壱岐焼酎という種類を聞いたことはありますか?焼酎好きの人は知っているかもしれませんね。
壱岐焼酎は簡単に言うと、焼酎のブランドのこと。
壱岐焼酎にはどのようなものがあるのでしょうか?おすすめの壱岐焼酎をご紹介します。
目次
壱岐焼酎のランキング上位のおすすめ銘柄
現在壱岐焼酎を作る蔵元(酒造メーカー)は7つあり、様々な銘柄が販売されています。
- 天の川酒造(人気な銘柄:天の川)
- 山の守酒造(人気な銘柄:山の守)
- 玄海酒造(人気な銘柄:壱岐スーパーゴールド)
- 重家酒造(人気な銘柄:ちんぐ)
- 猿川伊豆酒造(人気な銘柄:猿川)
- 壱岐の華(人気な銘柄:壱岐の華)
- 壱岐の蔵酒造(人気な銘柄:壱岐の島)
各酒造メーカーの中で人気がある壱岐焼酎は何か早速見ていきましょう。
ちんぐ
壱岐焼酎で一番知られているのがちんぐではないかと言われています。マンガの「美味しんぼ」に掲載されたことで有名です。
重家酒造によって作られているちんぐには韓国語で「親友」という意味があり、「日韓の架け橋になるように」という願いが込められて生まれたのです。
しっかりとした麦の香りがしますが米の柔らかい甘みを感じることができます。
ちんぐはかめ壺仕込みで作られた長期熟成のものと、減圧蒸留して原酒をブレンドして作られています。
壱岐スーパーゴールド
壱岐スーパーゴールドは、100年以上続く歴史のある玄海酒造で作られています。玄海酒造の代表銘柄である、「壱岐」をウイスキーを作る時に使われるホワイトオーク樽で、5年熟成させた麦焼酎なのです。
長期熟成されているので、高級感のある琥珀色をしていて、ほのかに甘い香りと奥深い味わいが特徴です。
こだわりを持って作られているので、通常の麦焼酎にはない個性のある味わいで、贅沢に仕上がっているのです。焼酎好きの人からも、とても高い評価を受けています。
大祖
大祖は壱岐焼酎の元祖と言われていて、麦焼酎の本質を知ることができるパイオニア的存在なのです。
大祖が作られている壱岐の蔵酒造は、昔から壱岐にあった6つの焼酎蔵が集まって結成されています。昔ながらの伝統技法を守りながらも、新しい技術開発をしています。
麦の香ばしさと米麹の柔らかい甘さを持ち合わせた深い味わいなのです。
壱岐焼酎の売れ筋のおすすめ銘柄
壱岐焼酎は美味しく飲める麦焼酎のブランド。どの銘柄が売れ筋なのでしょうか?
参考:「麦焼酎のおすすめ銘柄」
壱岐っ娘
壱岐っ娘は、壱岐で一番早く減圧蒸留の方法を取り入れ、雑味が少なく、すっきりとした飲みやすい焼酎になっています。
1年以上タンクで寝かせているので、麦の風味と米麹の旨みを感じられます。上品でフルーティーな香りがするマイルドな壱岐焼酎です。
女性の絵が描かれている、目を引くラベルの壱岐っ娘。価格もリーズナブルなのが嬉しいところです。
天の川
天の川は、天の川酒造の代表銘柄です。常圧蒸留と貯蔵にこだわりをもって、江戸時代からの伝統の製法を続けている蔵元です。
天の川は2年長期熟成されており、ふんわりと米の甘い香りがして、麦の香ばしい甘みもしっかりと感じられます。すっきりとしたのどごしもあり麦焼酎好きの人に高評価なのです。
天の川をさらに樫樽で熟成させた、「天の川 金印」や15年熟成した「天の川 15年古酒」などもあります。
壱岐の華
壱岐の華は、壱岐の華酒造のこだわりがつまった壱岐焼酎です。常圧蒸留と熟成にこだわり、深みやまろやかさを出していると言います。仕込みの水も、天然の地下水を使用しており、味わいに欠かせないものとなっています。
米麹の甘みと大麦の香ばしい香りがあり、絶品です。モンドセレクションで金賞を受賞するという評価もある美味しい壱岐焼酎です。アルコール度数(20・25・35・40)と種類があります。
壱岐焼酎の有名のおすすめ銘柄
壱岐焼酎の中で、有名な銘柄には何があるのでしょうか?
