居酒屋さんでも飲食店でも、いろいろな種類の銘柄が置かれるようになり人気の焼酎。
その中で「球磨焼酎」というのを聞いたことはありますか?球磨焼酎は焼酎のブランドと言ってよいもの。どのような焼酎のことを言うのでしょうか?おすすめの球磨焼酎についてご紹介します。
目次
球磨焼酎のランキング上位のおすすめ銘柄
球磨焼酎は米焼酎のブランドと言われています。どの銘柄がランキングにあがっているのでしょうか?
参考:「米焼酎のおすすめランキング」
鳥飼
鳥飼は米焼酎のランキング、本格焼酎のランキングなど、数々の分野で登場してくる球磨焼酎を代表する銘柄です。
鳥飼は、歴史のある鳥飼酒造で作られています。自家培養の酵母と独自の技術によってできあがった、今までにない米焼酎として、世界的にも評価されています。
トロピカルフルーツのようなフルーティーな香りとなめらかな味わいに驚く人も多いでしょう。女性にも、米焼酎が初めての人でもおすすめの球磨焼酎です。
本吟六調子
六調子酒造で作られている本吟六調子は、500年という歴史のある伝統的な技術によって作られています。
球磨焼酎の蔵元の中でも、特に常圧蒸留と貯蔵熟成にこだわりをもっています。まろやかで栗のような濃厚な味わいがありながらも、しっかりと辛口の焼酎であることが特徴的です。
軽めの焼酎が人気の中で、独特の米焼酎の癖があるので「球磨焼酎の本質を味わいたい」と言う人におすすめです。
しろ
しろも米焼酎としても、焼酎全般的に見ても、ランキング上位に上がる有名な銘柄です。
5年連続モンドセレクションで金賞を受賞しているほど、評価も高い球磨焼酎です。白岳に代表される、高橋酒造で自家製培養酵母にこだわり、減圧蒸留で作られています。
厳選された美味しい米ときれいな水で作られ、すっきりと飲みやすく仕上がっています。米の甘い香りや柔らかい旨みも楽しめます。食中酒としてどんな料理とも合わせることができるのも人気です。
球磨焼酎の売れ筋のおすすめ銘柄
売れ筋の焼酎には、価格にも味にも秘密があるはずです。球磨焼酎の売れ筋の銘柄は何があるのでしょうか?
繊月
繊月は創業100年以上の老舗の繊月酒造で作られています。
自社培養した新鮮な酵母で仕込み、低温でもろみを熟成させているので、爽やかな風味とまろやかな口当たりが特徴です。
価格もリーズナブルなことから、毎日飲みたいという米焼酎ファンにも好まれています。そして、繊月は球磨地方の地元の人に親しまれている焼酎でもあるのです。アルコール度数が25度と20度タイプがあります。
白岳
球磨焼酎の定番と言われているのが白岳です。人気の高いしろを作る、高橋酒造の代表銘柄です。
上質な米の香りとマイルドな口当たり、毎日飲んでも飽きがこない飲みやすさで愛されています。手頃な価格も嬉しいところです。
厳選された国産米と地下水で伝統的な製法で作られているのです。すっきりと仕上げるために減圧蒸留をしています。
豊永蔵 減圧
豊永蔵は明治27年創業の豊永酒造で作られています。原料米は有機無農薬栽培にこだわり、焼酎を作る蔵自体が「オーガニック認定」を受けていると言います。球磨の自然を感じることができる焼酎なのです。
ほのかな吟醸香とすっきりとした味わいの中に、米の旨みを感じることができる美味しい球磨焼酎です。上品な味で飲み飽きず、食事との相性も抜群なのです。
球磨焼酎の有名のおすすめ銘柄
球磨焼酎の中で有名な銘柄はどのようなものなのでしょうか?見てみましょう。
大石
大石は米焼酎の中でも個性的で根強いファンが多いもの。伝統のある大石酒造は長期貯蔵にこだわりのある蔵元です。
シェリー樽に3年とコニャック樽5年長期貯蔵させた米焼酎を絶妙なバランスでブレンドして大石は作られています。
ウイスキーやブランデーを思わせるような華やかでまろやかな香りと、米の甘さが一緒に味わえる逸品です。琥珀色をした上品な米焼酎を楽しめます。
球磨の泉
球磨の泉は球磨焼酎の王道と言える、しっかりとした味わいが楽しめる焼酎です。
那須酒造は小さな蔵元ですが、大正6年創業以来、もろぶたによる麹作り、かめ仕込みなど手間ひまかけた製法を守り続けています。
自然の力や人間の五感を最大限に生かした、伝統技術が光る全国に誇れる球磨焼酎に仕上がっているのです。
米焼酎の独特のまろやかさ、すっきりとしたキレを味わうことができるでしょう。丁寧にこだわりがありますが、手頃な価格で飲めるのは得した気分になれることでしょう。
武者返し
武者返しは球磨焼酎らしく、独特のほのかな米の風味や香りが広がる、優しい味の米焼酎です。
蔵元の寿福酒造は明治23年創業から、常圧蒸留にこだわり、一筋に守り続けています。現在は28の蔵元の中で唯一女性杜氏によって作られています。
原料も地元の新米にこだわり、子供を育てるように大切に、全行程を手作業で丁寧に行うので生産量には限りがあります。常圧蒸留で作られているので力強さや重厚感があるのが特徴。クセが強いというよりもパンチが効いた味わいでファンが多いのです。
球磨焼酎とは
日本人には馴染みやすい米から作られている米焼酎。
その中に球磨焼酎と言われるものを飲んだことがあるかもしれません。球磨焼酎とはどのような焼酎なのでしょうか?
