地下鉄でもWiMAXは繋がる?繋がらない?現在の対応状況

地下鉄でもWiMAXは繋がる?繋がらない?-min

今や、外出先でのネット通信が当たり前の時代、通勤・通学など移動手段として地下鉄を利用している人も、ネットを楽しみたいと考えています。

しかし、LTE・4Gではすぐに7GBのデータ通信量を使ってしまいますし、『WiMAXでは地下では繋がらないのでは?』という不安も…

では、実際に、WiMAXでは本当にネット通信が繋がらないのでしょうか。

現段階では、どこまで対応が進んでいるのか気になる人も多いので、東京・大阪・名古屋・札幌でどこまで繋がるのか、対応状況をご紹介します。

併せて、WiMAXが繋がらないときの対策法もご紹介しますので、ぜひWiMAXを賢く利用してネット通信を楽しむ参考にしてくださいね。

地下鉄でもWiMAXは繋がるの?

WiMAXは2.4GHzまたは5GHzの電波帯を飛ばしているため、地下街(または地下鉄)や山間部といった障害があると繋がりにくいと言われています。

確かに2.4GHzまたは5GHzの電波帯は、LTE・4Gに見られる700MHz~900MHzの電波帯とは異なり電波が真っ直ぐにしか飛びません。

そのため、山間部のエリアでは、山そのものが障害となり、電波が繋がりにくくなってしまいます。

また、地下街(または地下鉄)に関しては、これまで基地局が屋外にしか無く、地下に入ることで電波が繋がりにくい状況でした。

しかし、日本全国で、徐々に、地下でも繋がるように基地局が増え対応しつつあります。

では、実際に、全国主要都市でどこまでWiMAXが繋がるように対応されているか見ていきましょう。

東京の地下鉄(地下街)での繋がり具合は?

歩行者・車(自動車・自転車・バイクなど…)が大都市で行き交う中、少しでも混雑を防ぎ、事故が起こらないようにするために誕生した地下街。

今の時代では、テナントも入り商業施設として賑わう地下街としての一面や、通勤通学などの移動手段として、鉄道(地下鉄)が入り込んでいますよね。

その充実ぶりは、実際に利用している方たちがい理版理解しているはず。

しかし、一方では、通勤・通学など、地下鉄を利用している際に、ネット動画を見たり、オンラインゲームを楽しみたいのに楽しめないという問題も…

そこで、UQmobileが、地下鉄の各駅に、Wi-Fi利用できるためのアンテナを配備し、利用範囲が拡大されているのです。

では、実際のところ、東京の地下鉄(地下街)では、どこまでWiMAXが対応しているのか、実際に見ていきましょう。

東京メトロ

東京の地下鉄の一つである東京メトロでは、2018年1月末までにWiMAX2+まで、全て繋がるようになりました。

新宿・赤坂・表参道といった、東京の主要都市はもちろんのこと、埼玉(和光市)や、千葉(西船橋)といった県外の駅にも対応。

2020年には東京オリンピックも開催されますし、外国人観光客もWiMAXが使えれば、それだけ東京のアピールにも繋がりますよね。

だからというわけではありませんがUQmobileがしっかり対応してくれたことは、非常にありがたい話です。

もちろん全く障害のない屋外と比較したら、若干繋がりにくいのは仕方ありません。

今後、さらなる通信環境の改善がみなされ、屋外と変わらない快適さは生まれるはずなので、そこは、期待するしかありません。

ただ、現時点でも、間違いなく地下鉄(地下街)でWiMAXは繋がります。

多少電波状況により繋がらない時があるとしても、決して、これまでのように地下だから全く繋がらないということは無いのです。

なので、変に不安がる必要はありませんし、WiMAX2+の高速通信でも十分ネット通信が楽しめると考えてくださいね。

都営地下鉄

もう一つの東京の地下鉄と言えば、都営地下鉄がありますよね。

都営地下鉄も殆どの駅でWiMAX2+が対応可能となっているので、問題なく繋がります。

ただし、三田線(白金高輪駅~目黒駅)は、他の鉄道と共同使用駅として利用しているため、他鉄道会社で管理され、今のところ開通の予定はありません。

ただし、WiMAXでの利用は可能なので、ハイスピードモード(WiMAX2+)で使えないだけと考えれば問題ありません。

基本、東京での地下街は全て対応済みで、駅構内(及び周辺)での使用はまず問題なく繋がりますので、安心してくださいね。

通勤・通学時に快適に使えるの?

