【マツコの知らない世界】で紹介された厳選フライパンまとめ

マツコの知らない世界で紹介された厳選フライパン-min

2019年5月21日に放送された【マツコの知らない世界】で、フライパンが特集されました。

フライパンを紹介してくれたのは、 自宅で40種類以上のフライパンを使い分け、フライパンの研究に人生をかけてきたという飯田結太さん。彼がオススメするフライパンは、焼くだけで好みの味の調理ができる優れものばかり。

鶏肉のソテー、野菜炒め、卵焼きといった料理の仕上がり別にオススメのフライパンを続々紹介していきます。

飯田結太さんとは?

今回さまざまなフライパンを紹介してくれたのは、飯田結太さんです。1911年より浅草かっぱ橋で営業を継続している料理道具専門店【飯田屋】の六代目であり、過去2016年にも【マツコの知らない世界】に出演し、おろし金の紹介をされています。

大の料理道具好きで、プロと言うこともあり他にも【あさイチ】や【ヒルナンデス】などに登場し、さまざまな料理道具を紹介されてきました。

お店に仕入れる道具は必ず自分の手で使ってからと決めている飯田結太さん。料理道具の申し子と言われており、料理道具を広げる為にメディアで活動し、日々研究に勤しんでいます。

焼くだけで料理の味が激変する!飯田さんオススメのフライパン7選

美味しく鶏肉が焼けるフライパン

フライパンで作る鶏肉のソテーが好きな人は多いですよね。外側はカリッとさせながらも、中はふわふわだったり、さっぱりしていたり、ジューシーだったり…。

いくつか美味しい焼き方がありますが、フライパンを変えるだけで鶏肉の味わいも大きく変化するので、ここではそれぞれの焼き方に応じたオススメのフライパンをご紹介します。

フジノス エバーグリル(ステンレス製)

飯田屋が5年かけて開発したオリジナルのフライパンです。鶏肉の表面はカリカリに、中はふわふわという何とも変わった食感に焼き上げることができます。フジノス エバーグリルは、ステンレス製なので熱の伝わり方がとにかくゆっくりなのが特長。ゆっくり熱が入るから、鶏肉の水分が抜けにくくなり、固くならないふわふわ食感に仕上げることができるのです。

また、ガスにもIHにも対応しているから、どのご家庭でも安心して使えます。更に、板厚3mmという超極厚板なので、ステーキを焼くと外はカリッと、中はふわふわジューシーに美味しく仕上げることができます。普通に焼くだけなのに、プロの味が家庭で再現できるフライパンなのです。

おすすめポイント

  • 飯田屋オリジナルの自信作。
  • ステンレス製なのでゆっくり熱が入り、お肉がパサつかずふわふわジューシーに仕上がる
  • ガスにもIHにも対応している

グリーンパン メイフラワーフライパン(アルミ製)

セラミック加工のフライパンで、ボディはアルミ製になっています。なので、本格的なフライパン特有重たさがなく、女性でも軽々と持って使用することができます。

グリーンパン メイフラワーフライパンは、熱の入り方が早く、旨みが抜けやすくなっているのが特長です。鶏肉の表面をカリカリ、中はさっぱりと仕上げてくれます。その秘密は、底面にあるマグニート加工がバージョンアップしたから。マグニート内の電磁粒子を小さくすることで、熱伝導効率が向上しました。

また、フレームガードの両サイドに小さなスペースがあり、フライパンを洗った際に水抜けしやすくなっています。他にも木製のハンドル部分にはミネラルコーティングがされていますが、使用していくことでコーティングが無くなり、自然な風合いが出ます。

クラシックなヨーロッパの雰囲気を感じさせるデザインも魅力。

おすすめポイント

  • セラミック加工しているアルミ製だから、とにかく軽い。
  • 熱伝導率がより良くなり、外はカリカリ、中はさっぱりとした鶏肉のソテーができる。
  • クラシックなヨーロッパの雰囲気がある、高いデザイン性。

ターク ターククラシックフライパン(鉄製)

鶏肉の表面をカリカリ、中をジューシーに焼き上げてくれる鉄製のフライパンです。ドイツ生まれのオーソドックスなもので、1つ1つ職人が鉄をハンマーで叩いて高温で焼き上げるという製法を採用しています。その為、簡単には壊れることのない高い耐久性で、使う込むほどに味の出てくる一生モノのフライパンに。

こちらは熱の伝わり方が早いうえ保温性も高いので、食材の旨みを充分に引き出して焼き上げることができます。フライパン表面に磨き処理を行っていないため、鉄ならではの独特の風合いがあります。フライパンで調理が終わったら、お皿に盛らずそのままテーブルに並べても雰囲気のある食卓に。

また、フライパンにはつなぎ目がないため水洗いもしやすく、美しいフォルムを保つことができます。

おすすめポイント

  • 昔ながらの製法で生み出される、オーソドックスかつ本格的な鉄製のフライパン。
  • 熱伝導率と保温性が高く、食材の旨みを引き出しやすい。
  • 使い込むほどになじみ、一生使い続けられる耐久性がある。

