メンテしないとウォーターサーバーはカビる?契約前に知っておきたいこと

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ミネラルが豊富で新鮮な水がいつでも簡単に飲めるだけでなく、冷たい水として、料理やホットドリンク用の熱いお湯としても使える…

そんな便利なウォーターサーバーは、多くの家庭に普及していますよね。

しかし、一部では、『どんなに便利でも、手入れを怠るとカビが生えてしまうのではないか?』と不安になり、利用を躊躇している人も多いです。

では、実際のところ、ウォーターサーバーを手入れしないとどれだけカビが生えてしまうものなのか、またどのくらいの頻度でどのように手入れすべきか…

本記事で、その疑問にお答えしていきますので、安心してウォーターサーバーを利用する参考にしてみてくださいね。

ウォーターサーバーにカビって生えるの?

殺菌のために塩素成分がきつく飲みづらいという人もいる水道水と比較して、天然水が密閉したボトルに詰め込まれているので、非常に美味しい…

しかも、ウォーターサーバーを通して飲むことで、自宅でいつでも冷たい美味しい天然水を飲むことが出来、なおかつ、温かいお湯も出てくれる。

光熱費だって節約でき生活の中で非常に重宝すると、実に評判は高いですよね。

しかし、どうしてもウォーターサーバーを使うに当たって不安なこともあります。

ウォーターサーバーにまつわるカビ問題

それは、『手入れを怠った場合、カビが生えるのか?』という問題。

確かに、サーバーにボトルに入った水を溜め込み、必要に応じて利用するわけですから、湿気だって発生しますし、カビが生えてもおかしくありません。

では、実際のところ、ウォーターサーバーにカビは生えるのでしょうか。

ウォーターサーバーもカビは生える!

結論から言ってしまうと、ウォーターサーバーも、手入れを怠るとカビは生えてしまいます。

その理由は、手入れの怠ったウォーターサーバーには、カビが生える条件が整っているからです。

カビの生える条件とは?

ちなみに、カビが生える条件とは、気温25℃以上、湿度80%以上、空気、カビにとっての栄養物(ホコリ、飛び散った飲み物)の3要素。

気温と湿度は、エアコンや空気清浄機などを使ってコントロールすることも出来ますが、空気を調整するなんてほぼ不可能な話ですよね。

部屋の空気を抜いて真空で生きろと言われてもそんなのは無理ですし、残す栄養素(ホコリや飛び散った飲み物)を取り除くので精一杯。

手入れを怠るとカビの生える条件が揃いやすい!

ところが、手入れを怠るということは、当然、栄養素を除去していないことになりますから、カビの条件が揃いやすくなってしまいます。

なので、ウォーターサーバーにも当然カビは生えてしまうのです。

そもそも、水を通しているわけですし、湿気だって溜まりやすいわけですから、カビが生えても何らおかしな話ではありませんよね。

くれぐれも、ウォーターサーバーの手入れを怠らないように心がけましょう。

ウォーターサーバーに生えやすいカビと、その影響は?

手入れを怠ると、ウォーターサーバーにカビが生えやすくなることは分かりました。

では、具体的にどんなカビが生えるのか、またカビを間違えて摂取してしまったときの影響はどうなのか、実際に見ていきましょう。

ウォーターサーバーに生える主なカビの種類

ウォーターサーバーの手入れを怠ることで生えてしまうカビには、黒カビ・赤カビ(コドトルラ)・ススカビの3種類のカビが生えることがあります。

では、これらのカビがどのようなカビなのか見ていきましょう。

黒カビ

黒カビは、主に、窓のサッシや壁・浴室などで発生するカビの一種で、アルコールや高温に強いものの、低温・乾燥に強い特質を持つカビです。

そのため、一度生えてしまうと簡単に取れない場合も多く、特に体内に入ってしまうと、喘息やアレルギー反応を引き起こす原因となる場合も…

非常に人体に悪影響を及ぼすカビなので、くれぐれも注意が必要です。

赤カビ(コドトルラ)

