「せっかく作った卵焼き…切ったら断面がグチャグチャ」「卵焼きの表面がボコボコで見映えが悪い」なんて失敗をしてしまったことがありませんか?卵焼きは料理の基本中の基本、お弁当や朝御飯の副菜として、なにかと重宝するメニューですよね。綺麗な卵焼きを作れると食事中のテンションも上がりますし、テーブルの雰囲気も華やかになります。
お弁当に綺麗な卵焼きが入っていれば、それだけで料理上手のイメージを持ってもらえることも…ですが、綺麗な卵焼きを作るのってなかなか難しいです。私も結婚したばかりの時は、毎日のように練習をしていました。けれど、実は綺麗な卵焼きを作るためには専用フライパンと、少しのコツさえ掴めば十分なのです。
ということで今回は、「早く知りたかった!」と目から鱗な卵焼き作りのコツをご紹介します。綺麗な卵焼きが作れるオススメの専用フライパンも、数ある中から厳選してまとめてみました。さらに、「卵焼きだけに専用フライパンを使うのはもったいない!」ということで、卵焼き器を他の料理にも活用する便利な使い方もお話ししていきます。
「綺麗な卵焼きを作れるようになりたい!」「料理のレパートリーを増やしたい!」「どんなフライパンを選べば良いか分からない…」という方は必見です。最後までチェックすれば、料理が楽しくなること間違いなし!是非参考にしてみてくださいね。
卵焼き専用フライパンを使った綺麗な卵焼きの作り方
では早速、綺麗な卵焼きの作り方をご紹介していきます。材料選びのコツや、ちょっとしたひと手間、気を付けることなどをポイントごとにまとめてみました。
卵や調味料は常温に戻しておこう
卵や調味料を常温に戻しておくことで、混ぜやすくなりダマができませんよ。ダマができてしまうと、表面がデコボコになってしまったり、味にばらつきが出てしまいます。卵は出しっぱなしにすると痛みやすいので、混ぜ合わせる5分前くらいに出しておくのが最適ですよ。
卵焼き綺麗に作る秘密兵器をプラス
卵焼きを綺麗に作るためのアイテムがあることをご存じですか?簡単に手に入るもの、冷蔵庫やキッチンにある調味料をプラスするだけで、一段上の仕上がりになりますよ。では、ご紹介していきますね。
みりん
みりんを入れることで、卵焼きの色味が明るくなります。砂糖を使って卵焼きを作っている方は、代わりにみりんを入れてみてくださいね。砂糖は火が通ると色が変わるので、卵焼きが茶色くなる原因となります。みりんに変えれば甘みを損なわず、コクも出すことができますよ。
マヨネーズ
マヨネーズをプラスすることで、卵焼きの仕上がりがふっくらとします。コクやアクセントが味に加わるだけでなく、マヨネーズ自体に味がしっかりとあるので、他の調味料を減らすことができますよ。マヨネーズは火が通っても色が変色しないので、見映え的にも問題ありません。ただ、少し混ざりにくいので、常温に戻しておくことと、しっかりめに混ぜることを心がけてみてくださいね。
重曹
重曹を混ぜてから卵焼きを焼くと、マヨネーズ同様にふっくらと仕上がりますよ。卵焼きを作っても一度で食べきれないとき、お弁当のおかずとして使うこともありますよね。重曹入りの卵焼きは、冷めてもふわふわ感をキープできるのでお弁当に最適ですよ。味に影響がないので、好みの味のまま卵焼きをグレードアップできます。
私は、卵焼きが余ったら夏場は冷凍してしまうのですが、重曹入りのものだと解凍したときのパサパサ感がなく、焼きたての美味しさを楽しめるのでオススメです。重曹は掃除用と食用がありますから、必ず食用のものをチョイスしてみてくださいね。ホットケーキ作りにも使えますし、排水溝やシンクの掃除にも使えるので、常備しておくと便利ですよ。
一度こしておくと滑らかな表面になる
卵焼きの表面がボコボコになってしまうときは、焼く前に一度こしておきましょう。100Yenショップで売られている茶漉しなどで十分ですよ。卵の白い紐のような部分や、混ざりきっていない調味料が取り除かれて、滑らかな焼き上がりになります。
油はキッチンペーパーでこまめに引く
卵焼きを焼くときは、油の引き方も重要です。油は卵を折り畳む度に、丁寧に引き直しましょう。そうすることで焦げやくっつきを防いで、綺麗な見た目に仕上がりますよ。
油が多すぎると卵焼きがギトギトになったり、気泡ができて逆効果なので、折り畳んだキッチンペーパーに含ませてからフライパンに伸ばしてくださいね。余計な油を使わずに済みますし、全体にしっかりと行き渡らせることができます。
