脚の悩みで多いのが、むくみ。立ち仕事やデスクワークなど、仕事上どうしてもむくみやすくなる女性は多いはず。でも、脚がむくんだまま放っておくと、脚が太くなる他にも、全身において太りやすい体質になってしまうので注意が必要です。
お風呂の中やお風呂上がりに簡単にできるマッサージで、脚のむくみを簡単に解消することができるので、今回は具体的なやり方をご紹介します。その日のむくみはその日のうちに。毎日のお風呂の時間を有効活用して、むくみ知らずのスラッとした美脚を目指しましょう。
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脚がむくんでいる状態とは?
「なんとなく脚がむくんでいると思うけど、そもそもむくみの定義をちゃんと知らない…。」という人の為に、脚がむくんでいる状態を確認しておきましょう。あなたの脚は大丈夫ですか?
脚がパンパンに張る
むくむことを、医学用語では浮腫(ふしゅ)と言い、体の中の余分な水分が皮膚の下に溜まっている状態を指します。朝はなんとも感じなかったのに、夕方になると脚が太くなっているように感じたり、実際に履いている靴やズボンが窮屈に感じたりしたら、それは脚がパンパンにむくんでいるからかもしれません。
立ち仕事やデスクワークなどをしていて、ふくらはぎの筋肉を動かさないでいると、下半身の血液を循環させる機能が上手く働かなくなり、むくみの原因になってしまうのです。
履いている靴下の痕がつく
夕方になって靴下を脱いだとき、脚に履き口のゴムの痕がついていたらむくんでいるサインです。少し時間で痕が消えるという場合は軽度ですが、時間が経ってもなかなか消えない場合はむくみの度合いは強いと言えるでしょう。
すねの部分の皮膚を押したら、凹んだまま戻らない
むくみのない正常の状態だと、脚のすねの皮膚を指で押したら、少し凹むくらいですぐに元に戻ります。しかし、むくみのある状態だと凹んだまま戻らなくなります。夕方になるとむくみはひどくなるので、夕方の脚でチェックしてみて下さい。
こんな人は要注意!脚がむくみやすい人の習慣や食生活
デスクワークをしている訳でもないし、適度に体を動かしているから自分は大丈夫だと思っていても、油断は禁物。脚のむくみの原因は意外なところに眠っています。自分の習慣や食生活などと比べてみて、大丈夫なのかしっかり確認しておきましょう。
ヒールをよく履く
ヒールを履く頻度が高いと、足首をしっかり使って歩くことができにくくなり、扁平足の原因になります。それにより足そのものの動きが悪化し、ふくらはぎも硬くなるので、代謝が落ちてむくみの原因になります。
冷たい食べ物をよく食べる
アイスクリームや冷たい飲み物を摂取し過ぎると、体が冷えてしまい、むくみやすくなってしまいます。全身の筋肉が硬くなり、代謝が落ちやすくなるからです。暑いからと言って冷たいものを食べ過ぎず、体をしっかり温めるように心掛けましょう。
あまり水を飲まない
水を飲むとむくみやすいとよく耳にするかもしれませんが、実は、あまり水を飲まない方がむくみの原因になるのです。ポイントは自分の代謝内の量の水を飲むこと。そこを押さえて水を飲んでいると、血液がサラサラして巡りも良くなるので、むくみづらくなるのです。もちろん、冷たい水ではなく常温の水を飲むことが大切です。
アルコールをよく飲む
アルコールを飲むと脱水状態になりやすい為、習慣的にアルコールを飲む人は代謝が落ちてしまいがちです。どうしても好きで控えることができない場合は、アルコールを飲む時は同時に水を摂取するようにしましょう。
塩分を摂り過ぎる
体内の塩分濃度が高くなると、体は水分をたくさん抱え込もうとします。よって、体がむくんでしまいます。飲み会でたくさんお酒を飲んだり、夜中にラーメンやピザを食べたりして、翌朝顔や脚がパンパンにむくんでしまうのは、体内の塩分濃度を薄めようとする自然な働きなのです。
ポテトチップスや味の濃い食べ物には、たくさんの塩分が含まれているので、なるべく避けるようにしましょう。
