トリスハイボールや、角瓶、シングルモルト山崎、知多ウイスキーなどなど…
これまで、多くのウイスキーを開発し、多くの人達から受け入れられ続けてきたサントリーウイスキー。
テレビCMの影響も強く、10代の若者でさえ、サントリーウイスキーの銘柄を全く知らないという人は少ないですよね。
現在は、他の事業にも幅広く携わっているサントリーですが、サントリーが掲げるウイスキーは、社を代表する個性豊かなウイスキーばかり…
そこで、本記事では、主なサントリーウイスキーの銘柄や味・香りの特徴、定価・平均販売価格をまとめ、サントリーの歴史もご紹介していきます。
目次
サントリーのウイスキー銘柄のそれぞれの特徴
サントリーウイスキーには、サントリーを代表とする様々な種類・銘柄が多数存在します。
では、早速、サントリーウイスキーの種類・銘柄の特徴・価格をご紹介していきます。
ウイスキー山崎
ウイスキー山崎は、シングルモルトウイスキーの中でも、飲みやすさを重視させた、サントリーの社風を纏う根幹的ウイスキー。
モルトウイスキー独特のスモーキーフレーバーはそのまま残しつつ、それでいて、絶妙なブレンドによって甘く芳醇な香りが楽しめます。
また、大人のお酒を体感させてくれる一方、日本人には敷居が高いとされてきたウイスキー独特のクセを抑え、飲みやすさを徹底的に追求しました。
山崎は、その結集の表れでもあり、サントリーが育むシングルモルトウイスキーのルーツ的存在でもあります。
ぜひ、サントリーのシングルモルトウイスキーの歴史を体感しながら、山崎の魅力をご堪能ください。
販売されている銘柄一覧と価格帯
サントリーウイスキー山崎には、ラインナップから外された(販売終了した)、25年・50年を合わせ5種類の銘柄があります。
では、その銘柄と価格帯を一覧でご紹介します。
・シングルモルトウイスキー山崎
定価:4200円、平均販売価格:約8000円。
・シングルモルトウイスキー山崎12年
定価:9180円、平均販売価格:約18000円。
・シングルモルトウイスキー山崎18年
定価:25,000円、平均販売価格:約72,000円
・シングルモルトウイスキー山崎25年
定価:135,100円、平均販売価格:約746,000円
・シングルモルトウイスキー山崎50年
定価:100万円、平均販売価格:3250万円。
以上が、主なラインナップと価格(定価及び実際の販売価格(ただし容量は全て700ml)です。
やはり、年代物ほど価格は高くなり、また、原酒不足も合わさり、実際の販売価格はかなり高騰しています。
もし、山崎を飲むなら、早めに手に入れるか、工場見学や定価で扱う酒屋さんを利用するなどして、少しでもお得に味わってくださいね。
各銘柄の味や香りの特徴
サントリー山崎には販売終了となった品種を含め5種発売されていますが、どのような味・香りがあるのか、それぞれの特徴をご紹介します。
シングルモルトウイスキー山崎
味:フルーティでマイルド、ノンエイジだけあって若々しくみずみずしくハイボールにおすすめ。
香り:フルーティで甘くほろ苦い香りが楽しめます。
シングルモルトウイスキー山崎12年
味:ドライフルーツやはちみつを彷彿させるような甘い味わい。
香り:甘いバニラの香りと熟した果実の香りが見事に融合!フルーティで奥行きのある香りが漂いながらあとからスッとスモーキーな香りが堪能できます。
シングルモルトウイスキー山崎18年:
味:甘いドライフルーツ・ビターなチョコの香りが際立ち、それでいて、はちみつのような口溶け・甘さ、余韻にスパイシーさを感じさせてくれる味。
香り:ウイスキー独特のアルコールの香りは少なく、フルーティで時にビターチョコを感じさせる甘くほろ苦い香りが立ち込めます。
シングルモルトウイスキー山崎25年
味:ドライフルーツやレーズンが熟した甘いフルーティな味わいだけでなくダークチョコのような渋みも増し、酸いと甘いが混同した深みある味わい。
香り:山崎25年ともなると、樽(ウッディ)な香りがより際立ち、程よい渋み・酸味・甘みが芳醇に重なり合う深みのある香りが楽しめます。
シングルモルトウイスキー山崎50年
