香りや味を手軽に楽しめることで人気の焼酎。今は本格焼酎に人気が集まっています。
焼酎甲類は、チューハイやサワーとして飲むのが定番としてありますが、本格焼酎はどのように飲むと、焼酎を初心者でも楽しむことができるのでしょうか?
中にはクセのあるものもあるとも聞きます。焼酎を美味しく楽しみたいと思っている人におすすめの美味しい飲み方をご紹介します。
目次
焼酎の定番の美味しい飲み方
焼酎は米や芋、麦などの使われている原料の素材の味や風味を味わうことのできる本格焼酎(焼酎乙類)が人気です。
まずは定番の飲み方で楽しんでみてはいかがでしょうか?
ストレート
焼酎そのままの味わいが楽しめるがストレートです。
美味しく飲むためには、冷蔵庫で冷やして飲むと良いでしょう。
ただ、焼酎は蒸留酒なのでアルコール度数の高いお酒です。大きなグラスにたくさん入れて飲むというよりは、小さめのグラスやおちょこで少しずつ風味や香りを楽しみながら飲むようにしましょう。
ロック
ロックは大きめの氷をグラスに入れて、焼酎を注いで飲みます。
最初はストレートにがつんと強い味ですが、時間が経つと氷がとけてくるので、少しずつ薄まって味の変化も楽しめます。
水割り
焼酎の柔らかな味わいを楽しめるのは、水割りです。
氷を入れたグラスに焼酎を注ぎ、次に水を加えます。
濃さは好みによって変えると良いでしょう。梅干しやレモンのスライスを加えても美味しいですよ。
お湯割り
お湯割りは香りが湯気と一緒に立ち上るので、香りをより楽しむことができます。
身体が温まるので寒い季節にもぴったりです。耐熱グラスや湯飲みなどに70度くらいのお湯を入れ、その中に焼酎を注ぎます。
梅干しをつぶしながら飲んでも味に変化が見られて美味しいでしょう。
焼酎ハイボール
ハイボールはもともと、ウイスキーを炭酸水で割ったものです。
昭和20年代に焼酎の飲みにくさを消すために、焼酎を炭酸水で薄めて生まれたのが「焼酎ハイボール」です。
この焼酎ハイボールという名前が今の「チューハイ」となったと言われています。
今はクセのない焼酎も多く出ていますが、シュワシュワとした炭酸が焼酎の香りと味をまろやかにして飲みやすくしてくれます。
レモンやライムなど柑橘類の果汁を加えても美味しいでしょう。
クラッシュロック
大きめのグラスに、細かく砕いた氷を入れて、焼酎を注ぎます。
ロックよりも冷えやすく、氷もなじみやすいので、いつものロックよりもキレのある味わいになります。
焼酎をアレンジした美味しい飲み方
焼酎は定番の飲み方以外にも、美味しく飲める「カクテル」のような飲み方もできます。
焼酎甲類のようにクセの少ない焼酎でのアレンジはもちろんですが、本格焼酎でもいろいろな飲み方ができます。新しい焼酎の世界が広がるかもしれませんよ。
ジュース割り
ジンやウォッカなどジュースで割るカクテルがあるように、焼酎でもジュースで割ってカクテルのように楽しむことができます。
グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどのジュースを加えてみると、さわやかで甘く、飲みやすい焼酎になります。
焼酎コーク
ラム酒ベースのラムコーク、ウイスキーべースのウイスキーコークがあるように、蒸留酒とコーラの組み合わせは相性が良いのです。
焼酎とコーラがすっきりとした味わいになるので、焼酎の香りが少し苦手と感じる人でも爽やかに飲むことができます。ライムを加えてみるとさらに清涼感が増します。
コーヒー割り
甘いジュースなどで割るのが苦手という人は、コーヒー割りがおすすめです。
コーヒーの香ばしい香りと焼酎の香りが大人の香りとなって何とも言えないでしょう。香ばしさという点で相性が良いのは麦焼酎です。