お風呂やお風呂上がりに、脚のむくみ取りマッサージをすると良い理由
脚のむくみ取りマッサージにうってつけなのが、お風呂に入っているときやお風呂上がりの時間です。「同じマッサージをするなら、時間帯やタイミングはいつでもいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
お風呂に入っているときの体の状態を理解しておくと、このタイミングでむくみ取りマッサージをすることがいかに合理的なのか分かりますし、モチベーション維持に繋げることができますよ。
体が温まり、血行が良くなっているから
お風呂に入っているときやお風呂上がりは体が温まり、血行が良くなっています。こうなるとリンパが流れやすく、マッサージをした分だけ老廃物もスムーズに排出することができます。
逆に、いくら頑張ってマッサージしても、体が冷えた状態だと効果を発揮することはできません。マッサージ前は体を温めるということを心がけてください。
自律神経が整い、痩せやすい状態になるから
お風呂は、高いリラックス効果を得ることができます。体と心をリラックスさせることで、自律神経と副交感神経のバランスが取れやすくなり、体が痩せやすい状態になるのです。マッサージは、このタイミングで行うのがオススメです。
筋肉が柔らかくなり、マッサージの効果が出やすいから
実は、体の柔らかい人は、硬い人より痩せやすくなっています。体が柔らかいと筋肉も柔らかくなって、下半身に溜まりやすい血液が溜まることなく、スムーズに体内に流すことができるのです。
お風呂上がりは筋肉がほぐれて、体も柔らかくなっています。この間にマッサージで伸ばすことで、体の柔軟性を高めることができます。
お風呂の中でできるむくみ取りマッサージ方法
お風呂の中でできる、脚のむくみ取りマッサージ方法をご紹介します。湯船に浸かっている間にできるうえ、お風呂の蒸気のおかげで部屋で行うよりもデトックス効果がありますので、積極的に取り組んでみて下さい。
1分でできる!脚のむくみも疲れもスッキリするマッサージ方法
とてもシンプルな手順なのに、翌朝の脚にあきらかな違いがでるマッサージ方法です。老廃物の溜まりやすい部分を効率的に刺激できるので、脚のむくみも疲れも1分でスッキリします。
- 足首のあたりから膝下まで掌で軽くさすり、ウォーミングアップする。
- ふくはぎ後ろの中心部分を両手の親指で押圧して、筋肉を左右に動かすように押し開く。これを足首から膝下まで行い、数回繰り返す。
- 足首から膝下にかけて、骨のキワにある筋肉を手でつまんで、引っ張り落とす。
- 両手を使って膝上と足首をそれぞれ持ち、膝の裏を伸ばす。膝上を持つ手は、下に圧力をかけ押すようにする。
- 最後に、ふくらはぎを軽く叩く。
冷えを防止する脚痩せマッサージ方法
こちらはお風呂に座った状態でできるマッサージです。疲れが溜まった場所を刺激して脚痩せを目指しながら、お風呂上がりに脚が冷えるのを防止してくれます。
- 床に座って片膝を立てる。
- 立てた膝の足首を両手で掴み、タオルを絞るようにふくらはぎにかけて両手を左右にさする。これを10回繰り返す。
- 両手をグーにして、足首から膝に向かって、脚の外側と内側をさする。これを10回繰り返す。
- 膝裏を両手で揉みほぐし、足の付け根に向かってさする。これを10回繰り返す。
- 同様に、反対の脚も行う。
簡単リンパマッサージ
こちらは、更にシンプルな簡単リンパマッサージです。お風呂でリンパマッサージをすることは、実はとても効果的なむくみ解消法です。新陳代謝を活性化し、肌荒れ改善にも繋がるので、脚痩せだけでなく美容に効果絶大!これならとても簡単なので、疲れた日が続いても取り組みやすいのが嬉しいですね。
- 床に座って、片膝を立てる。
- 片手をグーにして、立てた膝の内側に当てる。
- 膝の内側から足の付け根にかけて、手でさする。
- 以上を5回繰り返す。
お風呂上がりに行うむくみ取りマッサージ方法