味:フルーツを煮詰めたジャムのような甘さ滑らかさ、チョコを食べているかのようなビター感が口の中でいっぱい感じられる濃厚な味わい。
香り:ビターチョコやアーモンドのような渋み、ウッディな香りが強く感じ、森林で癒やしを受けているかのような優しさ・渋さを体感させてくれます。
以上が、山崎の主な銘柄の香り・味の紹介となります。
実際には、一度飲んでいただいた方が、その違いがわかりやすく、より魅力・世界観は広がります。
あくまで、ここでは簡単にご紹介している程度なので、あとは、それぞれ飲み比べしてみて、自身の五感で違いを体感してみてくださいね。
山崎ウイスキー種類別の特徴と価格ウイスキー響
本来、ウイスキーは『大人のお酒』とも呼ばれ、敷居が高く、少し飲みづらい印象強いお酒です。
それを飲みやすくしてくれたウイスキーが『山崎』
そして、この山崎ウイスキー以上に、飲みやすさを追求したブレンデッドウイスキーが、ウイスキー響。
シングルモルト特有のスモーキーフレーバーを、ほのかに感じさせながら、それでいて、グレーン特有の甘さが際立つ飲みやすさが大きな特徴。
水割りで飲むと更に風味・味わいが増加して非常ウイスキーの醍醐味が堪能でき、若者でも大人の味を楽しめるウイスキーです。
販売されている銘柄一覧と価格帯
実に口当たり良く飲みやすいウイスキー響には、5種の銘柄が販売されています。
では、早速、定価及び実際の販売価格を一覧でご紹介していきます。
・サントリーウイスキー響 JAPANESE HARMONY 700ml
定価:5000円、平均販売価格:約8000円
・サントリーウイスキー響12年700ml
定価:6000円、平均販売価格:約37000円(1ショット(グラス1杯):約1200円)
・サントリーウイスキー響17年700ml
定価:12000円、平均販売価格:約35500円(1ショット(グラス1杯):約2500円)。
・サントリーウイスキー響21年700ml
定価:25,000円、平均販売価格:約53600円(1ショット(グラス1杯):約3400円)。
・サントリーウイスキー響30年700ml
定価:125,000円、平均販売価格:約549,800円(1ショット(グラス1杯)約18000円)。
以上が、ウイスキー響の主なラインナップと定価・平均販売価格です。
山崎同様、原酒不足のために、年代物ほど価格が高騰しているので、入手を検討しているなら、速やかに購入することをおすすめします。
各銘柄の味や香りの特徴
ウイスキー響も、銘柄によって個性が違っています。
では、早速ウイスキー響の味・香りの特徴を見ていきましょう。
サントリーウイスキー響 JAPANESE HARMONY
味:はちみつのような甘さ、ビターチョコのような苦味がうまく融合。ジャパニーズウイスキーの醍醐味が満喫できる味です。
香り:ローズ・ライチのようなほのかな香りから、オレンジピールチョコのようなビターな香りへ変化。四季が移ろいゆくような余韻が楽しめます。
サントリーウイスキー響12年
味:柑橘系の酸味を中心としながら、はちみつのようなしっとり甘い味わいも良いんとして感じられ、口当たりが非常によく美味しいです。
香り:オレンジ・柑橘系の酸味がありながら、どこか優しく甘い香りが特徴的。
サントリーウイスキー響17年
味:口溶けはまろやかで、甘さやビターな味わいが複雑に絡み合い、その中で、ほのかに柑橘系の酸味が感じられる実に奥深い味。
香り:響12年のような酸味ではなく、フローラルな花々や、フルーティな果実の香りが広がるような優雅な香りが特徴的。
サントリーウイスキー響21年
味:熟した柿のように少し渋く、また、それでいて甘酸っぱい味わいがハーモニーを奏で口の中で余韻をしっかり楽しませてくれる奥深い味わいです。
香り:若い年代物と比較し、よりウッディな香りが際立ち、その中に甘い香り・酸味をまとった不思議な香りが立ち込めます
サントリーウイスキー響30年
味:ビターな味わい・渋みが残るものの、甘さ・フルーティな味わいは、口の中で想像以上に広がります。さすが30年と感じさせる重厚な味わいは絶品!
