日本では今ウイスキー人気は高まっていますよね。そんな日本のウイスキーへ大きな影響を与えたのがスコッチウイスキーなのです。ウイスキーと言えばスコッチウイスキーが好きという人も多いのでは?
スコッチウイスキーはどのようなウイスキーなのでしょうか?おすすめの銘柄や有名なメーカーをご紹介します。
目次
おすすめのスコッチウイスキーの銘柄
いろいろな種類があるスコッチウイスキーですが、スコッチウイスキーが初めての人でもおすすめの有名な銘柄をご紹介します。
マッカラン12年
スコッチウイスキーのシングルモルトの頂点と言われているのが、マッカランです。世界中で評価されています。重厚で華やかな味わいで、「モルト界のロールスロイス」と例えられるほど。
その中のマッカラン12年は、芳醇で柔らかい味わいで、飲みやすいウイスキーです。シェリー樽熟成によるバニラの香りやほのかにドライフルーツのような香りもします。スコッチウイスキーの定番と言われています。
ボウモア12年
ボウモアはアイラ島で一番古い蒸留所で作られているシングルモルトです。スモーキーな香りとフルーティーな味わいを楽しめるウイスキーで「アイラの女王」と呼ばれています。潮の香りを感じさせるような個性的な味わいも魅力的です。
さらにダークチョコレートのような独特な味わいやレモンのような柑橘系の香りもウイスキー好きにはたまらないのです。
バランタイン12年
世界中のウイスキー愛好家に愛されているのがバランタイン12年です。バランタイン12年は40種類を超える原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーですが、全て12年以上熟成させています。スコッチの宝石とも言われています。バニラのような芳醇で華やかな香り、まろやかな口当たりがバランスが良く上品です。
有名なスコッチウイスキーのメーカー
スコッチウイスキーには、三大ブランドと言われるメーカーがあります。おすすめ銘柄もこの三大ブランドからご紹介しました。スコッチウイスキーを楽しみたいと思っている人は、まずはそこからスタートするのもおすすめですよ。
マッカラン
スコッチウイスキー界の王座に君臨していると言ってよいのが、マッカランです。原材料にも製造法にもこだわりがつまっています。原料の大麦は、最高級のゴールデンプロミス種が使われています。
蒸留には小型の直火蒸留窯を使用しており、大量生産には向かず丹精込めて作られているのです。これが、スコッチの最高峰と言われる品質なのでしょう。
ボウモア
ボウモアは、海に囲まれたアイラ島で作られているシングルモルトウイスキーです。潮の香りに影響を受けて熟成されたウイスキーは、他の地域では出せない味わいとなります。スモーキーで甘く心地良い高級感のある味と香りがあります。
高品質の樽や海沿いの湿潤な貯蔵環境から、世界中のシングルモルトウイスキーファンを魅了する、独特なスコッチウイスキーができあがっているのです。
バランタイン
バランタインはブレンデッドウイスキーが特徴的なメーカーです。シングルモルトウイスキーにはない、バランスの良い味わいや、旨みを追求しています。原材料や水、樽、ブレンドの方法など、全ての工程にこだわりがあるのです。
バランタイン社はスコットランド全土に蒸留所を所有していて、常に100万樽以上の原酒が貯蔵されています。
安くておすすめのスコッチウイスキー
個性的なスモーキーな香りやまろやかさがあり人気のスコッチウイスキーですが、家でも気軽に飲みたいですよね。そこで安くても美味しいおすすめのスコッチウイスキーがありますよ。
ホワイトホース ファインオールド
ホワイトホース ファインオールドは、リーズナブルでまろやかな味わいが飲みやすいことから人気が出ているブレンデッドウイスキーです。フレッシュな花やはちみつのような甘い香りでバランスが良いのです。ハイボールとして飲むのもおすすめ。家でゴクゴク飲みたいという時にも持ってこいです。
ジョニーウォーカー レッドラベル
35種類の厳選された原酒がブレンドされて、世界中で愛されているのが、ジョニーウォーカーレッドラベルです。ジョニーウォーカーはイギリス王室御用達ブランドとしても知られていますが、レッドラベルはリーズナブルなところでも親しまれています。スムースですが、甘みもありハイボールでもカクテルベースとしても美味しく飲めます。