ホームや駅構内では、東京の地下でもWiMAXが繋がる事がわかりましたが、肝心なのは、通勤・通学時に問題なく、快適にWiMAXが使えるかですよね。

結論から言って、実際に電車に乗って途切れること無くネット通信が必ず楽しめるかと言われたら、答えはNoとなってしまいます。

やはり、屋外と異なり、屋内かつトンネルなどの障害物が入り込みやすい地下街・地下鉄(ホーム及び電車乗車中)では、電波は途切れやすいです。

そのため、必ず繋がる保証は無く、電波の状況やトンネルに入ったところではどうして電波が途切れ、快適にネット通信が楽しめなくなる場合も…

なので、そのときだけ自動に切り替わる『au 4G LTEオプション』を付けて契約しておくと、いざというときに回線を切り替えて使えるので便利です。

ただし、LTE・4G回線を使っている以上、もれなく月間7GB以上の使用で、128Mbpsの通信速度制限を受けてしまうことになります。

これは、LTE・4Gで通信速度制限を受けた場合、同時にWiMAXでも同じ通信速度制限を受けてしまうので、かなり注意が必要。

くれぐれも使いすぎには注意してくださいね。

名古屋の地下鉄(地下街)での繋がり具合は?

名古屋も東京同様、地下鉄は多数走っていますし、栄サンロードを始めとする地下街のテナントは充実しています。

当然通勤・通学で地下鉄を利用している人だけでなく、多くの人たちが行き交っていますし、地下鉄(地下街)でWiMAXが利用できるか気になる人も多いです。

では、早速名古屋の地下鉄(地下街)でのWiMAXの繋がり具合(対応状況)を見ていきましょう。

名古屋市営地下鉄

名古屋市営地下鉄は、すでに全線WiMAX及びWiMAX2+どちらのモードでも利用可能となっています。

完全に対応完了となっているので、基本全く繋がらないケースは、トンネルに入った移動中と、駅と駅の間で、アンテナから離れている場所のみ。

もちろん、屋外と比較すると多少なりとも電波が弱いので、地下鉄に乗車中(移動中)では、電波の状況次第で途切れる可能性はあります。

しかし、それ以外では、名古屋市営地下鉄の場合、全く繋がらなくなるという話もありませんので、昔以上に心配する必要はありません。

万が一、どうしても繋がらない場合に備えて、『au 4G LTEオプション』を付けて契約しておけば、LTE・4G回線に一時的に切り替えて使用可能。

もちろん、毎日使っていたらあっという間に7GB以上使ってしまい、通信速度制限を受けてしまうので注意が必要ですが、緊急的には使えます。

また、中村公園駅、伏見駅、栄駅など、多数の駅で、無料Wi-Fiスポットがあるので、WiMAXが繋がらないときに試してみるのもあり。

多少、屋外と比較して繋がりにくい一面はありますが、十分対策は立てられるので、あまり不安になる必要はありませんよ。

名鉄(一部地下鉄)

名鉄(名古屋鉄道)の殆どの駅が、屋外にありますが、一部、地下鉄沿線と繋がっている駅もあります。

では、その地下に繋がる駅では、WiMAXは快適に使えるのでしょうか?

名鉄の一部地下につながる駅でWiMAXが繋がる駅は、いかの

名鉄一宮駅、太田川駅、栄町駅、浄水駅、小牧駅、上飯田駅のみ利用可能で、その他の駅に関しては、特に対応の予定は、ありませんでした。

なので、名鉄に関しては、一部通信不可と考えたほうがいいです。

とはいえ、多くの駅は屋外にありますし、屋外の基地局から電波を発しているため、WiMAX及び和MAX2+は、殆どの駅で利用可能です。

なので、そんなに心配する必要はありません。

それでも本当に繋がるのか不安という方には、UQmobileのtrywimaxで実際に、どこまで繋がるのか試してみることをおすすめします。

もちろんtrywimaxはUQmobileが提供しているお試しプランで、他の通信会社のプランを契約する場合、一つの参考にしかなりません。

ただ、UQmobileでWiMAXを契約するなら話は別!