香り:森林浴で癒やされているかのような印象を与えてくれる爽やかさと、レーズン・バニラのような甘さ、柑橘系の酸味が奏でる重厚感の高い香りです。
以上、サントリーウイスキー響の味・香りを簡単にまとめました。
響も、他のウイスキー同様、年代物になるほど、味・香り共に重厚感が増していきます。
若干テイストが違う『サントリーウイスキー響 JAPANESE HARMONY』は、和(雅)な印象が伺える程度…
そこの違いこそあっても、飲みやすく安らぎを与えてくれるようなウイスキーであることは違いありません。
非常に飲みやすく、それでいて、実に重厚感のあるウイスキーなので、ぜひ、一杯試してみてください。
響ウイスキー種類別の特徴と価格ウイスキー知多
山崎・響が、年代を重ねるほど重厚感のある大人のウイスキーであるのに対し、ウイスキー知多は、軽やかさ重視のウイスキー。
グレーンウイスキー特有のほのかな香りを感じさせ、それでいて口当たりが実に爽やかでカクテル・ハイボールといろんな飲み方に合います。
もちろん、焼き鳥や和食といった料理にも合いますし、いろんな楽しみ方が満喫できるライト感覚なウイスキーですね。
特にパーティー感覚でワイワイ楽しむには、うってつけのウイスキーなので、ウイスキーが苦手な方でも、ぜひ、一度試してみてください。
販売されている銘柄一覧と価格帯
・サントリーウイスキー知多700ml
定価:3,800円、平均販売価格:3,600円
※ライト感覚で楽しめる知多ウイスキーは、年代物という概念が無いのか、1種類しか銘柄がありません。
非常に価格的にもお求めやすいだけに、ぜひ一度試してみてほしいですね。
各銘柄の味や香りの特徴
知多ウイスキーは実に爽やかで、柔軟性の高いウイスキーです。
では、その味・香りの特徴を簡単にまとめておきます。
味:バニラのような甘い香り、フルーツを彷彿する酸味、なめらかさを感じる口当たりが三位一体となった爽やかで奥深い味わい。
香り:甘さ・酸味が最初に際立つものの、あとからすぐミントの爽やかさがやってきて、実に爽やかな印象を受けるスッキリした香りです。
知多ウイスキーはただ爽やかなウイスキーというだけではありません。
甘さ・酸味がほのかに感じながら、それでいて爽やかでクセのないウイスキー。
だからこそ、世代・性別を超えて、多くの人から愛されているウイスキーなのです。
いろんなアレンジも可能なので、ぜひ、多くの友人たちとワイワイ楽しみたい時に、知多ウイスキーをお試しください。
知多ウイスキー種類別の特徴と価格サントリーローヤル
サントリーの創業者である鳥井信治郎氏が、遺作として作り上げた鳥居を模したボトルが特徴的の最高傑作のウイスキー、サントリーローヤル。
ボトル瓶も含め、『時をまとい、また艶めく』を体現するかのように、サントリー及びウイスキーのルーツ(歴史)が堪能できる高級ウイスキー。
山崎ウイスキーの原酒や白州ウイスキーの原酒をキーモルトとした、最高級のブレンデッドウイスキーにも関わらず、口当たりはすごくなめらか。
価格もお求めやすく、クセのない飲みやすさは、まさに、若者向けのウイスキーです。
大人の味を手軽に楽しみたい人は、ぜひ、一度、サントリーローヤルを試してみてくださいね。
販売されている銘柄一覧と価格帯
サントリーローヤルは、山崎・響と比較して非常に安価で購入できます。
では、サントリーローヤルの各銘柄の定価・販売価格を見ていきましょう。
・サントリーローヤル(初代)700ml
定価:3360円、平均販売価格:約3050円
・サントリーローヤル・スリムボトル660ml
定価:2900円、平均販売価格:約2690円
・サントリーローヤルプレミアム12年720ml
定価:3000円、平均販売価格:約15000円(既に販売終了のため価格高騰)
・サントリーローヤル・ゴールドラベル15年750ml
定価:5400円、平均販売価格:約22000円(既に販売終了のため価格高騰)
以上が、サントリーローヤルの定価・実際の平均販売価格です。
確かに、販売終了している『サントリーローヤルプレミアム12年』や、サントリーローヤル・ゴールドラベル15年』は、価格も高騰しています。
しかし、『シングルモルトウイスキー山崎50年』のように、3250万円も高騰することはありません。
それでいて、歴史を感じさせ、高級感を得られる大人のウイスキーなので、手軽に大人のお酒として味わいたい人はローヤルをおすすめします。
各銘柄の味や香りの特徴
先程ご紹介したとおり、サントリーローヤルといえど、いくつか銘柄が存在します。
では、各銘柄の味・香りを見ていきましょう。
サントリーローヤル(初代)
味:ホイップクリームのような甘さやシェリー樽特有のフルーティな味わいが程よく口の中で広がり、飽きの来ない飲みやすい味。
香り:山崎ウイスキーならではのスパイシーで甘さ漂う香りと、白州ウイスキーならではの爽快感が鼻に突き抜け、重厚で爽やかな香りが楽しめます。
サントリーローヤル・スリムボトル
味:まろやかというより、若々しくトゲがあるという印象も受けますが、ハイボールにして飲むと、一気にまろやかでフルーティな味が広がります。
