アマゾンはあらゆるものがネットで購入できることで知られていますし、利用している人も多いと思います。では、アマゾンの「プライムミュージック」はご存知でしょうか?買い物だけでなく、アマゾンには音楽を楽しめるサービスまであるのです。
プライムミュージックは、たくさんの音楽が聴き放題になるというのです。具体的にはどのような機能があって、どのようなメリットがあるのでしょうか?プライムミュージックについて詳しく紹介します。
目次
プライムミュージックとは
プライムミュージックは、アマゾンプライム会員になると使える特典の1つです。アマゾンプライム会員は、月に400円(税込)か年間に3,900円(税込)支払う、有料のサービスになります。
アマゾンプライム会員になれば、追加料金なしで100万曲以上の音楽が聴き放題です。音楽配信サービスが多くあり、CDが売れない時代と言われていますが、アマゾンプライムはその中で、最も利用されている音楽サービスと言われているのです。
プライムミュージックの使える7つの機能
プライムミュージックには、多くの便利で毎日使いたくなる機能が取り揃えられています。自分に合った使い方をしてみて下さいね。
プレイリスト
プレイリストは、自分の気分やライフスタイルなどに合わせて使うことができるように選曲されたものです。細かくムードやジャンルに分かれているのです。例えば、リラックスしたい時や、運動やドライブに合った曲など揃っています。
「晴れた朝に聴きたい洋楽」「せつない気分になるロック」など、その時の細かい気持ちに合わせることできるユニークなものもあるので、自分にピッタリのものを選ぶことができますよ。
ラジオ
ラジオと聞くと、FM放送のような番組を想像してしまいますが、そうではありません。
選んだジャンルの曲を24時間ずっと流し続けてくれる機能です。ジャンルは細かく分かれています。
ラジオの音楽ジャンル
- J-POP
- ロック
- ハードロック・ヘヴィメタル
- ブルース
- カントリー
- ソウル・R&B
- ヒップホップ
- ダンス・エレクトロニカ
- ジャズ・フュージョン
- クラシック
- レゲエ
- ワールド
- ラテン
- ニューエイジ/ヒーリング
- サウンドトラック
- キッズ・ファミリー
- 演歌・歌謡曲
- ステーショントップ10
- ライフスタイル
紹介した各ジャンルの中でも、さらに細かく分かれているので、いろいろな分野を楽しめることができます。ずっと聞き流しておけるので、バックミュージックとしても良いでしょう。自分でも気付けなかった、好みの音楽ジャンルに気付けるかもしれませんよ。
スリープタイマーがある
寝る前に音楽を聴くと、リラックスできるということもありますよね。ヒーリング系の音楽もあるので、イライラしてストレスがたまって眠れないという時にもおすすめです。
アマゾンミュージックアプリには、スリープタイマーがあるので、そのまま寝てしまっても安心です。次の区切りから選ぶことができます。
スリープタイマーの設定
- 15分
- 30分
- 45分
- 60分
「設定」からスリープタイマーをON にすると、時間を設定することができます。
アマゾンミュージックアプリで楽しめる
プライムミュージックは、パソコンだけでなく「アマゾンミュージックアプリ」をダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットなどのその他の端末でも使用することができます。1つのアカウントにつき最大で10台まで認証することができます。
ストリーミング再生だけでなく、ダウンロードしておきさえすれば、オフラインでも聴くことができるので通信量を気にする必要もなく、どこでも自由に聴くことができます。
歌詞を表示する
パソコン上でもアプリ上でも、歌詞を表示できる楽曲があります。再生画面で「歌詞」と書かれている所をタップすると、曲に合わせて歌詞が表示されます。歌詞を確認しながら聞くことで楽しむ幅が広がりますし、口ずさむことだってできますね。
アマゾンエコーで音楽が聴ける
プライムミュージックは、アマゾンエコーでも音楽を楽しむことができます。アマゾンエコーは、声で操作できるスピーカーです。エコーの頭脳となっている「アレクサ」に話しかけるだけで、音楽を聴くことができます。
「音楽をかけて」「○○を再生して」などと指示を出すだけで、簡単に音楽が聴けるようになるのです。
他のプライム会員の特典も利用できる
プライムミュージックは、アマゾンプライム会員の特典の中の1つなので、たくさんある他の特典も利用することができます。主な人気の特典は次のようなものです。
プライム会員の特典
- 配送料が無料
- お急ぎ便、当日お急ぎ便も無料
- プライムビデオで動画が見放題
- プライムワードローブで購入前に試着ができる
- タイムセールやプライム会員限定セールに招待される
- プライムリーディングで本や雑誌が読み放題
音楽が聴き放題と合わせて、日常生活の中でお得な特典がたくさんあるのです。
プライムミュージックによくある質問
プライムミュージックを使いたいけれど、気になることも出てきますよね。よくある疑問をご紹介します。
音楽をダウンロードしてオフラインで聴ける?
