塩専売制度が1997年に廃止されて、塩の市場が自由化されてからさまざまな塩が売り出されるようになりました。
ミネラルたっぷりの天然塩や岩塩も最近ではよく見かけるようになりました。
塩を変えると料理の味も違ってくるという話もあり、何種類もの塩を使い分ける人もいます。
そんないくつもの種類が出てきている塩ですが、「焼き塩」って知っていますか?
この焼き塩には減塩以外にも健康に効果があるようで、毎朝水に少量入れて飲むと言う人もいるそうです。
最近では、はじめから焼き塩として売られているおすすめ商品もあれば、自分で焼き塩を作る方法もあります。
今回は、おすすめの焼き塩や自分でもできる簡単な焼き塩の作り方をご紹介していきます。
目次
焼き塩のおすすめ
焼き塩ではなく普通の天然塩や粗塩はどうしても、ミネラルや水分を含んでいるのでベタっとしています。
それに比べ焼き塩は余分な水分が飛ばされてサラサラしているので、料理に使う場合でもパラパラと均一に味付けすることができます。
ここではおすすめの焼き塩を口コミを交えながら見ていきましょう。
高原の竹塩9回焼き
天日塩を竹の中に入れて鉄釜で焼いて作られた塩です。世界でもあまりない「還元塩」「薬塩」と呼ばれるもので体にいいとされています。
1度焼かれた竹塩は同じ量を使用しても、通常の食塩の半分くらいの塩分なので塩分を気にされている人におすすめです。
焼けば焼くほど薬効が強くなり高級になっていくので、この9回焼きは最も高級で天日塩に、竹、黄土、松脂、鉄釜のエキスに全てが注ぎ込まれた状態になっています。
漬物や料理にはもちろん、健康や美容にもいいおすすめの焼き塩です。
高原の竹塩を使った人のおすすめの口コミを見てみましょう。
おすすめの口コミ
- この竹塩9回焼きを食べて少ししてから、胃腸が活発に動いてるように感じた。
- 料理でもう一味足りないなと思った時に、ほんの少しこの竹焼き塩を入れると味が締まっておいしくなる。
- 手間をかけて作ったことがわかる塩で、独特の旨味があり少量で味が決まる。
- サラサラで細かいお塩。少量で栄養も満点だしコクがあってとてもおいしい。
- 素材を活かしてくれる還元塩で、アンチエイジングにも期待できるので女性には嬉しい。
海の精 やきしお スタンドパック
にがり成分の多い伊豆大島産の海塩を、600度の高温で焼いてサラサラの焼き塩に仕上げてあります。
伊勢神宮・御塩殿神社に伝わる古来からの製法を再現して作られた、ミネラルたっぷりの本格的な焼き塩です。
海の精 やきしおのおすすめの理由をがこちらです。
おすすめの理由
- サラサラで溶けやすくて使いやすい。高温で熱処理されているので、ミネラルはそのままで不純物がないのでヘルシー。
- 塩気もまろやかで旨味のある優しい味わいで何にでも使えておいしい。
- 素材の味をいかしてくれるので、おにぎりの手塩に使用してみたところとんでもなくおいしかった。
- 気に入ったので、数人の友人にも分けてあげたら大好評だった。
- 程よいしょっぱさとほのかな甘みで料理に一体感が出て、全体をまとめてくれ塩気で味を引き締めてくれる。
瀬戸のほんじお 焼き塩
瀬戸内、備前岡山の海水のみを使って、480度高温直火製法でていねいに焼き上げて作られた焼き塩です。
にがり成分の塩化マグネシウムが、酸化マグネシウムに変化して塩粒のまわりをコーティングしてくれます。この作用により、塩のカドがとれてまろやかな味わいになります。
サラサラで使いやすいのでキッチンで料理用としてでも、卓上でそのままでも使いやすくなっています。
瀬戸のほんじお 焼き塩を使った人のおすすめがこちらです。
使った人のおすすめ
- 飲食店で置いてあり1度ご飯にかけて食べてみたら、普通のお塩と違いとても美味しかった。
- 微妙な味付けの調整に、このサラサラな焼き塩は使いやすい。コストパフォーマンスもいい。
- 塩おにぎりやサラダ、天ぷらにつけて食べるとすごくおいしい。
- 岡山の海水を使い岡山の会社が製造している焼き塩なので安心。
- まろやかでおいしい。使いやすいので食卓塩としておすすめ。
伯方の塩 焼塩
自然の風と太陽熱で蒸発結晶させた天日塩を、日本の海水で溶かして作った「伯方の塩(粗塩)」を焼いたものです。(海塩のおすすめ商品)
にがりをほどよく残しサラサラで細かく、まろやかな味わいが特徴です。
調理にも卓上塩としても便利で、サラダ、果物、てんぷら、から揚げなどに使うのがおすすめです。
伯方の塩 焼塩を購入した方のおすすめの口コミを見てみましょう。
おすすめの口コミ