香り:ボトルを開けた時に感じるアルコールの香りや、白州ウイスキーをブレンドして醸し出される爽やかさが際立ち、若いウイスキーを彷彿する香り
サントリーローヤルプレミアム12年
味:シロップ漬けのプラムのような甘さや、スパイシーな味わいが特徴的。飲みやすさはそのままに、重厚感ある味わいが加わり飽きの来ない味わいです。
香り:サントリーローヤル初代をより色濃くしたような重厚な香り。ミント系のスッキリ爽やかな香りと、スモーキーフレーバーが存分に楽しめます。
サントリーローヤル・ゴールドラベル15年750ml
味:バニラというよりも、少し焦がしたキャラメルのような、程よい甘さの中にほろ苦さが加わる重厚感ある味わい。それでいて口当たりはなめらか。
香り:開封直後は優しい香りが漂いながら、時間経過と共に果実やバニラのような甘さや、ウッディでスパイシーな香りが立ち込めます。
以上が、サントリーローヤルの各銘柄の味・香りの簡単な特徴です。
熟成期間の違いはあるものの、基本的にサントリーローヤルであることに違いは無く、飲みやすい口当たりは実に特徴的です。
その上で、年代が重なるごとに甘さや苦さが深みを増し、それでいてなめらかで香りも存分に楽しめる大人のウイスキーに変化します。
ぜひ、若い世代のローヤルウイスキーはハイボールで、年代物のローヤルウイスキーは水割り・ロックで楽しんでみてくださいね。
ローヤルウイスキー種類別の特徴と価格サントリー角瓶
トリスのように庶民が手に出しやすく、それでいて、山崎・白州ウイスキーを絶妙にブレンドし、奥深いウイスキー本来の味も堪能できるウイスキー。
他のウイスキーのように、独特の個性を持っているというより、庶民に慕われる飲みやすさを追求したウイスキーという側面が強いです。
とはいえ、日本人の味覚に合わせながらも、厚みのあるコクとドライな後口が斬新で、飲みやすく飽きのこない風味・味わいは魅力的。
ハイボールにして飲んでも良し、水割り・ロックでも楽しめる、柔軟性の高い、庶民に慕われるジャパニーズウイスキーの代表格です。
販売されている銘柄一覧と価格帯
サントリー角瓶には、個性豊かな3タイプ(内1種は既に販売終了)の銘柄が存在しています。
では、その3種の角瓶の定価・販売価格を見ていきましょう。
・サントリー角瓶700ml
定価:1590円、平均販売価格:約1359円
・サントリー白角700ml
定価:1590円、平均販売価格:約1520円
・サントリー角瓶・黒(黒角)700ml
定価:約1500円(発売終了のため、表示は最安値)
平均販売価格:約5751円と高騰(販売終了により、原酒が不足しているため)。
以上が、サントリー角瓶の定価・実際の平均販売価格です。
角瓶・黒(黒角)は、多少高騰していますが、他の2種に至っては、価格もそれほど大差なく、それでいて、それぞれの特徴がはっきり出ています。
角瓶・白角・黒角と、それぞれの飲み方が気軽に楽しめるので、ぜひ、この機会に、一度サントリー角瓶を試してみてくださいね。
各銘柄の味や香りの特徴
サントリー角瓶は、他のウイスキー以上に、各銘柄個性がはっきり出ていて、おすすめの飲み方も違います。
では、サントリー角瓶の味・香りの特徴を見ていきましょう。
サントリー角瓶
味:山崎ウイスキーと白州ウイスキーの長所がそれぞれ際立ち、日本人の味覚に合わせながら、甘く厚みのある重厚な味わいは絶品!
香り:ウイスキー独特のスモーキーフレーバーというより、果実酒のようなフルーティな甘さが際立つ香りが特徴的です。
サントリー白角
味:爽やかでクリアな喉越しは、非常にクセもなく飲みやすい味わい。どちらかと言うと酸味が少し強い印象を受けますが、甘さもちゃんと感じられます。
香り:白州蒸溜所で製造された原酒を中心にブレンドしているため、ライム・ミントのような爽やかな香りが特徴的。水割りにして飲むと一層際立ちます。
サントリー角瓶・黒(黒角)
味:角瓶シリーズの中で最もウイスキー本来の味わいに近い『大人の味わい』。飲みやすくもスパイシーで、ほのかな甘さは実に美味しいです。
香り:飲みやすさを重視しているため、他のウイスキーと比較してスモーキーな香りは薄めですが、角瓶・白角より濃い香りが立ち込めます。
以上が、主なサントリー角瓶の味・香りの特徴です。
ざっくり簡単にご紹介しただけでも、これほどまでに個性が違うシリーズは、角瓶シリーズくらい…
当然、おすすめの飲み方も異なり、ハイボールなら角瓶を、水割りなら白角を、そして、ロックなら黒角で味わうのが超オススメ。
まさにいろんな楽しみ方が味わえるので、ぜひ、一度、サントリー角瓶を試してみてくださいね。
サントリー角瓶ウイスキー種類別の特徴と価格サントリーホワイト
トリスウイスキーは、国産初となる模造ウイスキー(現在では基準が異なるため…)であり、サントリーの創業者鳥井信治郎氏のブレンド技術のルーツ。
しかし、そのさらに根幹ともいうべきウイスキーが、1929年に誕生していました。その国産初となる本格ウイスキーがサントリーホワイトです。