特徴
球磨(くま)焼酎は、熊本県最南部にある人吉市と球磨郡にわたる球磨地方で作られている米焼酎のことを言います。WTO(世界貿易機関)によって産地指定されている銘柄のことなのです。
ウイスキーのスコッチやワインのボルドーのように、世界的に認められたお酒ということです。同じ焼酎では、麦焼酎の壱岐焼酎、芋焼酎の薩摩焼酎があげられます。
球磨焼酎と名乗るためには、原料に人吉球磨の米のみであること、人吉球磨の地下水で仕込み、全ての工程を球磨地方で行う、という条件があります。認証された球磨焼酎には、球磨焼酎ブランドのマークがついています。
歴史
球磨地方は、良質な水と米に恵まれているので、約500年前から米焼酎造りが行われてきたという歴史があります。米焼酎のルーツと言われているのです。米のふんわりとした芳醇な香りや深いコクがあるのが特徴です。
現在は28の蔵元があり、約200種類以上の球磨焼酎が作られています。
それぞれの蔵元で、製造方法のこだわりや工夫によって、味わいや香りにも個性があります。さらっと軽い飲み口のものから、深いコクのある重みのあるものまで球磨焼酎もバラエティに富んでいます。
球磨焼酎の美味しい飲み方とは
球磨焼酎は歴史のある美味しい米焼酎ですが、どのように飲むのが美味しいのでしょうか?
伝統的な酒器で飲む
球磨焼酎を飲む時に欠かせないのが伝統的な「ガラ」と「チョク」という酒器です。有田焼の白色陶器で作られたガラとチョクが好まれています。
ガラは、ぽってりとした形に細長い注ぎ口がついているとっくりのことです。ガラには、ちょうど「二合五勺(二合半)」入るように作られています。
チョクの種類には「ソラキュウ」という酒器もあります。球磨地方の風習からのチョクで、底がこまのようにとがっていて床に置くことができないのです。
ソラキュウに注がれたら、下に置くとこばれてしまうので、飲むしかなくなってしまうというものです。面白いですよね。
お湯割り
人吉球磨地方で一番人気で一般的な飲み方がお湯割りです。
最初にお湯を入れてから焼酎を入れるのがポイント。
好みの濃さは人によって違うので、少しずつお湯の量を調整しましょう。熱すぎないように、40~45度くらいがおすすめです。
熱燗、直燗
立ち上がる香リとまろやかさを楽しむのに良いのが熱燗や直燗です。水割りした焼酎を湯煎にかけるか、ガラに入れて直火にかけるかをします。米の甘みやまろやかさが増して美味しく飲めます。
ただし、燗をつけすぎてしまうと香りや風味が飛んでしまうことがあるので気を付けておきましょう。
ストレートやロック
球磨焼酎のあじそのままをあじわうためには、ストレートもおすすめです。少しずつ口に含んで、じっくりと味を楽しんでみましょう。
氷を入れたロックにすれば、少しずつ融けて味わいの変化を楽しめますし、爽やかです。
水割り
ストレートだときつい場合は、水割りにすると、香りや風味を柔らかく感じることができるようになります。
軟水を使って割るとさらに美味しく飲めるでしょう。濃さは自分の好みで調節しましょう。
参考:「焼酎の美味しい飲み方」
球磨焼酎を楽しもう
球磨焼酎は熊本県の人吉球磨地方で作られている米焼酎です。WTOに産地指定を受けている、世界的に認められたブランドなのです。
日本人には馴染みの深い米を使った焼酎は、米の甘みや風味を楽しめる焼酎です。現在は200種類以上の球磨焼酎の銘柄があり、味わいも様々です。
昔ながらの米のコクや旨みをしっかりと味わえるものから、現代風にさらっと軽い口当たりで楽しめるものまで、それぞれの銘柄で特徴があります。自分の好みのものを探してみるのも楽しいですよ。美味しい米焼酎が飲みたいと思った時に、球磨焼酎を探して飲んでみるものおすすめです。
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