実際に、つながり具合を試した上で利用できるのですから、これは使って観る価値ありです。

ぜひ、つながり具合がいまいちわからないという人は、trywimaxもうまく活用しましょうね。

大阪の地下鉄(地下街)での繋がり具合は?

大阪の地下鉄(地下街)でWiMAXが圏外になってしまうということは、過去にはありましたが、2017年6月に、大阪の地下鉄(大阪メトロ)で利用可能に…

それもUQmobile(UQWiMAX)では、全駅で利用可能と公式に発表されているので、WiMAX全体で考えても利用できるのは間違いありません。

実際に大阪メトロでWiMAXを利用した人もいて、特に問題なく快適にネット通信を楽しめたという話も耳にします。

何故、大阪の地下鉄(地下街)でWiMAXの繋がりが良いの?

東京でも名古屋でも、駅間での繋がりは多少なりとも悪くなると言われているのに、何故大阪ではサクサク繋がるのか?

そんな疑問を抱く人も中にはいます。

これまで大阪の地下鉄(地下街)でWiMAXが繋がらなかった事実を目の当たりにしている大阪の人たちは、余計に不思議に思うのが当然です。

そこで、大阪がどれだけ快適に繋がるのか、レビューを調べてみると、大阪の地下鉄でもサクサク快適に繋がったという意見を聞きました。

なんでも、基本的には直線的で混雑しづらいから、WiMAXの直線的な電波で問題ないとのこと。

確かに名古屋も東京も一部環状線になっている路線がありますし、その差がWiMAXの繋がりに影響しているわけです。

とはいえ、電波の状況が悪ければ、たとえ。大阪の地下鉄(地下街)でも、WiMAXの繋がりに支障は出ます。

これもクチコミ情報ですが、大阪メトロで繋がらなかったというユーザーもいます。

なので、大阪だから絶対大丈夫ということはなく、あくまで状況次第と言えます。

どんなに改善(対応)されたとしても、大阪の地下鉄(地下街)では、密集するほど余計に電波が弱くなり繋がりづらいです。

まず、そのことは誤解しないようにしましょう。

その上で、『au 4G LTEオプション』を緊急的に使うように心がければ、十分対策出来ます。

大阪の地下鉄(地下街)は他のエリアよりもWiMAXの電波がつながりやすい傾向にあるので、最悪LTE・4G回線を使うとしてもごくわずかで済むはず。

そのため、本当に繋がらなくなった時限定で利用すれば、そんなに通信速度制限にかかるリスクに恐れる必要はありませんよ。

もちろん、7GB以上使えば、当然通信速度制限はかかりますので、通信量の使いすぎには要注意!

幸い、Wi-Fiスポットも多数設置されていますし、うまくそれらを活用しながら、地下鉄(地下街)でもWiMAXを使ったネット通信を楽しんでくださいね。

札幌の地下鉄(地下街)での繋がり具合は?

東京・名古屋・大阪とは大きく異なり、広い範囲で地下鉄が運行している印象を受ける札幌。

しかし、意外と札幌の地下鉄は広範囲というわけではありませんでした。

大体、各路線で20kmまでしか距離がなく、各駅の距離が2km無い点や環状線が無い点は、ほぼ大阪と同じです。

しかも、WiMAX2+が、東西線・南北線・東豊線の前駅で対応済なので、大阪地下鉄(大阪メトロ)同様、比較的WiMAXがつながりやすいと言われています。

もちろん、地下である以上、移動中にトンネルに入ってしまったり、駅間の距離が広がってしまった場合、回線が途絶えることはあります。

その点においては、他のエリアと同じく若干の不安な側面は変わりませんが、昔と異なりWiMAXでもかなり快適に繋がるようになっています。

なので、札幌でWiMAXを利用するかどうか検討中の方は、あまり深く考えすぎないことをおすすめします。

変に地下では繋がらないと思い込んで損をしてしまったら、それこそ悲劇ですよね。

あくまで繋がらない時もあるので、その対策だけバッチリ取った(LTE・4G 回線や無料Wi-Fiスポットの利用)上でWiMAXを利用し、ネット通信を楽しみましょう。

結局、地下鉄(地下街)でWiMAXは繋がるの?