4回くらいに分けて焼くのがベスト
卵焼きを焼くときは、4回くらいに分けて焼くのがオススメです。一度に流し入れる量が多すぎると焼くのが大変になりますし、少なすぎると焦げやすくなるので、3回か4回くらいが良いと思いますよ。それに、4回くらいに分ければ折り畳む回数もちょうど良いので、切ったときの断面も美しいです。
少し火が通ったから菜箸でかき混ぜる
火が通ってくると、外側にぷくぷくと気泡ができるのがわかると思います。そうしたら、外側から内側に向かって、菜箸で大きくかき混ぜてみてくださいね。すると、焼き上がりがふっくらと仕上がります。全体の大きさも普通に焼くよりも大きく見えるので、お得感のある方法ですよ。ぐるぐる細かくかき混ぜすぎると、卵が破けたり、食感が悪くなるので要注意です。
完全に火が通る前に丸めよう
卵焼きを焼くときは、完全に火が通る前に折り畳んで丸めていきましょう。「生焼けにならない?」と心配になるかもしれませんが、何度も折っている間ずっと火が通り続けているので、生焼けにはなりません。
完全に火が通ってから丸めるのを繰り返してしまうと、切ったときに断面が黒く焦げてしまったりすることがあります。火が完全に通る前に丸めれば、ちょうど良い焼き上がりをキープできますよ。
熱いうちにキッチンペーパーで形を整えよう
卵焼きが焼き上がったら、熱いうちにキッチンペーパーに置いて、くるくると丸めて形を整えましょう。卵にも含まれているタンパク質は、熱を加えることで固まる性質があります。熱いうちに形を形成すれば、冷めていくうちにどんどんキレイな形が定着しますよ。この行程をしっかりとやると、少しくらい形が崩れてしまっても安心です。
彩りが綺麗になる食材をプラスしよう
卵焼きになれてきたり、どうしても砂糖を使いたかったり、仕上がりの色味が気になるときには、彩りが綺麗になる食材をプラスしましょう。ボリュームと栄養もアップしますし、見映えも格段に美しくなるので、お弁当やおかずにぴったりです。私のおすすめ食材を3つご紹介しますね。
小ネギ
1つめの彩り食材は小ネギです。小ネギは一年中、比較的安く手に入りますよね。輪切りにして材料と一緒に混ぜ合わせて、そのまま焼いてみてください。黄色い卵に鮮やかな緑がプラスされて、食卓やお弁当が華やかになりますよ。小ネギは買ったら全て輪切りに切ってタッパに移し、キッチンペーパーを被せて蓋をして、逆さまにして冷蔵庫で保存すると長持ちするし楽チンです。
干しエビ
2つめの食材は干しエビです。こちらも、小さい袋だとスーパーなどで安く手に入ります。また、干しエビにはカルシウムなどの摂りにくい栄養が豊富で、プラスすれば彩りも鮮やかになり一石二鳥です。エビの風味も加わってとても美味しいですよ。小ネギ同様に、材料に混ぜてそのまま焼いてみてくださいね。
オクラ
3つめの彩り食材はオクラです。オクラは栄養もありますし、鮮やかな緑色がアクセントになりますよ。熱を通すことで、ネバネバも少し抑えられるので、苦手な方でも試しやすいと思います。オクラはさっと洗って、ラップに包んで軽く電子レンジで温めておいてくださいね。
切ってから材料に混ぜて焼いても良いですし、ヘタとおしりの部分をとって、そのまま卵で巻くように焼くのもおすすめです。オクラをプラスする最大の魅力は、なんといっても断面ですよ。オクラは切ると星形になるので、お弁当などに入れるととっても可愛く仕上がります。是非試してみてくださいね。
卵焼き器の便利な使い方
卵焼き器を卵焼きのためだけに使うのって、なんだかもったいない感じがしますよね。卵焼きの形状と、手頃な大きさを利用すれば色々な料理に使うことができますよ。毎日の生活が便利になる使い方をまとめてみました。
少量の炒め物作りに最適
ちょっとした炒め物で、卵焼き器を使う方は結構いるのではないでしょうか。大きなフライパンを使うほどの量ではないとき、お弁当のおかず作りなどに卵焼き器はミニフライパンとして大活躍してくれます。洗い物も簡単ですし、火の通りも早くてガス代の節約になりますよ。
簡単で崩れにくいオムライスが作れる
オムライスを作るときに「上手く丸められなかった」「卵が破けてケチャップライスが出てきてしまった」なんてことありませんか?それに、フライパンで作ると一人分が大きすぎることもありますよね。そんなときにおすすめなのが卵焼き器です。
卵焼きを作る要領で卵を入れて、ケチャップライスを乗せます。そのまま、くるくると丸めれば簡単にキレイなオムライスができますよ。サイズもお弁当や一人分のランチにちょうど良いので、是非試してみてくださいね。