スコッチウイスキーの特徴
日本のウイスキーのパイオニアであるマッサンこと竹鶴政孝氏が修行したのがスコットランドなため、日本のジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーが元になっています。
スコッチウイスキーの条件
スコッチウイスキーは「世界5大ウイスキー」の中の1つです。スコッチウイスキーには、法律上の規則があり、その条件を守らなければ、スコッチウイスキーと名乗ることができません。次のような条件です。
スコッチウイスキーの条件
- 原料は水とイースト菌と穀物を使う
- スコットランド内の蒸留所で、糖化・発酵・蒸留を行い、倉庫で3年以上熟成させる
- オーク樽の用量は700リットル以下でなければならない
- 蒸留時は、アルコール度数94.8%以下にする
- アルコール度数40度以上で瓶詰めを行い、瓶詰めをする時には、水とカラメル以外は添加してはならない
スコッチウイスキーの香り
独特のスモーキーフレーバーがついているのもスコッチウイスキーの特徴です。それは、麦芽を乾燥させる時に「ピート」というスコットランド特有の泥炭を使用するからです。ピート香とも言われます。ピートの炊き方も、蒸留所によって違いがあるので、ピート香の強さも銘柄によって違ってきます。
スコッチウイスキーの生産エリア
スコットランドの中でも産地が6つに分けられ、それぞれで特徴があります。
アイランズ
アイランズはアイラ島を除く6つの島を集めたエリアですので、各島にある蒸留所の個性が出てきやすくなります。
アイラ
アイラはスコッチウイスキーならではの、スモーキーなピート香が強いものが多くなります。個性的でクセが強いものが多いのがアイラの特徴です。
キャンベルタウン
キャンベルタウンの蒸留所は、他にない塩辛さが特徴的と言われています。スコットランド南の海岸沿いにあるので、潮の香りがあるからです。
スペイサイド
スペイサイドは蒸留所が一番密集している地域です。花のような香りやフルーティーな味わいでバランスが良いと言われています。初心者でも飲みやすいスタンダードなスコッチウイスキーです。
ハイランド
ハイランドはスコットランドの上半分を差す、広大な土地になります。よって、フルーティーな柔らかいものから、スモーキーなもの、スパイシーなものなどいろいろな風味のものがあります。
ローランド
ローランドは、スコットランドの下半分の地域で、穏やかな気候から、さらりとした優しい口当たりのウイスキーになります。
スコッチウイスキーの種類
スコッチウイスキーには、地域によっても特徴が変わってくるようです。そして、種類もあるので、それも確かめてみると良いですよね。
モルトウイスキー
主に大麦麦芽だけで作られているのが、モルトウイスキーです。個性的なスコッチウイスキーを飲みたい人におすすめです。香りや味わいに濃いクセがあるものが多く、初心者には挑戦しにくいかもしれません。
グレーンウイスキー
トウモロコシやライ麦、小麦などを原料にしているのが、グレーンウイスキーです。シングルモルトよりも、クセが少なく、飲みやすいでしょう。基本的には、ブレンデッドウイスキーの原料になることが多いので、種類は少なくなります。
ブレンデッドウイスキー
2個以上の蒸留所のウイスキーをブレンドして作られるブレンデッドウイスキーは、バランスの取れた香りや味わいで、飲みやすいものが多くなります。手頃な価格帯のものが多いので、購入もしやすいでしょう。
スコッチウイスキーを楽しもう!
スコッチウイスキーはスコットランドで作られている、独特なスモーキーフレーバーや甘い香りなどが特徴的なウイスキーです。ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーからの流れがあるので、人気も高いウイスキーです。
生産される6つの地域によっても特徴があり、いろいろな味わいが楽しめるでしょう。ピート香は最初は強く感じられる場合もあるので、ブレンデッドウイスキーのようにクセが少ないものから始めると良いですね。
スコッチウイスキーは世界中で愛されているウイスキーです。自分好みのスコッチウイスキーを探してみて下さいね。