サントリーローヤルにも似ているテイストは、非常に日本人に馴染みやすい飲みやすいウイスキーで非常に人気も高いです。
とはいえ、後に登場した角瓶に人気を奪われ、また、トリスハイボールの爆発定期な人気も伴い、あまり姿を見かけなくなりつつありますね。
販売されている銘柄一覧と価格帯
・サントリーホワイト 640ml
定価:1174円、平均販売価格:約1078円
サントリーホワイトは、まさにサントリーの根幹とも言うべきウイスキーであるためか、1種類の銘柄しかありません。
価格も非常に安く、庶民よりのウイスキーと言えますね。
各銘柄の味や香りの特徴
サントリーホワイトは、国産の本格ウイスキー第1号ともいわれる、歴史あるウイスキーです。
では、実際のところ、どんな味・香りの特徴があるのか見ていきましょう。
サントリーホワイト
味:一口含むと柔らかく優しい味わいをしていますが、時間と共に口の中でシャープかつエッジの利いた味わいが広がります。
香り:シェリー樽由来の華やかで甘い香りが印象的、少し軽くスモーキーで若々しい香りという印象が強いですね。
以上が、サントリーホワイトの簡単な味・香りの特徴です。
サントリーローヤルに似ているだけあって、口当たりの良い飲みやすいウイスキーという印象が色濃く伺えます。
その上で、余韻がピリッと感じられる別の楽しみもあるウイスキーなので、ぜひ、一度、その美味しさを体感してみてくださいね。
サントリートリス
サントリートリスは、まさに日本人の味覚に合わせた、安価で庶民の誰もが楽しめるウイスキーです。
元々サントリーが模造ウイスキーを多く購入してしまい、売り物にはならないと、ぶどう酒用の樽に入れて放置したことがきっかけで生れたウイスキー。
色味も琥珀色で、まさにウイスキーそのものと確信した鳥井信治郎氏が、水とブレンドしながら、日本人の味覚に合わせたトリスウイスキーを作りました。
とはいえ、元々は模造品ウイスキーなので、決して高価なものではありません。
お酒が苦手な人も含め、庶民が気軽に楽しめ、カクテル・ハイボールなどのアレンジレシピにも対応できる敷居の低いウイスキーなのです。
販売されている銘柄一覧と価格帯
サントリー・トリスウイスキーには、主に2種銘柄があります。
では、その2種の銘柄の定価・平均販売価格を見ていきましょう
・サントリートリスエクストラ700ml
定価:1080円、平均販売価格:約960円
・サントリートリスエクストラ700ml
定価:900円、平均販売価格:約750円
以上が、トリスウイスキーの各銘柄の定価・平均販売価格です。
サントリーを代表するウイスキーの中でも格別に価格が安く、まさに『庶民のためのウイスキー』と呼ばれる所以がここにあると言えますね。
実にライト感覚で、様々な楽しみ方が味わえるウイスキーなので、ぜひ、気軽にトリスの魅力を体感してみてくださいね。
各銘柄の味や香りの特徴
ライト感覚で楽しめる庶民向けのトリスウイスキーですが、やはり、エクストラ・クラシックとそれぞれの銘柄の違いはあります。
では、各銘柄の味・香りの特徴を見ていきましょう。
サントリートリスエクストラ
味:爽やかながらも、甘くまろやかな口当たりは最高!ハイボールとの相性も抜群で、クセもなく非常に飲みやすいです。
香り:甘さ・爽やかさとともに、ほのかに感じるウッディな香りが、少し渋みを感じさせながらも嫌気無く非常に癖になります。
サントリートリスクラシック
味:フルーティな味わいやウッディな渋み・ほろ苦さが、トリスエクストラと比較して、若干濃く、飲みやすいながらもウイスキー本来の魅力も堪能。
香り:トリスエクストラに対して、比較的ウイスキーの特徴が感じられる香りです。
以上が、サントリートリスの各銘柄の味・香りの特徴です。
いずれも庶民のウイスキーであることに変わりはありません。
とはいえ、エクストラでは、ウイスキー本来の味わい・香りが気薄で、ウイスキー通には、若干物足りなさを感じます。
そんな人には、味・香りが若干濃くなっているクラシックがおすすめです。
サントリートリスは非常にウイスキーが身近なものとして楽しめるウイスキーなので、ぜひ、一度、その世界観を味わってみてくださいね。
トリスウイスキー種類別の特徴と価格サントリーレッド
まだ鳥井信治郎氏と竹鶴政孝氏が共同でウイスキー開発に携わっていた頃に、サントリーホワイト(白札)の失敗を経て作り上げた『サントリー赤札』。
サントリー赤札は、後にサントリーレッドとして改名され、販売されていますが、元々は、サントリーホワイトの改良版という立ち位置のウイスキー。
スモーキーフレーバーが当時の日本人には馴染めず、サントリーホワイトが大失敗に終わると、すぐさま改良して、サントリーレッドとして販売…
甘く口当たりがよく、飲みやすいウイスキーに改良され、サントリーレッドとして定着しています。
カラメルのような甘さも特徴的なので、気になる方は、一度味わってみてくださいね。
販売されている銘柄一覧と価格帯
・サントリーレッド640ml
定価:884円 平均販売価格:約800円
サントリーレッドとして発売されている銘柄は1種類のみ!