赤カビは、主に水回りで発生しやすいカビの一種で『コドトルラ』とも呼ばれています。

厳密には酵母菌の一種であり、カビ菌ではなく、直接人体に影響を及ぼすものではないので、それほど心配する必要はありません。

ただし、赤カビをそのまま放置しておくと、黒カビが発生してしまう恐れがあるため、スルーして良いカビというわけでは無く処置は必要。

アルコールで消毒し、しっかり除菌しておくことが大切なので、くれぐれもカビを発生させないよう注意しましょう。

ススカビ

黒カビ・赤カビ以上に警戒したほうが良いカビの一種・ススカビ。

食べ物、浴槽・排水口、エアコンなど、ありとあらゆるところで発生する、最も一般的なカビで、胞子の大きさも黒カビや赤カビ以上…

胞子が大きいために、鼻腔内に溜まりやすく喘息やアレルギー反応を起こさせるだけでなく、角膜炎を引き起こすこともあるので注意が必要。

ススカビが発生しないためには、部屋の温度を下げたり、きれいに掃除することも大事ですが、ウォーターサーバー自体の手入れも重要です。

あまり放置しておくと人体に悪影響をもたらすカビだということは忘れないようにしておきましょう。

カビが生えないためにも、ウォーターサーバーの手入れはしよう!

以上、ウォーターサーバーに生える、主なカビの種類や人体への影響をご紹介しました。

あまりにもウォーターサーバーを手入れなしに使ってしまうと、人体に悪影響を及ぼす黒カビやススカビのようなカビが発生してしまいます。

また、人体に影響がないといっても、黒カビを引き起こす赤カビも発生するので、くれぐれも手入れは怠らないよう心がけましょう。

カビはウォーターサーバーのどこに発生するの?