ちょっと野菜を茹でたい時にぴったり
「お弁当に彩りでいんげんを入れようかな」「おかずの付け合わせに少しほうれん草を使いたい」そんなとき、大きな鍋を出して茹でるのは面倒ですよね。なので、私はいつも卵焼き器を使っちゃいます。いんげんやほうれん草はさっと茹でるだけなので、卵焼き器でも十分ですよ。
また、水の量も最小限で済みますし、沸騰するのも早いです。ガス代、水道代、時間を節約できるので試してみてくださいね。同様に、少しの量のおひたしなども作れちゃいますよ。
ちょうど良い量のホットケーキ作り
普通のフライパンでホットケーキを作るとき、一枚が大きすぎると思うことはありませんか?大きなホットケーキが好きな場合は問題ないのですが、フライパンと同じ大きさのホットケーキを食べるのは大変ですよね。そんなときも卵焼き器の出番です。サイズが小さいので食べきりサイズが作れますし、ひっくり返すのも簡単ですよ。小さめサイズを沢山作って冷凍すれば、節約しながら数日分のおやつや朝食が確保できます。
親子丼だって盛り付けやすい
親子丼やカツ丼を作るときにフライパンを使っていませんか?フライパンで親子丼やカツ丼を作ると、いちいちお玉で取り分けなければ行けなかったり、その際中に崩れてしまうのがストレスになることも…卵焼きで作れば、ちょうど一人分の量になるので、そのままご飯の上にスライドして乗せることができますよ。
一人前のラーメンも作れちゃう
一人暮らしの若者の間で話題なのが、卵焼き器で作る即席ラーメンです。即席ラーメンの麺は卵焼き器にすっぽりと入る四角のものが多く、必要な水の量もちょうど卵焼き器に入る量と同じとのこと…
大きな鍋を使わなくて済むのはもちろん、水の量も間違えにくいので、一人暮らしの強い味方になってくれますよ。火が通りやすいので、急いでいるときや疲れているときにも助かりますね。
卵焼き専用フライパンを選ぶときの注意点
卵焼き専用フライパンをご紹介する前に、選ぶときの注意点をお話ししていきますね。専用フライパンといっても種類は沢山ありますし、形や使い心地も様々ですから、是非参考にしてみてください。
ガスかIHか要チェック
卵焼き専用フライパンを選ぶときには、ガス火対応なのか、IH対応なのかをチェックしましょう。間違えて購入してしまうと、使えないことがあるので要注意です。また、調理器具は一度購入したら何年も使う場合が多いですから、引っ越しをする可能性がある方はガスとIHの両方に対応しているものを選ぶと安心ですよ。
持ち手が金属だと熱くなりやすい
比較的値段の安い卵焼き専用フライパンは、ごく稀に持ち手部分とフライパン部分が同じような素材の場合があります。持ち手が金属でできていると、調理をしていく段階でだんだんと熱くなってしまうことがあるので要注意です。卵焼きは、卵を入れて折り畳むことを何回も繰り返すので、調理が長引いて熱くなりやすいですよ。なので、金属以外の素材の持ち手のものを選ぶことをオススメします。
軽い方が料理がはかどる
卵焼き専用フライパンを選ぶときは、重たいタイプのものは避けましょう。重たいフライパンは、調理中に手首が痛くなったり、手軽に料理がしにくくなりますよ。また、洗うときも大変なので軽いものがおすすめです。
気を付けたいのが、最近のガスコンロはフライパンや鍋が軽くなると、安全装置が作動して火が止まる場合があります。軽すぎるフライパンだと安全装置が作動してしまうかもしれないので、覚えておいてくださいね。
内側に加工がされていると焦げにくい
これは、卵焼き専用フライパン以外にも言えることですが、内側に樹脂加工やコーティングがされているものを選ぶようにしてみてくださいね。簡単に言うと膜が張ってる状態なので、焦げやくっつきにくく使いやすいです。
また、洗うときにもスルンと汚れが落ちてくれますよ。コーティングは使っていく過程で少しずつ取れていくので、擦りすぎたり、焦げ落とし用のスポンジで磨くのはNGです。
少し深さのあるものが便利
先ほどもご紹介しましたが、卵焼き専用フライパンには色々と便利な使い方があります。様々な料理に活用することを考えると、浅いタイプよりも、少し深さのあるタイプを選ぶことで応用がききますよ。卵焼きを作るときも深さがあると、液がこぼれにくく、ひっくり返しやすいです。
節約中なら横幅のあるものがオススメ
