【いつまで食べれる?】塩に賞味期限はあるの?

塩の消費期限はいつまで?-min

調味料や入浴剤・スクラブなど、様々な用途で使うことのできる塩ですが、一度に使う量はそれほど多くなく、何ヶ月経っても使い切れないことも…

実際にスーパーなどで購入する塩には、消費期限が記載されていないものもあるため、「この塩いつまで使えるの?」と、首を傾げることもあるでしょう。

とはいえ、せっかく購入した塩ならば、最後まできれいに使い切りたいものです。

そこで、塩を購入してからいつまでが賞味期限なのか、本記事でご紹介したいと思います。

ぜひ、塩を使い切るための参考としてみてくださいね。

塩の賞味期限はいつまで?

冒頭でもお話したとおり、多方面で生活に密着していながら、ほとんど賞味期限が知られていない塩。

ヤフー知恵袋にもよく掲載されているほど、塩の賞味期限を知っている人は意外と少ないです。

普通、パッケージされていない野菜類や魚など、一部の商品を除いては大抵の食材に賞味期限(あるいは消費期限)が記載されています。

しかし、塩に関しては賞味期限が記載されていないものも珍しくはありません。

そのために、賞味期限を知らずに使っているという人が多いのです。

では、塩の賞味期限はいつまでなのでしょうか?

塩の賞味期限は半永久?