自分好みの音楽があれば、ダウンロードして端末内に保存することができます。そうすれば、オフラインで聴くことができるので、通信量も気になりません。速度制限がかかっている時でも、電波の届かない場所でも聞くことできます。
iOS版の場合は、「設定」から「オフライン再生モード」をオンにします。Android版の場合は、マイミュージックを開き、「オンライン再生」から「オフライン再生」に切り替えて使います。「設定」のページで、「Wi-Fi接続時のみダウンロードする」をオンにしておくと、データ通信量を大量に使ってしまうことがないので、おすすめです。
また、「ミュージックキャッシュサイズ」の変更もできるので、通信量を節約するためには、キャッシュサイズを小さくすると良いでしょう。キャッシュサイズが大きいほど音楽再生がスムーズにはなりますが、通信利用料が多くなってしまいますし、スマホの容量もすぐにいっぱいになってしまいます。初期設定では500MBに設定されていますが、100MBや250MBに変更することも可能です。
携帯の画面をオフにしていても音楽再生ができる「バックグラウンド再生」ができるので、外出先でも、他のアプリを使いながらでも再生できるのでとても便利です。
音楽は保存できる?
プライムミュージックは、アプリでダウンロードしたものはアプリ内に保存することができ、オフラインで楽しむことはできます。ただ、パソコンの場合は、ファイル形式で保存することはできません。
プライムミュージックではなく、アマゾンミュージックの中で1曲ずつ購入して、MP3ファイルで購入すれば、パソコンに保存することができるのでいつでも聴くことができるようになります。
広告は出る?
音楽配信サービスに良くあるのが、途中に広告が流れるということ。広告があると、邪魔が入ったようで、その時の気分が一気に変わってしまいますよね。しかし、プライムミュージックではどの端末で聴いていても、広告が出ることはありません。ストレスなく落ち着いて音楽を聞くことができます。
フル再生できる?
音楽をフルで再生できない音楽配信サービスもありますが、プライムミュージックでは大丈夫です。自分の聞きたいと思った曲を全て聞くことができますよ。
プライムミュージックの使い方
プライムミュージックはどのように使用したらよいのでしょうか?すぐに設定できるのでしょうか?使い方を見てみましょう。
アマゾンプライム会員になる
プライムミュージックはプライム会員が使えるサービスになります。アマゾンのアカウントがない場合は、アカウントを新しく作成して、アマゾンプライム会員、プライムミュージックに申し込むようにしましょう
最初は30日間の無料期間となり、すぐにプライムミュージックが使用できるようになります。30日間が過ぎてしまうと、そのまま自動的に更新されるようになるので、必要ないと感じれば、キャンセルをするようにしましょう。
プライムミュージックを開く
プライム会員になると、プライムミュージックのぺージを開けばすぐに使用することができます。スマホやタブレットでは、「アマゾンミュージック」のアプリをダウンロードして、アカウントを登録すれば便利に使用することができます。プライムミュージックを開いてからの使い方はどうするのでしょうか?