ミルクやシロップを入れると甘みのあるまた違う味わいになります。バニラアイスを乗せてデザート風に楽しむのも良いでしょう。
参考:「コーヒー焼酎のおすすめ銘柄」
焼酎モヒート
ラム酒とミントを使ったモヒートは爽やかな飲み口から女性に人気になりました。
焼酎でもモヒートが美味しいのです。
氷と砕いたミントの葉に、焼酎、ライムジュース、ソーダ水、シロップを入れてつくると、爽やかな焼酎モヒートができあがります。
ジンジャー割り
通常のロックや水割りに、しょうがのしぼり汁を加えます。ピリッとしたしょうがの味と風味が焼酎とマッチします。好みでシロップやはちみつなどを入れると飲みやすくもなります。
もっと簡単にするのなら、ジンジャエールで焼酎を割ると一気に爽やかに飲めるようになります。手軽に簡単に出来上がるのも良いですよ。
牛乳割り
「焼酎と牛乳?」と思いますが、とてもマイルドなミルク焼酎になります。
よく冷やした牛乳と焼酎を混ぜるだけです。好みでシロップで味を付けたり、レモンで爽やかさを加えても美味しいです。
特におすすめが芋焼酎です。独特の甘みがより深い味わいとなります。ホットにしても身体が温まってリラックスできそうです。
焼酎の美味しい保存方法
焼酎を美味しく飲むためには、開封後の保存方法も大切なポイントです。焼酎はアルコール度数が高いため、細菌類などの繁殖の心配がないため、賞味期限は記載されていません。しかし、品質がいつまでも変わらないということではないのです。
理想としては、一度開封した焼酎はその日のうちに飲み切りたいところです。しかし、四合瓶(720ml)などは飲み切れないのが普通でしょう。そういった時には、温度と光に注意が必要です。直射日光を避けて、高温多湿の場所は避けて保管するようにします。
10度前後の場所が良いので、家の中では冷蔵庫の野菜室がおすすめです。なるべく早く飲む方が美味しく飲めるでしょう。
焼酎の二日酔いしにくいお酒?
お酒をたくさん飲んだ次の日の二日酔いはしんどいですよね。お酒好きの方は経験があるのではないでしょうか?そんな中で、「焼酎は二日酔いしにくい」と言われます。
二日酔いの原因は肝臓でアルコールを分解するときに発生する「アセトアルデヒド」です。最終的には水と炭酸ガスに分解されるのですが、分解されずに残ってしまうと、頭痛や吐き気などの症状につながるのです。
焼酎は蒸留酒でエチルアルコール1種類しか含まれていないお酒。
アセトアルデヒドが発生しても、早く分解できます。一方で日本酒やワインなどのような醸造酒は複数のアルコールが含まれているので、肝臓にたくさん負担がかかり、分解するのに時間がかかってしまうのです。
ただし、焼酎が二日酔いしにくいお酒といっても、たくさん飲み過ぎれば二日酔いしてしまいます。二日酔いを避けるためには、やはり飲み過ぎには注意が必要です。
焼酎の美味しい飲み方で楽しもう!
焼酎は日本人には馴染みの深いお酒。最近は香りや風味が良い本格焼酎が人気になっています。美味しい飲み方はやはり、そのままの味わいを楽しめるロックやストレート、水割りやお湯割りが定番です。
そして意外にもカクテルのようにジュースやコーヒー、牛乳などでもアレンジをすることができるのです。初心者で飲みにくいなと思っている人でも、焼酎の美味しさを感じながらも飲みやすくすることもできますよ。
一度に飲み切れない場合は、直射日光と高温多湿の場所は避けて保管して美味しく焼酎を飲み切るようにしましょう。二日酔いもしにくい焼酎。
いろいろな飲み方で自分好みの飲み方を楽しんでみて下さいね。
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