ふくらはぎが夕方になるとパンパンになる、痛いと感じる人も多いのではないでしょうか?ふくらはぎがパンパンになっていると、足が太く見えてしまいますよね。靴もきつく感じてしまうかもしれません。
また、痛みやだるさ、冷たさを感じて、歩きにくかったり、寝苦しかったりと苦痛に感じることもあるでしょう。そんな悩みを解決する方法に「マッサージ」があります。でも、マッサージは正しく行わなければ逆効果になってしまうこともあるのです。ふくらはぎの効果的なやり方をご紹介します。
目次
ふくらはぎマッサージの効果的なやり方
ふくらはぎがむくみや疲労によってパンパンになってしまった時には、効果的に足をすっきりさせたいですよね。そんな時にはふくらはぎマッサージはおすすめです。しかし、マッサージはやり方によっては、効果が分からないこともあります。正しいやり方をご紹介します。
簡単ふくらはぎマッサージ
- ひざの裏のリンパ節を両手4本の指を使ってゆっくりとほぐします。押して離すという動きを3~6回くらい繰り返します。むくみが激しい人は、痛みがありますが、無理をしないようにしましょう。
- ふくらはぎの裏側全体を両手の平でつかんで、交互に足首からひざの裏までさすり上げます。すねの方も同じように手の平を使ってさすり上げます。各3~6回くらい繰り返します。
- ふくらはぎの裏の中心部分を、両手の4本の指でつかむようにして、押して離すの動きを下から上に向かって少しずつ行います。足首からひざの裏までゆっくりと行います。3~6回くらい繰り返します。
- 足首のアキレス腱の辺りを、親指とその他の4本の指でつかみ、にぎるようにしてほぐします。3~6回くらい繰り返します。
- ふくらはぎの裏側の部分を、にぎるように親指とその他の本の指でほぐします。すねの方も同じように行います。
- 人差し指と親指の間を使って、足首からふくらはぎまではさむようにさすり上げます。すねの方も同じように行います。各3~6回くらい繰り返します。
- 1~6を反対の足も同じように行います。
簡単にできるマッサージですが、リンパの流れが良くなり、足がぽかぽかとしてきます。すっきりと軽くなる感じもしますよ。
ふくらはぎがほっそりするマッサージ
- くるぶしの下を親指と人差し指を使ってつまみます。そのまま、アキレス腱にそって上にスライドするようにしてほぐします。5回くらい繰り返します。
- 両手でふくらはぎを包むように持ちます。足首からひざまでぞうきん絞りをするように、スライドさせてもみほぐします。これを5回くらい繰り返します。肌表面をさするというよりも、脂肪や筋肉を動かすようにしっかりとほぐします。
- 両手をグーの形にします。足の甲を足指の付け根から足首までこすります。5回くらい繰り返します。
- 手はグーのまま足首からひざまで一気にしごき上げます。何線かに分けて5回くらい繰り返します。
- 1~4を反対の足でも同じように行います。
むくみや疲れが多い時、脂肪が硬くなっている時にしっかりとほぐすことができるマッサージです。力を入れ過ぎず、痛いと思う手前くらいの力加減で行いましょう。足がほっそりと見えてきます。
ふくらはぎマッサージをする時の準備
ふくらはぎのマッサージをする時には、少し準備をしておくとより効果的になりますよ。
入浴をする
ふくらはぎのマッサージを行う時には、身体が温まり、血行促進されている入浴後に行うのがおすすめです。相乗効果で効果を感じやすくなります。また、温めることで肌や筋肉が緩むので、マッサージがしやすくなります。
時間がない場合には、足先を温めるだけでも良いですよ。大きめの洗面器やたらいなどで足浴をしてみて下さい。
水分補給をする
むくみをとって、老廃物を流すデトックス効果を高めるためには、リンパや血液の流れを良くすることが必要です。その時に水分が足りていないと、うまく流れません。マッサージをする前後にはコップ1杯くらいのお水を飲むようにしましょう。
オイルやクリームを使う
服の上からツボ押しをしたり、にぎったりするようなマッサージを行うこともできますが、リンパや血液の流れをよくするためには、手の平を滑らせるようにマッサージを行うのがおすすめです。
肌に負担がかからないように、オイルやクリームを使うのです。引き締めや脂肪燃焼効果のあるようなクリームもあります。また、サイプレスやジュニパーなどのように、デトックス効果を高めてくれるようなアロマオイルをブレンドしても良いでしょう。