皆さんは、塩の効果に抗菌・防腐・脱水効果があることをご存知でしょうか。

食塩そのものに殺菌・抗菌効果があるわけではありませんが、微生物が活性化するのに必要な水分を塩が奪うことで、殺菌・抗菌効果をもたらしています。

>塩の抗菌効果を利用した「塩水うがい」のまとめ

つまり、常識的に考えても分かるように、殺菌・抗菌作用をもたらす塩に、賞味期限なんてありえないのです。

ただし、全く何の影響を受けること無く永久的に使用可能というわけではありません。

塩は、水分(湿度)や温度、そして、においの影響を受けやすい物質でもあります。

なので、日が当たりやすい高温多湿の場所や、香水(アロマ)・消臭剤など、匂いを発するものの側で保存することは控えましょう。

最悪、塩が固まり変な臭いを感じてしまい、使えなくなるなんてこともあります。

そういう意味では、半永久的といったほうが良いのかもしれませんが、あくまで保存方法だけ考えれば、永久的に使うことは可能です。

もちろん、保存状態によって、塩そのものが固まったり、別のにおいを吸着してしまったりすることもあります。

そのため、できることなら、新しい塩を使うことが好ましいのは事実。

ただ、古いからといって使えないとか賞味期限があるといったことは無いので、できる限りいろんな用途に用いて塩を使い切るようにしましょうね。

賞味期限が記載されていない理由

そもそも賞味期限とは、美味しく食べるのに限界とされる期限を明記したものでしかありません。

塩そのものは、先程お話したように、賞味期限があるわけではなく、保存状態にもよりますが、半永久的に使える食材です。

そもそも、塩に賞味期限があるのなら、太古からの地層の変化によってもたらされた岩塩・塩湖から採取されている塩なんて使い物にもなりません。

長年培われたものから採取し、塩として使うことができるということは、まさに、塩が半永久的に使えることの証なのです。

つまり、美味しく食べるのに限界とされる期限を持たない塩に関しては、特に賞味期限を明記する必要は無いということ。

そのため、塩を販売する各メーカーは、特に賞味期限を明記せず販売しているのです。

一見、賞味期限も消費期限も明記がなく、使用するのが怖いと思いがちですが、塩は半永久的に使える食材なので、心配する必要はありません。

しっかり保管し、あらゆる用途に塩を使ってくださいね。

購入時の品質を維持するために知っておきたい塩の保存方法

塩は、事実上半永久的に使うことが可能です。

しかし保存する環境・方法次第で、古くなり使えなくなってしまうことは出てきます。

ただ古くなり固まるだけならまだしも、変なにおいが染み付いてしまえば、その塩を好んで使おうとする人はいませんよね。

では、どのように塩を保存すれば、長く使うことができるのか、その保存方法を、2つご紹介しますね。

温度・湿度に気をつけて保管する

塩は、水分を吸着しやすい基質を持っているので、高温で湿度の高いところで保管すると固まりやすくなってしまいます。

そのため、風通しがよく直射日光が当たらないような場所(シンク周りやポット・給湯器が置かれていない棚がおすすめ)で保管しましょう。

保管する際に密閉容器を使うのがおすすめ

どんなに風通しの良い日陰で保管しておいても、部屋全体の温度が高くなると湿気が高くなってしまいます。

なので、出来る限り空気に触れないように保管するという意味でも、密閉容器に入れて保管することは絶対必要!!

特に料理中に蓋を開けて保管なんてしてしまったら、すぐに塩が湿気ってしまい固まりやすくなります。

くれぐれも、塩を保管する際には、密閉容器に入れて保管するよう注意しましょうね。

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袋入の乾燥剤を入れて保管するのも良し!!

一旦袋から塩を取り出してしまうと、どのように保管したとしても、必ず空気に触れてしまいます。

そのため、永久的に完全に湿気を避けて、固まりやすくなることを防ぐことは不可能です。

もちろん、ちゃんと保管することで、固まりにくくすることは可能ですが、長年使っていることで固まってしまうことはあります。

なので、袋入の乾燥剤を一つ入れておくだけで、湿気対策に効果的なのでおすすめです。

どうしても、人体への影響を気にされている方は、炒ったお米を入れておくと湿気対策に効果的なので、乾燥剤代わりに試してみるというのも有効ですよ。

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においのあるところで保管は絶対にしない!!

これは絶対に気をつけてほしいことなのですが、塩は湿気だけでなく、においも吸着しやすい性質を持っています。

なので、料理をするところでの保管はもちろんのこと、消臭剤や香水が置いてあるところの側で保管するのは絶対にやめてください。

変なにおいが付着してしまうと、たとえ塩が半永久的に使えるとしても、気持ち悪くて使いたくなくなってしまいます。

必ずにおいが発生しないような場所で保管するよう心がけてくださいね。

>塩の種類から自分に合う塩を選ぼう

>粗塩の力で清めよう。浄化や清め用の塩とは

砂糖にも賞味期限切れはないの?

「塩に賞味期限が無いのなら、砂糖にも賞味期限がないの?」

そんな疑問を抱く人がいても、決しておかしな話ではありませんよね。

基本的に食品には賞味期限・消費期限というものが存在します。

賞味期限が無いという食品は、塩のようにごく一部の食品に限られた話です。

しかも、砂糖は、「抗菌作用がある」と、大々的に言われているわけではありません。

そして、何よりも、湿気などの不純物が混ざると、カビが発生しやすくなりやすい!!

そのため、賞味期限はあるだろうと考えても不思議ではありません。

しかし、それは間違った考えです。

実は、塩同様、砂糖も抗菌作用があり、あらゆる裂傷を消毒するのに太古の時代から用いられています。

単純に、医療が進歩し、砂糖を使わなくなってしまったことで、私達はその事実を知らないだけ…

そして、忘れてはいけないことがもう一つ。

砂糖は、不純物があまり混ざらず、糖度が80%以上あると腐敗しない性質を持っているということ。

そのため、純粋な砂糖なら、間違いなく賞味期限は存在せず、明記する必要性も無いのです。

ただし、先程も少し触れたように、塩と異なり、湿気を吸ってしまうことで、糖度が80%を割ってしまうとカビが発生してしまう恐れも…

いくら抗菌作用が働き、半永久的に使えると言われても、カビが発生してしまった元も子もありませんよね。

なので、くれぐれも砂糖を使う際には、塩以上に保管方法に気を配るようにしてくださいね。