- 肉の塩コショウや卓上でサラダに塩を振るときなどにとても便利。塩の味もちょうどよく少し甘みを感じる。
- 食事に使えば料理は美味しくなるし、お風呂にいれるとポカポカあったまるし、うちでは大活躍。
- 品質・価格・量の全てにおいてコストパフォーマンスに優れている。有名だしワンランク上の塩。
- 枝豆、空豆、秋刀魚の塩焼きなどに相性抜群。塩で素材の甘みを出すので隠し味のようにおいしくなる。
- サラサラで料理するときに使いやすく、ふつうの塩よりも若干甘くまろやかでおいしい。
長崎の花藻塩 焼塩
海水に天日干した海藻を贅沢に二段漬込みしているので、塩本来の塩味に海藻の旨みが凝縮されています。ていねいに焼成されているので、サラサラで使いやすい焼き藻塩になっています。
花藻塩の焼き塩がほしいとの声に対して開発された商品でパンチのある塩味と海藻の旨みが特徴です。
長崎の花藻塩 焼塩のおすすめの口コミを見てみましょう。
おすすめの口コミ
- 花藻塩は自然な味わいがあっておいしく、焼き塩が出たことによってサラサラなので卓上塩としても使えるようになった。
- 素材の味を引き立たせてくれるので塩もみによく使うとおいしく出来上がる。
- うすいベージュ色でサラサラしていて、少しの量でしっかり塩味がして旨味のある深い味。
- 和食好きの人におすすめで、さっぱり系のごはんにぴったり。お米に合うのでおにぎりに使ってもおいしい。
- ミネラルがたっぷりで、海藻類の豊かな香りがかすかに鼻をくすぐる。塩気は強いので少量でおいしくいただける。
焼き塩とは
焼き塩とはその名のとおり塩を焼いたものなのですが、昔はよく家庭でも作っていたそうです。
精製塩が主流になる前の1950年代までの塩には、にがり(マグネシウム)が多く含まれていて湿り気が多かったので、家庭で塩を焼いて水分を飛ばしサラサラにしていました。
現在の粗塩や天日塩など海水の水分を飛ばして作った塩は湿り気が多く、薄く塩をまぶしたり全体に均一に味をつけられるように焼き塩が登場しはじめました。
焼き塩の効果・特徴
焼き塩は素早く溶けて食材と馴染む性質があるので、ササっと手早く仕上げる浅漬けや、パラパラと焼き魚に振るときに便利です。
粗塩を焼いて焼き塩にするとアルカリ性になるので、生野菜を焼き塩を溶かした水に10分~30分つけると中和されて野菜がシャキっとします。
焼き塩はにがり成分の塩化マグネシウムが酸化マグネシウムになっているので、ほかの塩よりも味がまろやかです。
酸化したカラダに焼き塩を取り込むことで、体内が中和される(還元される)のでカラダのバランスを整えてくれます。
体内からだけでなく、焼き塩をお風呂に入れることでお湯がアルカリ性になるので、温泉効果を得ることができます。
また焼き塩温法という古くから伝わる民間療法があり、焼いて熱を吸収させた塩を体に当てることにより解毒させることができるそうです。
自宅でも作れる?焼き塩の作り方
焼き塩の効果は3時間くらいと言われており、作り置きはおすすめできません。
理由は一度塩を焼くことによってアルカリ性になるのですが、時間がたつにつれて酸性に戻ってしまうからなんです。
簡単な焼き塩の作り方
まず、フライパン(フッ素加工のものでもOK)、アルミや、鉄の鍋、土鍋など火にかけて加熱できる調理器具を用意してください。
洗っても残っていた油分等を飛ばすために、フライパン、鍋を火にかけて空焚きします。
塩はミネラルやにがりを多く含む天然塩がおすすめで、適量入れて弱火で加熱してください。
早く作ろうとして強火で温めてしまうと、焦げて塩に焼き色が付いたり味が変わってしまうので必ず弱火で行いましょう。
天然塩はしっとりしていて固まっていることもあるのでヘラを使い、塊をほぐしながら水分を飛ばしてください。
お風呂に入れる焼き塩を作る場合は、食用よりも長く加熱して焼き色が付いても大丈夫です。(お好みで)
全体がサラサラになって塩が完全にパラパラになったら出来上がりです。
焼き塩は昔から作られていたもので、古来の製法などもありカラダによいものだと知られていたようです。
アルカリ性の焼き塩を体内に取り込むことで酸化されたカラダを中和してくれて健康にもとてもよいことがわかりましたね。
お風呂に入れてカラダの外からデトックスすることもできるようで、焼き塩はおすすめするしかないと言う結論に至りました。
味は塩のカドが取れてまろやかでおいしくなり、サラサラにもなるので使い勝手もバッチリです。
今回はおすすめの焼き塩を紹介してきました。そのまま焼き塩を買うもよし、気に入った天然塩を買って作るもよし、なので楽しんでみてください。