価格も1000円を下回る価格で購入できるので、まさにトリスなみに庶民向けのウイスキーとも言えますね。
どうしてもサントリーウイスキーというと、山崎や響・知多といった高級なウイスキーに目が行き過ぎですが、レッドも結構魅力的…
格安で楽しめますし、一度、試してみると良いですよ。
各銘柄の味や香りの特徴
サントリーレッドは、サントリーホワイトの弟分的ウイスキーですが、銘柄は1種類のみ。
では、その味・香りの特徴を簡単にご紹介します。
サントリーレッド
味:カラメルのような甘さが際立つ味わいで、口当たりもまろやか。
香り:オレンジピールや桃のようなフルーツの香りが特徴的で、水割・ハイボールにすると一層際立ちます。また、遅れてビターな香りもやってきます。
以上が、サントリーレッドの味・香りの特徴です。
サントリーレッドは、とにかく飲みやすさを追求したウイスキーの一つで、サントリーウイスキーの特徴である、フルーティで甘い印象が強いウイスキー。
そのため、好き嫌いが結構別れがちですが、ウイスキー独特のスモーキーフレーバーが苦手な人には、飲みやすくて好感が持てます。
ウイスキーにも口当たり良く甘い味わい・香りを求める人は、一度、サントリーレッドを試してみてくださいね。
サントリーウイスキーで人気がある種類はどれ?
実に様々な個性を持つ、サントリーウイスキーの銘柄たち…
当然、人気の高い銘柄もあれば、人気の低い銘柄もあります。
中でも人気上位の銘柄といえば、山崎・知多のノンエイジあたりになりますね。
山崎50年といったような年代物に憧れを持つ、コアなウイスキーファンがいることも一つの事実です。
しかし、大半の人は、まず山崎50年に出会うことはありません。
経った700mlの容量のウイスキーに3250万円も出せるほどの富豪は、日本全国どころか、世界中探しても、まず、数えるほどしかいません。
なので、大抵の人は、無理なくウイスキーが楽しめて、その深さも堪能できる銘柄を好んで飲んでいます。
そういう点では、シングルモルトウイスキー山崎やグレーンながらもスッキリした飲み心地が特徴の知多ウイスキーは実にうってつけ!
シングルモルト特有のスモーキーフレーバーを堪能しつつ、それでいて程よく飲みやすく奥深さを体感させてくれる…
その部分では、山崎ウイスキーなら、たとえノンエイジでも十分欲求を満たしてくれます。
また、スッキリした味わいをウイスキーで味わいたいという人には、知多ウイスキーが非常におすすめ。
この2種は、特に個性のはっきりしたウイスキーなので、その分、コアなウイスキーファンが好むようになり人気が上がっているわけです。
ちなみに、トリスウイスキー、サントリーローヤル、角瓶といった、どちらかと言うと庶民向けのウイスキーでは、物足りないという意見も…
特にトリスウイスキーに至っては、まさに庶民ウケを狙った安価で気軽に楽しめるウイスキーとして販売されています。
もちろん、ハイボール人気急騰に伴い、爆発的な支持を受けるようにはなりましたが、その分、ウイスキーファンから『物足りない』と不満も続出…
まさに、変な言い方をすると、八方美人的なウイスキーであるため、どうしても一部のコアなファンから敬遠されてしまうのです。
トリスも角瓶も、決して人気がないわけではありません。
価格.comの調査によるウイスキー人気売れ筋ランキングによると、185品中、白角21位、角瓶が31位、トリスクラシックが67位に入っています。
日本人(しかも一般大衆)の味覚に寄り添うウイスキーとして、これらのウイスキーも人気は高いです。
しかし、ウイスキー人気の傾向を見ていくと、人気上位にくるのは、無理なく本物志向の味・香りが楽しめるウイスキーに限られます。
やはり、誰でも味わえるウイスキーということではなく本物志向のウイスキーに、ステータスを感じ、多くの人たちが求めていくのです。
先程もお話したとおり、シングルモルトウイスキー山崎や、サントリーウイスキー知多は、かなり個性がはっきりしているウイスキーです。
当然、好みが合わないというケースも出てくるでしょうし、いきなり試して、苦手意識を持っては本末転倒…
徐々に自立し仕事で出世するようになり、ステータスが上がっていくのと同じように、ウイスキーにおいても、徐々にステータスを上げていってください。
まずは、価格も安価で気軽に楽しめる、トリス・角瓶あたりから試してみて、徐々にウイスキーの経験を高め、山崎・知多を試してみてください。
おすすめは、以下の流れです。
- トリス、角瓶
- サントリーローヤル、ホワイト、レッド
- 山崎、響、知多
以上の①~③の順に、試してみるのがおすすめ。
これなら無理なくウイスキーを楽しめますし、最終的に、人気の高いウイスキーを楽しむことも出来ます。
サントリーで人気が高いのは、先程もお話したとおり、山崎・知多の2銘柄に違いありません。
ぜひ、その2銘柄を楽しめるように、順に体を慣らしていき、本当の意味で、ウイスキーの楽しさや醍醐味を満喫していってくださいね。
サントリーウイスキーの中で1番高額な銘柄は?