自分の好みの香りや使い心地のオイルやクリームを使用することで、リラックスすることもできます。また、肌の保湿にもなるので一緒に美肌を目指すことができます。
ふくらはぎマッサージの注意点
マッサージをする時には、注意しておくこともあります。効果を感じるためには、間違った方法を行わないように注意することが必要です。
力を入れ過ぎない
ついついやってしまいがちなのが、力を入れてしまうこと。しっかり流そうと思って一生懸命になりすぎると、力を込めてしまう傾向にあります。また「痛いくらいでやった方が効果が上がるかもしれない」と思ってしまう人も多いのです。
しかし、力を入れ過ぎてしまうと、炎症やアザの原因となってしまいます。それは、逆に身体への負担となってしまいます。少し圧をかけるくらいでも、しっかりと効果はあります。力を入れ過ぎないようにしましょう。指先だけを使おうとすると、圧力が強くなってしまいます。手の平全体で圧をかけるようにしましょう。
体調が悪い時には行わない
基本的にはふくらはぎのマッサージは毎日行うのが良いのですが、体調が悪い時には行わないようにして下さい。次のような時には気を付けましょう。
マッサージNGの場合
- 発熱している。
- ケガをしている。
- 吐き気、腹痛、頭痛がある。
- 心臓や循環器系の病気がある。
- 通院をしている。
- ひどく疲れている。
体調によっては、元気だと思っていてもマッサージ中に気分が悪くなることもあります。そういった時にも無理をせずにすぐに止めるようにしましょう。また、妊娠中はむくみやすいので、マッサージは効果的ですが自分で判断せずに担当のドクターと相談するようにしましょう。
ふくらはぎマッサージによる効果
ふくらはぎマッサージのやり方をご紹介しましたが、ふくらはぎマッサージの効果は次のようになります。
むくみ解消
ふくらはぎは「第2の心臓」とも言われています。通常は心臓のポンプ機能によって血液は全身に行き渡っています。しかし、下に溜まってしまった血液やリンパは重力に逆らってなかなか上へと戻ることができなくなります。
そこで、ふくらはぎの筋肉がポンプの役目をして上へと押し上げてくれるのです。ふくらはぎの筋肉が働いていなければ、足に水分や老廃物が溜まって、むくみとなってしまうのです。
そこで、マッサージで流れを下から上へと流してあげれば、血液やリンパが流れやすくなり、むくみも解消しやすくなります。
痩せる
足がパンパンになるほどむくむようになっているというのは、血液やリンパの流れが悪くなり、基礎代謝が悪くなってしまっています。マッサージをして、流れを良くすることで代謝アップとなり、脂肪燃焼もしやすくなり痩せやすくなるのです。ダイエットしたい時にふくらはぎマッサージを取り入れるのはおすすめです。
むくみは放っておくと、脂肪が大きく塊りとなるセルライトになりやすくなります。セルライトは一度できてしまうと、なかなか燃焼しにくいので、足がどんどん太くなってしまいます。マッサージをすることで、セルライトがほぐれやすくなりますし、セルライトの予防にもなるので美脚を目指せます。
冷え性改善
足先が冷たいのは、血行不良によるものです。足先の毛細血管まで血液が行き渡っていない状態です。マッサージをして、血行促進になれば足先までぽかぽかと温かくなっていくのです。また、全身の血液循環も改善されるので代謝も上がり、冷えにくい身体になれます。身体の免疫力も上がるので健康的な身体を目指せます。
リラックス
ふくらはぎのマッサージをすると、足がすっきりと軽くなった感じになり、気分も軽くなるので、リラックスすることができます。ゆったりとした気持ちで行えば、副交感神経も優位に働き、より効果的です。
ふくらはぎマッサージで足をスッキリ細くできる
ふくらはぎは、いらない水分や老廃物が溜まりやすく、むくみやだるさを感じやすくなります。パンパンになり太っても見えてしまいます。そこで、ふくらはぎマッサージは自分でもできる効果的な対処法になります。
ただ、正しく行わなければ逆効果になってしまうこともあります。自己流にならないように行いましょう。第2の心臓と言われているふくらはぎをマッサージすることで、むくみや冷えの改善につながりますよ。代謝が良くなることで、ダイエットにも効果的なのは嬉しいですよね。
自分が続けられるやり方で、リラックスしながら行ってみて下さい。足がすっきりと細くなる感じ、軽くなる感じが実感できるようになりますよ。