以上が、東京・名古屋・大阪・札幌でのWiMAXの設備の対応状況並びに繋がりやすさとなっています。

特に大阪、札幌に関しては、路線がストレートであるため、移動中でもWiMAXの電波がつながりやすい傾向にあり、比較的安心。

一方、東京・名古屋は、環状線がある分、どうしても直線的な電波ではカバーしづらい側面もあり、若干繋がりにくい場合もあります。

ただし、一部区間を除いては、基本的にほぼ前駅対応済みとなっているので、昔ほどWiMAXが繋がらないと不安がる必要はありませんよ。

WiMAXが繋がらないときのための対応

WiMAXは、比較的に通信速度制限もゆるく、月額料金も比較的安いため、非常にお得に使えるモバイル通信プランです。

しかし、安定性の側面で観ると、障害物をかわす事のできる電波を用いて通信が行えるLTE・4Gの方が安定し、一長一短はあります。

なので、基本的な考えとしては、双方のいいとこ取りをすることで、賢くネット通信をあのしむのが一番の得策と言えます。

LTE・4Gを使ってはいけないは嘘!

よく、『せっかくWiMAXに契約し、LTE・4G回線を使うなんて非常識』という話も耳にします。

まぁ、一理あることは事実で、地下街で、繋がらないときは諦めるというのも一つの考え方です。

ただ、決して、LTE・4G回線を利用してはいけないということはありません。

あくまで、LTE・4Gを利用すると、7GBという容量制限がもれなくやってくるというだけの話です。

WiMAXでも、同じように128Mbpsの通信速度制限を受けてしまうため、LTE・4Gは使うなと言われているわけで、しっかり注意して使えば大丈夫。

あくまで非常時の最終的な通信手段という位置づとして、月間7GBを超えないように管理できるなら、非常時には有効に使いましょう。

ちなみに、4G・LTE回線にどれだけ容量を使ったか確認できるアプリもあります。

例えば、『My Data Manager – 通信量節約』というアプリは、契約プランごとに、通信量をチェックし、使いすぎに対して警告してくれるアプリ。

こういったアプリを使えば、簡単に、通信量を管理できるので、しっかり活用していけば、怖がる必要はありませんよ。

無料Wi-Fiスポットも賢く使おう

地下鉄(地下街)では、WiMAXでもネット通信が快適に繋がるように、無料のWi-Fiスポットが駅ごとに設置されています。

地下鉄はもちろんのこと、地下街を散策しても繋がらないのは、あまりに不便ですよね。

それでは、『WiMAXに契約するのをやめよう』と、ユーザーが離れてしまいます。

そのことをUQmobileが恐れ、出来る限り地下鉄(地下街)でも満足に使えるように、無料Wi-Fiスポットを配備してくれているのです。

この無料Wi-Fiスポットを使えば、わざわざLTE・4G回線を使う必要もありませんし、通信量の節約に大いに役立たせることが出来ます。

せっかく利用できるなら、Wi-Fiスポットを利用しないのはもったいないです。

かなりお得にネット通信が楽しめるので、ぜひ活用しましょうね。

地下鉄(地下街)でもWiMAXは非常におすすめ(まとめ)

これまで、WiMAXは、地下に弱く、ましてや移動する地下鉄の中では圏外で繋がらないなんてことも多々ありました。

しかし、それはかつての話で、いくら屋外と比較してまだ多少電波が弱いとしても、すでに、東京・大阪・名古屋・札幌では全ての駅で対応済み。

もう、昔のように全く繋がらないということはありません。

なので、WiMAXは、地下鉄でつながりがよく非常にお得でおすすめです。

ただ状況次第では、繋がりが悪くなることも事実。

その時のために、『au 4G LTEオプション』を使うことは決して悪いことではありません。

ぜひ、LTE・4GとWiMAX・地下鉄の各駅に配備されている無料Wi-Fiスポットをうまく切り替え、ネット通信を楽しんでくださいね。