鶏肉を美味しく焼く方法

鶏肉を美味しく焼けるフライパンをご紹介したところで、飯田さん直伝の鶏肉を美味しく焼く方法をまとめてみました。特別なことはなく、とてもシンプルな方法です。

  • 強火で焼かない
  • 弱火でゆっくり時間をかけて焼く

お肉を焼き方としてありがちなのが、表面を強火で焼いてから、フライパンに蓋をしてじっくり旨みを閉じ込めるというものですが、飯田さんはこれは間違いだと言います。

お肉の持つアミノ酸が旨み成分に変わるのが60°~80°だと言われており、焼く時間が長いほど美味しくなるとされているからです。

先述したフライパンで例えると、熱の伝導率が低くゆっくり焼き上げるものほど、お肉の旨みが抜けずに蒸し焼きの状態になるので、ふわふわした味わいになるのです。逆に、熱の伝導率が高く早く焼き上がるものほど、お肉の旨みが抜けやすくなってしまい、サッパリした味わいに仕上がります。

お肉の仕上がりの好みは個人差があるので、オススメするフライパンも異なりますが、いずれのものを使っても焼き方をこのように工夫するだけでお肉の味わいがかなり変わるので、是非試してみてはいかがでしょうか。

美味しい野菜炒めが作れるフライパン

同じ味付けの野菜炒めでも、野菜がしんなりしているかシャキシャキしているかといった食感の違いで、大分雰囲気が変わりますよね。同じようにフライパンを変えるだけで、いつもと違った美味しさの野菜炒めができるので、飯田さんオススメのものをご紹介します。

長谷元 純チタン木柄フライパン(チタン製)

こちらは温度が伝わりやすく、野菜炒めをしんなりとした食感に仕上げることができます。素早く炒めることができるので、時間とガス代の節約にもなり主婦には嬉しいですよね。

チタン製のフライパンは、素材の美味しさを活かした素早い料理をするのに特化しています。持っていないくらい軽いので、料理をしながら片手でフライパンを振るのも楽々できます。他にもお手入れがしやすく衛生的、抜群の耐久性があるので、1つあると重宝すること間違いなし。

長谷元のフライパンは、レストランの厨房で使われることも多いから、これで焼くだけで簡単にプロの味の料理を作ることができますよ。

おすすめポイント

  • 素早く炒めることができるので、素材の美味しさを活かした料理に最適。
  • チタン製で、驚くほどの軽さ。
  • お手入れがしやすく、耐久性もある為、毎日使にピッタリ。

宮崎製作所 ジオ・プロダクト ソテーパン(ステンレス製)

熱の伝導率が低く、温度が上がりにくい為、シャキシャキした野菜炒めを作ることができます。低温で調理することができるので、野菜の水分が抜けずに蒸し焼きのような状態に仕上げることができるのです。

こちらは全面7層構造で、全体にムラなく熱が伝わるから、少ない熱量で素早く調理できます。野菜炒め以外にも、素材の脂分を活かして少ない油で焼くことができるから、お肉料理でもよりヘルシーに仕上げることができます。

ガスでもIHでも対応しているので、コンロスタイルの変更に影響することなく、長く使い続けられます。プレゼントにも最適ですよ。

おすすめポイント

  • 低温でじっくり焼き上げるので、蒸し焼き野菜のようなシャキシャキした野菜炒めが作れる。
  • 全体をムラなく炒めることができる全面7層構造。
  • 素材の脂分を活かした調理が可能。

野菜炒めを美味しく作る方法

野菜炒めは、しんなり派でもシャキシャキ派でも、共通して美味しく作る方法があります。飯田さんが提案する美味しい野菜炒めの作り方は、弱火で炒めて時々そっと混ぜるというやり方です。

強火で炒めてフライパンを豪快に振るというありがちな作り方では、フライパンの中の温度が急上昇してしまい、野菜にあるペクチンという細胞壁が崩れ、水分や旨みが流れ出てしまうのでNGなのです。

ペクチンが壊れる温度は70°~80°とされ、水として流れ出たものはフライパンの熱で蒸発してしまうので、旨みだけでなく野菜の栄養まで摂りにくくなるので、注意が必要です。

低温で炒め続けて時々混ぜることで、温度を上げ過ぎることなく火を通すことができるので、旨みも栄養も流れ出ていない、美味しい野菜炒めを作ることができます。

美味しい卵焼きが作れるフライパン

意外と多くの女性が苦手としている卵焼き。定番でシンプルな料理だけに、料理の腕が試されるものと言っても過言ではありません。卵焼きの食感であるカリトロ、トロふわ、ふわふわの種類別に飯田さんオススメの卵焼き用のフライパンをご紹介します。

丸新銅器 玉子焼器 関西型(銅製)