サントリーウイスキーは、実に個性豊かなウイスキーが多数ラインナップされていますが、中でも一番高額な銘柄は、やはり山崎ウイスキーですね。
これは、『響』にも言えることですが、とにかく原酒が不足していることが一番大きく影響しています。
では、何故、原酒不足が起こっているのかというと、やはり、テレビでの影響が大きく、第2次ウイスキーブームが到来したことが大きな要因。
- 吉高由里子さん主演のトリスハイボールテレビCM
- 朝ドラ『マッサン』
この二つは、劇的にウイスキー人気を高めたテレビ番組・CMです。
トリスハイボールのCMは、あくまでトリス人気を高めたきっかけに過ぎませんが、トリスを入り口としてウイスキー全体に興味を持つ人が増えています。
また、朝ドラ『マッサン』は、ジャパニーズウイスキーの生みの親である鳥井信治郎氏と竹鶴政孝氏をモデル描かれているドラマ。
スコットランドのウイスキー(スコッチウイスキー)に習って、日本国産のウイスキー作りに励んだ二人…
しかし、スコッチウイスキー特有のスモーキーフレーバーが、日本国内で不評を受け、そのことで鳥居氏と竹鶴氏拝見を対立…
飲みやすさを追求した鳥居氏に対して、竹鶴氏はスモーキーフレーバーへこだわりを見せ、二人は別々の道を進んでいくわけです。
ドラマの話はそのへんにしておきますが、このマッサンによって、確実にウイスキーに興味を持つ人が激増しました。
それもそのはずです。
ジャパニーズウイスキーを一つのテーマとし、その歴史・物語が、半年に渡り描かれてきたわけですから、興味を持つ人が増えるのは当然の話…
そして、その人気急騰に原酒が追いつかず、どんどん不足していき、サントリー角瓶・黒角や、山崎50年など、発売中止になる銘柄も続出…
その結果、需要と供給のバランスが一気に崩れてしまい、一部の通販サイトやオークションでしか手に入れられなくなる銘柄が出てしまいました。
その中でもシングルモルトウイスキー山崎50年は、オークションで、約3250万円物高値で売買されています。
もちろんその価値があるからこそ、高額取引されているわけですが、たった700mlでこの価格ですから、ただ驚くばかり…
そういった背景も含めて、ウイスキーは『大人のお酒』と呼ばれているわけです。
正直、山崎50年や響30年(700mlの平均販売価格、約549,800円)は、万が一にも飲む機会に遭遇できたら奇跡と言わざるを得ません。
それくらい高級なウイスキーなので、無理して味わなくても、まずは、トリスや角瓶などの、気軽に楽しめるウイスキーから試してみてください。
その上で、少しずつグレードアップし、無理のない範囲でウイスキーを楽しんでくださいね。
サントリーウイスキーの歴史
最後にウイスキー文化を広める貢献をもたらした、酒造メーカー『サントリー』の歴史を振り返ってみましょう。
サントリーは、ジャパニーズウイスキーの生みの親の一人である、鳥井信治郎氏が創業した鳥井商店がルーツ。
1899年、ぶどう酒『赤玉ポートワイン』を取り扱う酒造販売会社として、鳥井商店を創業し、ワイン販売で成功します。
しかし、鳥居氏自身、赤玉ポートワインだけでは満足できず、ウイスキー事業に着手し始めました。
しかし、ウイスキーがどういうお酒なのか分からず、技術士もいません。
そこで、戦後間もない頃で不況の煽りを受け、ウイスキー事業に着手できずにいた、竹鶴政孝氏を雇い入れたのです。
鳥井信治郎氏の名言でもある『ウイスキー作り、うちでやってみなはれ』も、この頃誕生ししています。
鳥居氏自身、やらずに後悔するより、やって失敗しながら成功を掴むタイプ。
まさにエジソンの『天才は1%のひらめきと99%の失敗からなる』を体現していたのです。
そして、1929年に鳥井商店の近くに山崎蒸溜所を設立し、国産初のウイスキーとして、サントリーホワイト(白札)が誕生。
しかし、当初、日本人の舌に合わず批判が続出…
「なんやこれ、煙臭いわあ」
「焦げとるんかいな、これ」
「薬臭くて飲めたもんじゃねえなあ」
このような批判と共に、白札の返品が続出…
そのため、『日本人の舌に、スコッチウイスキーはまだ馴染んでいない』と考え、鳥井信治郎氏は、方針を転換します。
竹鶴氏が掲げた本物のスコッチウイスキー再現から、日本人の舌に合う飲みやすいウイスキーにシフトを切り替え開発し始めます。
そこで発売されたのが、甘い口どけが特徴的な赤札(後のサントリーレッド)でしたが、これまた売れません。
さらに、飲みやすさを追求した鳥井信治郎氏と、本物志向を追求した竹鶴政孝氏が対立。
契約期間が切れたタイミングで、竹鶴氏はサントリーを退社し別々の人生を歩むことに…