さて、ウォーターサーバーの手入れを怠ると、カビが発生する事はわかりました。

では、具体的にどの部分にカビが発生しやすいのでしょうか。

今度は発生場所についてご集会していきますね。

注ぎ口

注ぎ口は、サーバーから水を通し、冷水やお湯を出す場所でもあることから、常に濡れやすい場所でもありますよね。

その上、人が注ぎ口のレバーを触り雑菌が付きやすい場所でもあるので、カビ発生の条件が整いやすく、手入れが重要な場所と言われています。

例えば、コーヒーやミルクを作る際に、赤いレバーを押してお湯を出し、その際に液体が注ぎ口に付着したとします。

当然、栄養物として、カビが発生しやすくなるので、そのままにしておくのは非常に危険です。

必ず汚れが付着した場合はしっかり拭いて上げることが必要。

これは、一つの例に過ぎませんが、とにかく注ぎ口はカビが発生しやすいので、手入れはこまめにしてあげてくださいね。

受け皿

多くのウォーターサーバーでは、注ぎ口から水(またはお湯)を注いだ際に床に溢れてしまわないように受け皿が用意されています。

なので、大抵の場合は、たとえちょっとこぼした場合でも、受け皿が水(お湯)を拾ってくれるので床が汚れることはまずありません。

ただ、こまめに受け皿を手入れもせずそのまま放置していると、当然濡れたままカビが生えてしまいます。

大抵のウォーターサーバーでは、簡単に受け皿が外れるようになっているので、必ずこまめに手入れして、カビが生えないよう心がけましょう。

差込口

ボトル内は真空で天然水が詰め込まれていますし、そのままダイレクトに差込口にはめるだけ…

なので、まさかボトルの差込口にカビが生えるとは考えられず、意外と見落としがちです。

しかし、ボトルを使い切りウォーターサーバーから引き抜く際に、底たまりの水が溢れ差込口に付着することもあります。

その事に気づかずに放置しておくと、差込口が濡れたママとなり、カビが生える原因となってしまうのです。

差込口は、ボトルからサーバーに水を通す大事なパーツです。

一つ間違えば、ずっとカビが入った水を飲むことになる恐れもあるだけに、しっかり手入れは行いましょう。

ボトル

基本的にボトル内部でカビが生えるということはまずありえません。

それは、ボトルを開封しなければ、真空内なので、カビ発生の条件である空気が除外されているからです。

しかし、いつでも絶対的に衛生的である保証はありません。

例えば、子供がいたずらでボトルを開封してそのまま放置してしまえば、空気が入り込み数日内に中の天然水にカビが生えてしまうことも…

また、ウォーターサーバーとの接続部をベタベタ触りまくっていたら、雑菌が入り込みカビ発生の原因になってしまいます。

なので、特にウォーターサーバーとの接続部にはあまり触れないようにし、開封後は速やかにサーバーに差し込むよう心がけましょう。

主なカビ発生場所が分かれば、手入れもしやすい!

以上が、ウォーターサーバーで主にカビが発生しやすい場所になります。

もちろん、他の場所(ウォーターサーバー本体・内部など…)へのケアも重要です。

ただ、本体の外側に付着した、水滴・汚れ・ホコリを拭うことは出来ますが、内部に関しては、さすがに手入れが出来ません。

まさか、ウォーターサーバーを分解するわけにもいきませんし、こればかりはどうすることも出来ないのが現状です…

とはいえ、最近のウォーターサーバーは、サーバー内部でカビや雑菌が繁殖するのを防ぐ『クリーンシステム』搭載のものが増えています。

そういったタイプのサーバーを選べば特に問題はありません。

なので、まずは、注ぎ口・受け皿・差込口・ボトルの手入れを怠らないように心がけるところから始めてみましょう。

たった4箇所の手入れに気を配るだけで、カビを防ぐ確率は格段と上がります。

せっかくウォーターサーバーまで契約しT天然水を購入しているなら、しっかり手入れして美味しく健康的に味わってくださいね。

ウォーターサーバーの掃除方法は?