山乃守
山乃守は、明治32年創業の壱岐で一番古い手作り酒蔵である山の守酒造で作られています。最大の特徴は「かめによる仕込み」ということ。常圧蒸留した後に半年以上、少なくても2年は熟成されます。
山乃守は手間ひまかけて作られていて、伝統を守り、磨き育てているのです。
奥深い麦の味わいがありますが、米麹の天然の甘みも感じられ、さらっとしたまろやかな飲み口がとても美味しい壱岐焼酎です。多くの麦焼酎好きに愛されていると言います。
猿川
猿川は猿川伊豆酒造で作られている代表銘柄です。「サルコー」と呼ぶようです。伝統的な麹室(むろ)カメ仕込みという醸造法を守り、丹精こめて作られています。
ほんのりと麦の香りがして、すっきりとした口当たりです。米麹の甘みと麦の香りが広がりますが、しっかりとした味わいなのです。
壱岐
壱岐は玄海酒造の代表銘柄です。減圧蒸留をして貯蔵熟成させて作られています。
品質にこだわってじっくりと丁寧に作られているのです。
麦の香ばしさと米麹の甘みを両方楽しむことができ、まろやかな味わいです。人気の「壱岐スーパーゴールド」の原酒となっており、壱岐焼酎の中でも実力を誇っています。
壱岐焼酎とは
壱岐焼酎は「麦焼酎」ということは知っている人もいるかもしれませんが、何か規定があるのでしょうか?壱岐焼酎についてご紹介します。
特徴
壱岐焼酎とは、WHO(世界貿易機関)によって産地指定され、世界的に認められたという麦焼酎のブランドのことです。
ウイスキーはスコッチ、ワインはボルドーというような地理的表示があるのと同じことです。
壱岐焼酎と名乗るためには、原料は米麹と大麦を1:2の割合で使用した製法であること、壱峻島の水で仕込み、全ての工程を壱峻島内で行っていることが条件になります。同じ麦焼酎であっても、壱岐島以外で作られたものでは、壱岐焼酎と呼ぶことはできません。壱峻島は長崎県の玄界灘に浮かぶ小さな島です。
参考:「焼酎の地域別種類」
歴史
壱峻島では昔から稲作が盛んで、清酒文化があった島でした。しかし、江戸時代の末期頃から、米は年貢として納めなければならなかったので、大麦を食用とし、その余った大麦を原料にして焼酎を作るようになったのです。
壱峻島は麦焼酎発祥の地と言われており、500年もの歴史があるというのです。現在は7つの蔵元があり、原材料の配合は厳密に守りながら、それぞれの特徴を生かした壱岐焼酎作りが行われています。
壱岐焼酎の美味しい飲み方とは
壱岐焼酎はどのような飲み方をするのが美味しいのでしょうか?地元で飲まれている飲み方を参考に、見てみましょう。
ストレート
壱岐焼酎の麦の香りや風味をそのまま味わうには、ストレートが一番おすすめでしょう。
壱岐の人達もちびちびと、するめや刺身などと一緒に飲むのが一般的なのです。壱岐牛や地鶏を使った郷土料理である「ひさとおし」など、島の料理と一緒に楽しむのです。
お湯割り
麦の香りがふんわりと引き立って、マイルドになるのがお湯割りです。お湯を先に入れてから焼酎を注ぐとうまく混ざって美味しく飲めます。
焼酎の温度は40~45度が美味しいお言われます。濃さは人によって好みがあるので、いろいろな割合を試してみると良いでしょう。
水割り
水割りにすると、アルコール度数の高い焼酎もさっぱりと飲むことができるようになります。
コップに焼酎を入れてから、水を入れて混ぜましょう。夏には冷たい焼酎は身体にしみわたるでしょう。
せっかくなので、水も美味しい軟水を選んで割るようにするとさらに美味しく飲めます。濃さも自分の好みで作ると良いでしょう。
参考:「焼酎の美味しい飲み方」
壱岐焼酎を楽しもう
壱岐焼酎は長崎県壱岐島で作られている麦焼酎です。壱峻島は麦焼酎発祥の地と言われているのです。米麹と大麦の原料の割合まで決められており、500年もの歴史のある伝統ある焼酎なのです。
壱岐焼酎の特徴は米麹と麦の甘みや風味が味わえるということ。すっきりとした中にも優しい味わいがあります。
銘柄によっても違いますが、それぞれを比べてみても良いですね。現在は7つの蔵元があり、それぞれに受け継がれている技があるのです。麦焼酎好きも、初めての人も、一度は壱岐焼酎を試してみてはいかがでしょうか。
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