話に過ぎません。
充電時間と連続通信時間
充電時間と連続通信時間に関しては、以下のとおりです。
WX04の通信速度・充電時間
通信速度
- ハイパフォーマンスモード:約490分(約8,2時間)
- ノーマルモード:約690分(約11.5時間)
- セーブモード:約830分(約13.8時間)
充電時間
約160分(TypeC 共通ACアダプター01U)
W05の通信速度・充電時間
通信速度
- ハイパフォーマンスモード:約390分(約6.5時間)
- ノーマルモード:約540分(約9時間)
- セーブモード:約630分(約10.5時間)
充電時間
良いところ
- TypeC 共通AC アダプター 01:約130分
- TypeC 共通AC アダプタ ー02:約120分
「L01/L01s(ホームルーター)」
ACアダプターで接続するため電源は電気さえ通ればほぼ無限
以上が、各WiMAX端末の充電時間と連続通信時間です。
充電時間に関しては、WX04の方が長くかかりますが、その分バッテリーの持ちは良く、W05 よりも、ノーマルモードで2.5時間も長く使えます。
さすがに11.5時間も連続通信できれば、いくら長時間外出していたとしても、十分事足りるはず…
外出先で、長時間安心して使いたいという人はWX04を選んでください。
W05では得られない安心感を得ることができるのでおすすめです。
サイズ・重さ
WiMAXルーターの通信速度や充電時間(連続通信時間)は、非常に気になる要素です。
しかし、その他にも携帯しやすさも気にされている方は多いです。
では、その基準となる各端末のサイズ・重さを比較していきましょう。
WX04のサイズ・重さ
サイズ:W(幅)111mm×H(高さ)62mm×D(奥行き)13.3mm
重さ:約128g
W05
サイズ:W(幅)130mm×H(高さ)55mm×D(奥行き)12.6mm
重さ:約131g
L01/L01s(ホームルーター)
L01のサイズ・重さ
サイズ::W(幅)93mm×H(高さ)180mm×D(奥行き)93mm
重さ493g
L01sのサイズ・重さ
サイズ::W(幅)93mm×H(高さ)180mm×D(奥行き)93mm
重さ:約450g
以上が、各WiMAXルーターのサイズ・重さです。
L01/L01s(ホームルーター)は、自宅(屋内)用のルーターであるため、明らかに携帯には不向きで重さを感じます。
残る2機種に関しては、細長いサイズ・デザインのW05と、若干幅広いサイズ・デザインのWX04とそれぞれの特徴が出ています。
重さは3g違いますが、その差はほとんど感じることはありませんし、あとは好みの問題と言えますね。
特にWiMAXルーターは、利用の際、肌身離さず携帯するものですし、少しでも軽いものをお望みなら、WX04 がおすすめです。
特にこだわりが無ければ、サイズ・重さはあまり気にせず、機能やデザインの好みで選びましょう。
WiMAXルーターを選んでいる人に多い疑問
WiMAX2+に契約すれば、WiMAXルーターを手にして簡単にインターネット接続できるとよく耳にしますよね。
しかし、実際問題、どのルーターを選んで良いのか分からず、いろいろ比較検討して選んでいくうちに、いくつか疑問も湧いてきます。
そこで、5つの疑問をピックアップして、解説していきますので、併せてルーター選びの参考にしてみてください。
住んでいる地域によって選ぶべき端末って変わる?