一方、鳥居氏は、竹鶴政孝氏を失い、一からウイスキーづくりをやり直し…
試行錯誤を重ね、なんとかサントリーウヰスキー12年(現在のサントリー角瓶)を作り上げようやくヒット。
その勢いに乗り、新たなウイスキーづくりに着手するため、海外から模造酒を買いあさりますが、いずれも粗悪品…
仕方なくぶどう酒樽に入れて放置していました。
すると、黄金色に輝くウイスキーが現われ、それが確実にウイスキーであると確信。
水とうまく配合しながら、アルコール度数を調整し、日本人の味覚に合う模造ウイスキーとして、トリスウイスキーが誕生しました。
サントリーウヰスキー12年(角瓶)、トリスウイスキーの売上が好調を維持する中、鳥居氏は、一切手を緩めず、次のウイスキーを開発します。
そのウイスキーが、鳥居氏は、これまでの経験やスキルを結集させた『サントリーローヤル』。
鳥井商店(既にこの頃には寿商店に改名済み)は、この3つの銘柄を引っさげ業績を上げていくのです。
そして、1963年、社名をサントリーに改名。
サントリーの社名の由来は、二つ説があります。
一つは、鳥井商店が取り扱っていた赤玉ポートワインの『赤玉』を太陽に見立て、英語のSUN(サン)に鳥居をかけ合わせサントリーにした説。
この説が流れている背景には、ウイスキーを販売していくとしても、原点(赤玉ポートワイン)は忘れてはいけないと考えられたという話があります。
まさに『初心忘れるべからず』というやつですね。
もう一つは、単純に『鳥居さん』をひっくり返して『さん鳥居(サントリー)』としたという説です。
また、鳥居氏には三人の男の子がいたことから、三鳥居としたなんて説も囁かれています。
既に、鳥井信治郎氏は亡くなられているので、はっきりした答えはわかりませんが、その社名に、しっかりした意味が託されていることは分かりますね。
さて、話をもとに戻しますが、1962年、肺炎でこの世を去った(享年83歳)鳥井信治郎氏に変わり、次男・佐治敬三氏が会社を継ぎます。
ちなみに、名字が異なっているのは、佐治敬三氏が、母方の縁者と養子縁組しているためであくまで形だけのもの…
実際には実父母のもとで過ごしていましたし、サントリーに社名が変わって初の社長として会社を経営しています。
その後、サントリーと決別した竹鶴政孝氏が、北海道余市で立ち上げた、ウイスキー事業もヒット…
竹鶴氏が掲げるニッカウヰスキーとともに、2大ウイスキー企業として、サントリーはますます成長していくのです。
サントリーも山崎だけでなく、白州蒸溜所・知多蒸溜所を構え、さらに事業を拡大。
1989年には響17年、1994年には白州12年、2015年には知多ウイスキーを開発し、ウイスキーメーカーとしてその名を馳せていきます。
しかし、『ウイスキーは大人のお酒』という印象がまだ強かったのか、1980年代を境に、ウイスキーブームは停滞します。
そんな中、2010年、吉高由里子さん主演のトリスハイボールCMで、ハイボールブームに再点灯し、社会現象へ…
さらに、2014年後期に放送されたNHK朝ドラ『マッサン』で、鳥井信治郎氏や竹鶴政孝氏がモデルとして取り上げられ、大ブーム到来。
テレビCMに加え、朝ドラが火付け役となり、第2次ウイスキーブームが到来したのです。
しかし、急激にブームがやって来たために、ウイスキー業界にとって、マイナスとなる事態が訪れます。
それは、原酒不足によるウイスキー製造ができなくなったということ…
もちろん、一部のウイスキーに限った話ではあるのですが、結局原酒不足のために、サントリー山崎50年や、角瓶・黒などを製造中止に…
今でこそ、ウイスキーブームは落ち着きを見せていますが、今年3月には白角も製造中止が発表され、原酒不足による価格高騰も歯止めが効きません。
今後、サントリーだけに限らず、国内ウイスキー業界全体で、需要と供給のバランスを真剣に考えることが、大きな課題と言えますね。
以上が、サントリーウイスキーの主な歴史です。
本記事では、簡単にまとめていますが、サントリーの歴史は、まさにジャパニーズウイスキーの歴史でもあるといっても過言でないほど濃密です。
サントリーの初代マスターブレだーである、鳥井信治郎氏がいなければ、ジャパニーズウイスキーは誕生していませんでした。
また、竹鶴政孝氏との出会いもなければ、ここまで大きなウイスキー事業は誕生していなかったはずです。
サントリーウイスキーは、失敗を恐れずに、試行錯誤を繰り返してきた技術者たちの血と汗と涙が結集しています。
ぜひ、ウイスキーの歴史を感じながら、サントリーウイスキーの醍醐味を体感してみてくださいね。