幅の狭い卵焼き専用フライパンを選んでしまうと、焼き上がって切ったときに5つくらいにしかなりませんよね。ですが、横幅のあるフライパンを選べば、同じ量の材料でも横に細長い卵焼きになります。そうすると、切ったときの数が増えるので、料理やお弁当、冷凍しておけてお得ですよ。
オススメの卵焼き専用フライパン
最後に、オススメの卵焼き専用フライパンをご紹介しますね。使い心地や、コスパ、他の料理への活用など、様々な観点から厳選した選りすぐりの商品となっています。専用フライパン選びに困ったり、何がなんだか分からないときは、是非チェックしてみてくださいね。
ティファール グランブルー プレミア エッグロースター
言わずと知れた調理器具メーカーのティファールから発売されている、深めの卵焼き専用フライパンです。ティファール独自のチタンコーティングが新しくなり、従来よりも3倍も長持ちするのが嬉しいポイントですよ。こびりつきにくいので、油の量も少量に抑えられてヘルシーになりますね。
また、持ち手部分が少しくびれているため、手にしっかりとフィットしてくれますよ。フライパンが動かしやすいので、快適に料理がはかどります。さらに、ティファールには適温マークがついているのも魅力のひとつです。余熱が完了するとマークの模様が変わるので、フライパンが温まったことが分かりやすいですよ。
フライパンの外面は、お洒落で高級感のあるブルーのエナメル素材なので、キッチンに置いてあっても生活が出にくいのも素敵ですね。料理をするのが楽しみになるデザインも、毎日使う調理器具には欠かせないポイントです。
●おすすめポイント
・新しくなった独自のチタンコーティングでこびりつきにくい
・適温マークがあるので、調理のタイミングが分かりやすい
・丈夫で高級感のあるブルーのエナメル素材でキッチンがおしゃれになる
和平フレイズ 超軽量 卵焼き フライパン ブラック
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和平フレイズから発売されている、超軽量の卵焼き専用フライパンです。Wマーブルコーティングが施されており、20万回もの摩擦にもしっかりと耐えてくれますよ。口コミでも長年使っている愛用者からの声が多く、満足度が高いことがわかります。丈夫で強いので、金属のヘラも安心して使用することが可能ですよ。
さらに、取手部分とフライパン部分が平らに繋がっていて、くぼみや段差がないのも嬉しいポイントです。液体や汁が漏れたりこぼれる心配も要りませんし、汚れが溜まりにくいので洗うのも簡単に済みます。超軽量なので熱伝導が早いので、火や時間の節約になるのも魅力的ですよね。
また、注目していただきたいポイントは商品だけではありません。この商品は価格も非常にお手頃で、アマゾンにて約1500円で購入することができるのです。高価なフライパンの機能はそのままに、大型スーパーなどで手に入るような激安価格で購入できますよ。
●おすすめポイント
・Wマーブルコーティングで金属ヘラも安心して使える
・取手部分につなぎの部品がないので、汚れにくく洗いやすい
・調理器具としては驚きのお手頃価格!コスパ抜群で満足度急上昇
岩野×燕三条 卵焼きフライパン
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2014年から創業されたキッチンメーカー岩野が、世界最先端の鍛冶技術を持つ燕三条とコラボして作った卵焼きフライパンです。この商品の魅力は、なんといっても鉄ならではの焼き加減ですね。表面に加工はされていませんが、高温での調理が可能なので焦げ付きにくいです。
また、加工がされていないからこそ、たわしでゴシゴシ洗ったり、金属ヘラで調理することもできますよ。さらに、フライパンの先に角度をつけることで傾斜ができているので、卵焼きがくるりと簡単にひっくり返せます。炒め物のこぼれ防止にもなるので、これから料理を頑張りたい方の強い味方になってくれること間違いなしです。
鉄製なのにとても軽く、片手で楽々と調理できるのも嬉しいですね。IHとガスの両方に対応しているのはもちろん、直火でも使えるので料理の幅が広がります。
●おすすめポイント
・高温調理と上質な鉄素材で深みのある仕上がりに
・鉄製なので洗い方や調理器具などに気を使わず済む
・卵ひっくり返しスペースで綺麗に卵が巻ける
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