WiMAX2+における通信サービスの適応範囲は、プロバイダによって異なるもので、ルーターによって変わるものではありません。
スマホの場合で例えるなら、iPhoneだと東京しか通信できないけどAndroid系だと東京以外も通信可能なんてことは絶対にありませんよね。
通信基地局の関係で、各通信会社(及びプロバイダ)ごとに、適応範囲は若干異なりますが、それとルーターは全く別物です。
以前はWiMAXのみのプランもあったので、ルーターによって適応エリアが変わるということもありました。
しかし、これはプラン上の問題で、ルーターの問題ではありません。
しかも、近年はWiMAXの新規契約受付が終了し、WiMAX2+のみとなっています。
そのため、住んでいる地域で選ぶルーターが変わるということはありません。
一見、山間部では繋がりにくいエリアもありますので、W05を選択し、より安定したスピードを求めるというのも一つの考え…
とはいえ、つながらないことには意味がないので、住む場所だけが理由で異なるルーターを選ぶと損をします。
大事なのは、住むエリアも含めて、使用目的や様々な状況・環境を照らし合わせて、優位性のあるWiMAXルーターを選ぶことにあります。
そのことはくれぐれも誤解しないようにしましょうね。
とにかく最新機種を選べば間違いない?
WiMAXルーターに限らず、大抵の電子機器は、日々進化しているので、最新機種を選べば間違いないと誤解されている方が結構多いです。
ただ、冒頭からお話している通り、WiMAXルーターに関して言えば、最新機種だから間違いないということはありません。
WiMAXルーターの現在の最新機種はW05(厳密にはシリーズが違うので最新というのもどうかと思いますが…)です。
通信速度も一番速いですし、一見、一番安心して使えるWiMAXルーターという印象は伺えます。
ただ、W05でさえ一長一短でい、速度というメリットもあれば、バッテリーの持続力が若干乏しいというデメリットもあります。
また、WX04(WXシリーズの最新機種)のように、より電波を遠く飛ばす機能は持っていません。
残念ながら安定性という部分においては、W04に若干劣ってしまうので、必ず正解とは限らないのです。
もちろん、これは比較した場合の話で、WX04もW05も十分WiMAX2+のルーターとしての実力を持っています。
ただ、肝心なのは、「使用目的・環境」、「デザイン・携帯性」、「オプション機能」の3つを踏まえて比較検討し、より適したルーターを選ぶとこと。
このことだけはくれぐれも履き違えず、後悔のないように、しっかりWiMAXルーターを選ぶようにしてくださいね。
プロバイダによっては選択できる端末は違う?
一時期は、プロバイダによって選択できる端末もちがっていました。
もちろんサービスプランがWiMAXも含めもう少し幅広くあったので、各通信会社によって多少のばらつきが出るのは、自然の流れです。
しかし、近年は、WiMAX2+が主流となり、対応機種が、ホームルーターを合わせて3機種となっています。
実質的には、Wシリーズの最新機種であるW05か、あるいは、WXシリーズの最新機種であるWX04のいずれかを選択する形となっています。
そのため、各プロバイダによって契約できる端末がバラバラということはありません。
もちろん一部のプロバイダで、端末が限定されている場合もあるので、その限りではありませんが、大体変わりなしと考えて構いません。
ただし、端末が同じであるがゆえに、料金プランやキャンペーンで差をつけ合っているので、どのプランに契約するかしっかり検討する必要はあります。
そのことだけはくれぐれも忘れないように気をつけましょうね。
結局、どのプロバイダで契約するのが良いの?
プロバイダ上で使えるWiMAXルーターの違いは、近年は完全に無くなりつつあります。
その背景は先程お話したとおりです。
では、どのプロバイダで契約するのが一番良いのでしょうか?
その答えは、人それぞれ異なり、料金のやすさを求める人もいれば、キャンペーンの多さで選ぶ人もいらっしゃいます。
ただ、一つだけ言わせていただくなら、圧倒的に自宅のそばに窓口(またはサポートセンター)があるプロバイダを選ぶことをおすすめします。
というのも、インターネットで申し込んで契約するのは便利なのですが、もし何かわからないことがあった時に、自身で解決しなければならなくなります。
一方、サポートセンター(窓口)があれば、簡単に問い合わせることが出来るので、不安も少なく非常に便利です。
そして、窓口があるところはアフターケアも万全である可能性が高いです。
WiMAXルーター選びに頭を悩ませるということは、その道に精通しているわけではないということですよね。
だったら、プロが優しくサポートしてくれて、なおかつアフターケアが万全なプロバイダを選んだほうが安心だと思いませんか?