丸新銅器 銅玉子焼器 関西型13.5cm 卵焼き 純銅製

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こちらは銅でできたもので、熱の伝わりが早くふわふわとした卵焼きをつくることができます。卵を入れたらすぐに固まり、水分が逃げないので、ふわふわとした食感になるのです。

このフライパンの表面には、錫引きという作業を施しています。錫の膜厚が厚くなってコゲつきにくくなり、コーティングも長持ちするのです。

1つ1つのフライパンに職人が手作業で錫引きをしているので、表面には傷のように見える線がありますが、これにより表面が真っ平であり、凹凸が一切ありません。均一に熱が通り、巻きやすくなっているので、誰でも簡単にふわふわとした卵焼きを作ることができます。

おすすめポイント

  • 銅製で、熱が伝わりやすく、ふわふわした卵焼きが作れる。
  • 錫引きという職人技が施され、コゲつきにくく、美しさも長持ちする。
  • テクニックなしで、簡単に美しく美味しい卵焼きが作れる。

リバーライト 極JAPANたまご焼き(鉄製)

熱の通り方が遅い鉄製の卵焼き用のフライパンです。じっくり熱が通って水分は抜けやすくなりますが、外はしっかり焼けるので、表面はカリッ、中はトロッとした状態に仕上げます。

鉄素材の長所だけを活かしたフライパンを作るため、特殊熱処理をした窒化鉄を採用しています。なので、鉄特有のサビやすい、コゲつきやすいという欠点を解消することができました。

卵焼きはもちろん、焼き物は香ばしく、炒め物はシャキッと仕上げられます。おまけに鉄分を補給することができます。お手入れも簡単で、鉄だからこその優れた耐久性があります。

おすすめポイント

  • じっくり熱が通るので、カリトロ食感の卵焼きが作れる。
  • 特殊熱処理をした窒化鉄を採用することで、サビ・コゲを防止。
  • 簡単にお手入れができるのに、鉄特有の優れた耐久性と機能性がある。

まとめ

鶏肉、野菜炒め、卵焼きと言った料理の仕上がり別に最適な、飯田さんオススメのフライパンをご紹介しました。それぞれのフライパンの特長をまとめましたので、あなたにピッタリのものを見つけて下さい。

鶏肉にオススメのフライパン
  • フジノス エバーグリル(ステンレス製)→表面をカリッと、中はふわふわに仕上げる。
  • グリーンパン メイフラワーフライパン(アルミ製)→表面をカリッと、中はさっぱりと仕上げる。
  • ターク ターククラシックフライパン(鉄製)→表面はカリッと、中はジューシーに仕上がる。

好みの仕上がりになるフライパンを選ぶ他にも、本格的な味わいの料理にこだわるなら、何と言っても飯田屋オリジナルであるフジノス エバーグリルがオススメ。飯田屋のこだわりが詰まったフライパンで、誰でもこれまでとは違った仕上がりの料理ができるでしょう。

家庭では手軽にフライパンを使いたいという人は、グリーンパン メイフラワーフライパンを選ぶと良いですよ。

野菜炒めにオススメのフライパン
  • 長谷元 純チタン木柄フライパン(チタン製)→野菜をしんなりと仕上げる。
  • 宮崎製作所 ジオ・プロダクト ソテーパン(ステンレス製)→野菜をシャキシャキと仕上げる。

調理時間を短縮してガス代をしたい場合は、熱伝導率の高い長谷元 純チタン木柄フライパンがオススメ。手早く調理ができるので、忙しい主婦さんの味方になるはず。

宮崎製作所 ジオ・プロダクト ソテーパンは、熱の伝導率が低く、より野菜の水分が流れにくいため、素材の美味しさを十分に引き出した味わいを求める方にピッタリです。お肉料理でも、よりヘルシーに仕上げることができますよ。

卵焼きにオススメのフライパン
  • 丸新銅器 玉子焼器 関西型(銅製)→卵焼きをふわふわに仕上げる。
  • リバーライト 極JAPANたまご焼き(鉄製)→卵焼きの表面をカリッと、中をトロッと仕上げる。

丸新銅器 玉子焼器 関西型は、熱の通りが早く簡単にふわふわした卵焼きが作れるので、毎朝お弁当作りをしている人にオススメです。火が早く通るから時間短縮になるのはもちろん、ふわふわに仕上がる卵焼きは時間が経っても柔らかく、冷めても美味しく食べることができますよ。

一方、卵焼きの中はトロッとした半熟のような仕上がりが好きな人は、リバーライト 極JAPANたまご焼きがオススメ。扱いづらいイメージのある鉄のフライパンの概念を覆した作りなので、簡単にお手入れできるのに、鉄ならではの味わい深い卵焼きを作ることができます。

毎日使っているフライパンも、素材や熱の伝導率にこだわって選ぶことで、同じ料理でもまったく別の味わいに仕上がることが分かりました。是非参考にして、今後のクッキングライフにお役立て下さい。