次は、お風呂上がりに行うマッサージ方法をご紹介します。体がポカポカしているので、このタイミングで行うと、脚も気持ちもリフレッシュできますよ。
むくみやくすみをスッキリさせるマッサージ方法
こちらは脚のむくみだけでなく、血行を促進させて、どんよりした脚のくすみまでパッと明るくすることができるマッサージです。脚を使いすぎて疲れた日に行うと、一気に脚が元気に蘇りますよ。
- 足指と手の指を組むようにして足を持ち、足首を10回程回してほぐす。
- 足裏にあるツボを刺激し、土踏まずの方に流す。親指の第一関節を使って押すようにする。
- 足裏にあるツボを刺激し、内踝の方に流す。
- 手の腹を使って、足の裏全体を揉む。
- 踝の凹んだ部分をつまむようにしてほぐす。ここをほぐすことによって、内踝にメリハリが出るようになる。
- 膝から内踝にかけて手をすべらすようにして下ろし、内踝のところでターンするようにして手を膝まで滑り戻す。このとき、力を入れないように注意し、両手で万遍なく繰り返すと良い。
- 内踝をほぐし、その後膝上まで手を滑らす。
- 内踝の後ろ側をほぐし、その後膝裏まで手を滑らす。
- 両手で足首から膝上にかけて、脚全体を上に流すようにして手を滑らす。
モデル直伝の脚のむくみ取りマッサージ
こちらは、モデルのお仕事をしている人が実際に行っているマッサージです。手順は少し長いですが、血行促進効果や、ふくらはぎから太ももにかけてもむくみを解消するのに最適なマッサージなので、是非挑戦してみて下さい。
- ベッドや床に寝た状態で脚を上に上げ、脚と手をブラブラと30秒程振る。
- 壁に脚を伸ばして立て掛けた状態で5~10分程キープする。これで、溜まったむくみがスムーズに流れるようになる。
- 足指を1本ずつ引っ張ったり、グルグル回したり、手の指でギュッとつまんでは勢いよく離すようにして刺激する。足指まで血行が良くなり、ポカポカと温まる。
- 手をグーにして、足の甲の骨の隙間に沿って当て、グリグリと上に流すように刺激する。
- 踝を両手で刺激して、リンパを流す。
- かかとの上の骨をつまみ、老廃物を流す。
- ふくらはぎの外側をグリグリと刺激するように上に流す。
- ふくらはぎの内側は、骨のある部分の内側を上に流す。
- 両手を使って、足首から膝に向かって押し上げる。
- ふくらはぎのの筋肉を万遍なく揉む。
- 膝裏のリンパを刺激する。押し過ぎないように、数秒を数回に分けて行う。
- 太ももの張っている部分を、ギュッギュッと上に流すように押す。太ももの内側も同様に行う。
- 太ももの外側をグリグリと刺激する。
- 脚の付け根の部分をギューッとつまんでは、パッと離すようにして刺激を与える。これを数回繰り返す。
- 反対の脚も同様に行う。
むくみ取りマッサージにあると便利なもの
具体的なむくみ取りマッサージをご紹介しましたが、効果がもっと上げることができるグッズをご紹介し
ます。本格的に脚痩せに取り組みたい人は、参考にしてください。
ボディクリームやオイルを使う
お風呂に入っているときに行うマッサージは脚が濡れているので問題ありませんが、お風呂上がりに行うマッサージをするときは、スムーズにマッサージが行えるようにボディクリームやオイルを脚全体に塗っておくことをオススメします。皮膚の摩擦を和らげることでシワを予防することもできます。
また、脚のセルライト解消にアプローチしたものや、皮膚にハリを出してアンチエイジングの効果があるものなどもあるので、なりたい脚に合わせて選ぶと良いですよ。使用感や香りで選ぶのもオススメです。
かっさやローラーを使う
マッサージは手や指で行うこともできますが、専用のかっさやローラーを使えば、より細かいツボに刺激を与えてむくみを取ることができますよ。プロのエステティシャンをイメージした使い心地のものもあり、自宅に居ながらも引き締め効果をバッチリ高めることができます。
遠赤外線や、微弱電流マイクロカレントを発生させて肌の活性化を促してくれるグッズもあるので、むくみ解消だけでなく、肌のハリもでるようになります。