大事なのは、安心してインターネットを利用できることにあります。
ぜひ、そのことも踏まえて、プロバイダを選んでみてくださいね。
クレードルは必要?何に使うの?
皆さんクレードルという機器をご存知でしょうか?
WiMAX2+でサービスを受ける際に、よく代理店の店頭窓口で、クレードルも一緒に推奨されますが、何が何かわからないという方も多いです。
では、一体、クレードルとは何のために使う機器なのか、そもそも必要なものなのか、簡単にご紹介しますね。
クレードルとはどんな機器?
クレードルは、WiMAX2+とインターネットを繋ぎ無線通信を拡張したり、ルーター本体を充電する際に使う機器です。
WiMAX2+では、スマホくらいのサイズの通信端末を使い、基地局から無線通信を受けることで、インターネットを楽しむことができます。
しかし、当然、通信機器を使っている以上、バッテリーも充電されていなければ使うことはできません。
確かにクレードルが無くても充電はできますが、充電台がなければわざわざ充電のたびにUSBケーブルを指さなければいけないので結構面倒…
それに、充電が終わるまでテーブルかと別のところに置かなくてはいけないため、非常に収まりが悪く不便です。
そんな時にACアタプターと接続されたクレードルがあれば、充電台として機能してくれるので、ただWiMAXルーターを挿すだけで充電ができます
また、特にWX04 のクレードルの場合は、アンテナが内蔵されているので、より電波を遠くまで飛ばすことが可能。
その他、無線LANが内蔵されていない古いノートPCにも、LAN線で繋げば無線LANの機能も果たせますし、非常に便利です。
このように、クレードルは、いろんな使いみちがあるので、WiMAXルーターを使う上では必要です。
価格は、WX04が3.500円、W05が3,200円しますが、将来長く使うなら、購入したほうがかなりお得ですよ。
絶対に購入すいないと、WiMAX2+における通信サービスが受けられないというわけではありません。
ただ、あると無いとでは便利さはまるで違いますので、ぜひ、購入しておきたいものですね。
ACアダプターって必要?
これもクレードルが必要か?という質問とほぼ同じ話になってくると思うのですが、結論から言ってACアダプターは必要です。
もちろん、ACアダプターが無くてもWiMAXルーターの充電は可能です。
しかし、いちいちノートパソコンやタブレットPCなどのモバイル機器(または携帯端末)の電源を入れて、USBケーブルで繋がなければいけません。
ところが、クレードルとセットでACアダプターを購入した場合、簡単にWiMAXルーターの充電ができます。
やり方は、電源にACアダプターを挿して、USBケーブルでクレードルと接続しておけば、あとは、WiMAXルーターをクレードルに挿し込むだけ。
すごく簡単でしょ!!
しかも、わざわざ他の端末の電源を入れる必要もなく、コンセント一つあれば充電可能なので、「ACアダプターは必須」と考えたほうが良いです。
ちなみにACアダプターの価格は、正規品だと2750円しますが、充電の速度が速くなったり故障しづらいといったようなメリットも多いです。
なので、できれば、正規品を購入するようにしましょう。
WiMAXルーター選びは慎重に…
基本的にWiMAXルーター選びといっても、端末そのものの選択肢はほぼ3択と言って構いません。
しかし、選択肢が少ないからこそ、ルーター選びは慎重になってほしいです。
今回は、皆さんがWiMAXルーターを選ぶ際の参考となるようにそれぞれの機器のメリット/デメリットや選ぶ基準をご紹介しました。
何度も言いますが、大事な基準は、「使用目的・環境」、「デザイン・サイズ」、「オプション機能」の3つです。
そのことを忘れず、プロバイダ選びと共にしっかり吟味し、自身にとっての最高の機種を選び契約して、インターネットライフを楽しんでくださいね。