自分で音楽を探す
プライムミュージックを開くと、まずはホーム画面になります。その中に「おすすめ」「ラジオ」「プレイリスト」があるので、そこから好みの音楽を探しましょう。特定の曲名やアーティストがあれば、入力して検索することもできます。
新着や人気ランキングもあります。自分が選択したり、一度聴いたりするとそれを元に、いろいろな曲がおすすめとして挙げられるようになってきます。
ラジオを選ぶ
ラジオは上でも紹介しましたが、24時間各ジャンルに分かれた曲が流れ続けているものです。J-POP、ポップス、ロックなどのジャンルに分かれているので、自分の気分や好みに合わせて聴くことができます。
プレイリストから選ぶ
プレイリストは、たくさんあるジャンルや目的に合わせて分けられた曲を聴くことができます。気に入ったプレイリストは、フォローしておくと、次に選択しやすいので聞きやすくなります。
履歴から選ぶ
自分が聴いた曲の履歴を見ることができます。以前聴いた曲がもう一度聴きたいと思う時にも便利です。
マイミュージックから選ぶ
マイミュージックは、自分が再生した楽曲、アーティスト、アルバムなどを自動的にカテゴリ分けしてくれています。自分の好みに合わせて、新しいマイプレイリストを作成することもできます。自分の傾向も分かりますし、好きな音楽が選びやすくなります。
アレクサを使う
アプリの中には「ALEXA(アレクサ)」というボタンがあります。そこをタップすると、「実際にお試しください」と表示が出ます。例えば「ジャズをかけて」「楽しい曲をかけて」など、話かけてみましょう。それに合わせて選択された曲を選んでくれます。
聴きたい曲が決まっていれば、指定することもできますし、何を聞こうか迷っている時には選んでもらうことできるので面白いですよ。
プライムミュージックの音質はどういうもの?
プライムミュージックの音質は、最高速度256kbpdの可変ビットレートとなっています。ビットレート(kbpd)は、1秒ごとのデータ転量のことで、数値が高いほど音質が良いのです。
Apple MusicやLINE MUSICなどの他の音楽配信サービスは320kbpsとなっており、数値だけを見ると、プライムミュージックの音質は劣ってしまいます。ただ、普通に音楽を聴く用であれば、音質が悪いと感じることはなく、快適に聴くことができますよ。
アプリではストリーミングの音質の選択が自動(推奨)・高・中・低とできるようになっています。「自動」に設定している時は、インターネット接続の環境によって、音質が自動で調節されるようになっています。
データ容量を抑えるためには「低」を選ぶようにします。音質の良い音楽を楽しみたい時には、「高」に設定することもできます。
プライムミュージックの注意点
プライムミュージックは自分の好きな曲をいつでも聴ける便利な機能がたくさんあることをご紹介してきました。では、注意することはないのでしょうか?
曲数が少ない
プライムミュージックは、「100万曲から選べる」ということだけを聞くと、すごく多いと思いますが、その他の音楽配信サービスと比べると曲数が少ないことが分かります。LINE MUSICは2500万曲以上、Apple Musicの3000万曲以上と比べると、明らかな差ですよね。
プライムミュージックはあくまでもプライム会員の特典の1つなので、音楽配信を専門としているサービスと比べると曲数は劣ってしまうのです。もっと多くの楽曲を楽しみたい場合は、「Amazon MusicUnlimited」のサービスを追加することもできます。
カバー曲やオルゴール曲が多い
聴きたい曲を検索すると、カバー曲やオルゴール曲しかないということも多くあります。そのアーティスト本人が歌っている曲がない代わりに、仕方なく聴くということも出てきてしまいます。
邦楽が少ない
邦楽が少なく、洋楽の方が多い傾向にあります。流行りのJ-POPをすぐに聴きたいという人には向かないでしょう。
複数端末でストリーミング再生ができない
プライムミュージックは最大で10台までの端末を認証させることができるので、楽しみ方の幅が広がります。しかし、ストリーミング再生ができるのは、1つの端末のみになります。
ただ、ダウンロード済みの曲を聞くことは、複数の端末で同時に行うことはできます。ダウンロードは最大4台の端末に行うことができます。
プライムミュージックで楽しく音楽を聴こう
プライムミュージックはアマゾンプライム会員の特典の1つです。100万曲の中から自由に曲を選んで聴き放題です。自分の気分に合わせて選べるプレイリストやラジオのジャンルも豊富で毎日音楽のある生活を楽しめそうです。
アプリに曲をダウンロードしておけば、オフラインで聴くこともできるので、外出先でもどこでも通信費を気にすることなく、楽しめますね。
月に400円、年に3,900円のどちらかがかかる有料のサービスではありますが、音楽が聴き放題だけでなく、動画見放題や配送料無料などの特典も受けられるのでコスパは最高です。プライムミュージックで毎日音楽を楽しんでみて下さいね。