ウォーターサーバーで発生するカビの怖さや発生場所が分かったら、後は手入れ(掃除)の方法を知ってこまめに掃除するだけです。

では、具体的にどのように手入れすべきなのか、パーツ(注ぎ口・受け皿・差込口・ボトル)ごとにご紹介していきますね。

注ぎ口

まず、事故防止のために、注ぎ口のチャイルドロック(大抵のウォーターサーバーについています)をかけておきます。

次に、清潔な布巾(またはキッチンペーパー)を軽く濡らし注ぎ口の汚れを拭き取り、最後に乾いた布巾かキッチンペーパーで乾拭きし完了です。

なお、裏側や内部の細かい部分に関しては、きれいなブラシで軽く磨いてあげればOK。

これだけの掃除をこまめに行うだけで、注ぎ口がきれいに保たれ、カビを防ぐことが出来ますよ。

受け皿

受け皿は、最も手入れが簡単なパーツです。

大抵のウォーターサーバーは受け皿が取り外し可能なので、キッチンで洗ってしっかり水分を取りまた元に戻すだけで大丈夫。

ただし、中には、受け皿が取り外し出来ないタイプのウォーターサーバーもあります。

そんな場合は、きれいな布巾(またはキッチンペーパー)を少し濡らし、受け皿に付いた汚れを取り、あとは乾いたキッチンペーパーで拭くだけ。

決して難しいことをしているわけではないので、カビが生えて後で困らないように、しっかり掃除しましょうね。

差込口

差込口は、サーバーの中に一部入り込んでいるので、直接水で濡らして汚れを取るといったことがしづらいパーツでもあります。

なので、市販の除菌用アルコールスプレー(大体500円~1000円くらいで販売されています)を用意し、差込口に吹きかけます。

次に、キッチンペーパーで軽く周りを拭いてあげて、水滴を除去するだけで完了。

要は、水の代わりに乾きやすい除菌用アルコール液を使う以外、他のパーツと掃除方法は同じと考えて構いません。

ただ水で手入れしてしまうと故障の原因になってしまいかねないので、そこだけは注意しましょう。

ボトル

ボトル内部は真空になっているので、基本、特に手入れは必要なく、どちらかというと保管方法に気をつけるべきです。

基本的に、直射日光の当たる日当たりの良い場所、暖房器具の側、芳香剤(臭いがきついもの)の側で保管するのはNG。

直射日光の当たる場所・暖房器具の側での保管がNGな理由

直射日光が当たったり、暖房器具のそばに保管してボトルが暖められてしまうと、中の水の鮮度が落ちカビが生えやすくなります。

もちろんボトル内部は真空ですので、カビは生えづらいですが、それでももう一つの条件である『気温25℃以上』に抵触してしまいます。

あくまで気温25℃以上ではありますが、これは水温でも例外ではなく、25℃~30℃くらいの温度をカビが好みやすいので、非常に危険です。

単純に鮮度が落ちるだけではすまなくなる可能性もあるので、絶対に直射日光が当たる場所や、暖房器具の側で保管するのは避けてください。

臭いのきつい場所(または、芳香剤の側)での保管がおすすめできない理由

基本的に、ウォーターサーバーに設置する水(ボトル)は、開封後2週間前後が賞味期限と言われています。

これは各契約会社によって多少前後しているところもあるので、詳しくは確認していただきたいのですが、いずれにしても早めに使い切ることが重要。

しかし、芳香剤の側で保管してしまうと、せっかくの天然水に変な臭いが付着してしまい、一気に水がまずくなります。

当然、そんな水は飲みたくありませんし、どんどん鮮度が落ち、カビが生える条件が整ってしまいます。

なので、直接の原因とはならないまでも、臭いのきつい場所(あるいは芳香剤の側)での保管はおすすめできません。

ボトルの保管でおすすめな場所は

基本的に、直射日光が当たる場所や、暖房器具の側、臭いのきつい(または芳香剤の側)場所以外なら、どこでボトルを保管しても構いません。

しかし、ボトルって結構重いですし、ウォーターサーバーに設置するまでが大変だったりしますよね。

なので、ウォーターサーバーを設置した場所の側で、日当たりが悪く、比較的涼しい場所で保管するのがおすすめ。

例えば、とあるご家庭は、キッチン周りにウォーターサーバーを設置し、食器棚付近に新たに棚を設置し、そこにボトルを保管していました。

もちろん、これは一つの事例に過ぎませんが、近年では、専用ラックも販売されているくらいですし、いろいろ工夫は可能です。

なので、注意するポイントだけ気をつけて保管するようにしてくださいね。

その他・手入れ(掃除)の頻度は?

以上が主なパーツごとの手入れの方法です。

基本的にできれば毎日(最悪1週間に1度)は掃除したほうが良いです。

やはりこまめに手入れしないことには、カビが生えやすくなるので、出来る限り手入れは怠らないようにしましょう。

ウォーターサーバー選びも重要!

また、その他で気をつけることは、ウォーターサーバーの外側を吹きホコリを払ってあげることや、クリーンシステムのあるサーバーを契約することです。

どんなに、手入れを行っても内部までは行き届きません。

なので、操作一つで簡単に内部のカビ・雑菌の繁殖を防ぐクリーンシステム搭載のウォーターサーバーを使うべき。

おすすめのウォーターサーバーは?

『プレミアムウォーター』、『コスモウォーター』のウォーターサーバーには、クリーンシステム搭載タイプもあるので、かなり衛生的でおすすめです。

ぜひ、クリーシステム搭載のウォーターサーバーを利用することも忘れないようにしましょう。

ウォーターサーバーのカビ防止は、手入れ(掃除)から(まとめ)

ウォーターサーバーの手入れを怠ると、どうしてもカビは発生しやすくなります。

特に赤ちゃんにはカビは大敵ですし、出来る限り日頃の手入れ(掃除)をこまめに行い、カビ防止に務めなければいけません。

今回は、ウォーターサーバーに発生するカビが人体にどのような影響を及ぼすのか、またカビが発生しないための掃除(手入れ)の方法をご紹介しました。

ぜひ、これらの情報を参考に、安心・安全のもと、美味しい天然水を味わってくださいね。