間違いないベストなフライパンの選び方【素材・機能・サイズ・重さは大事】

炒めたり焼いたり、中には煮たり、炊飯したりと、色んな料理法で用い、私達の食卓を豊かにしてくれるフライパン。

近年は、様々な素材のフライパンが世に出回っていますよね。

ただ、実際のところ、あまりに多くのフライパンが出回っているために、どの種類を選べば良いのか分からないという人も、実に多いです。

そこで、本記事では、フライパンを購入する際に気をつけるべきポイントや、必要に即したフライパンがどんな種類のフライパンなのか解説していきます。

ぜひ、フライパン選びの参考としてみてくださいね。

増え続けるフライパンの種類

昔は、ただ焼いたり炒めたりするだけに使われてきたフライパン。

それこそ鉄かアルミ・銅あたりの素材を用いたフライパンで事足りていましたよね。

ところが、日本の食生活が豊かになり、フライパンでパスタソースを作ったり、鍋の代わりとして炊飯してみたりと、いろんな用途で使われ始めました。

そのために、『便利で焦げ付かずに長持ちするフライパンを…』と、各メーカーがあらゆる素材のフライパンを開発し販売し始めたのです。

近年、流通しているフライパン

現在では、大まかに分けて2通りのフライパンが流通しています。

以上の2系統に大きく別れ、その中で、各メーカー独自の技術で、オリジナリティ溢れる様々なフライパンが販売されています。

フライパンの流通拡大と共に発生する悩み

欧米から取り入れたグルメ志向の高まりによって、様々な調理法・用途に即したフライパンが多く登場していることは喜ばしいことです。

しかし、それと同時に、あまりに多くの種類のフライパンがあるがゆえに、多くの人がフライパン選びに頭を悩ませているのも実情…

素材、重さ、サイズ、機能など…

それぞれに一長一短あり、目的に沿ったフライパンを正しく選ばなければ、購入後にすぐ公開してしまうなんてことも…

まぁ、1000円台で購入できる格安なフライパンなら、まだ、『買い直せばいいか…』と諦められますが、数万円もするフライパンなら諦めきれませよね。

なので、何をもってフラパンを購入すべきか間違えられないという思いが、ますます、フライパン選びを悩ませてしまっているわけです。

フライパン選びで悩ませるコーティングの違いとは？

先程、フライパンの種類が増えたために、フライパン選びで頭を悩ませているとお話しました。

その中でも、特に頭を悩ませているのが、様々なコーティングが続出していることが大きく影響しています。

そもそも、コーティングといっても、セラミックやダイヤモンドコート、単純なフッ素樹脂、はたまた独自のコーティング（素材不明）まであり千差万別。

そのため、何がどのように違うのか、購入者は混乱をきたしてしまっているわけです。

では、簡単にコーティングの素材の違いをご紹介しますので、フライパン選びの参考としてみてくださいね。

セラミック

セラミックは、土砂やケイ素といった素材を、陶器のように焼き固めて作り上げた素材です。

イメージとしては、フライパンの表面を陶磁器のようなものでコーティングしたと考えてください。

基本的に熱にも強く安全な素材でコーティングされているため、他の素材のコーティングと比較して、安心して利用が出来ます。

ただし、使い方次第では、多少焦げ付きやすいという声もあるので、ちょっとした使い方のコツは必要です。

フッ素樹脂（テフロン）加工

フッ素樹脂（テフロン）加工のフライパンは、巷でよく見る多くのフライパンで用いられているコーティング素材。

ロウ状の樹脂で、硬くもあり薄い板にすると曲げやすい性質を持っている素材です。

素材の硬さを利用し、簡単に焦げ付き剥がれないように、フライパンのコーティングに使われていますが、急激な熱には弱く意外と脆い部分もあります。

しかも、コーティングが剥がれ加熱しすぎてしまうと有害ガスが発生する恐れもあるので、非常に危険…

安価で購入でき利便性の高いフライパンとして重宝される素材ですが、長持ちするかといわれると、少し疑問もあるといえますね。

ダイヤモンドコート

ダイヤモンドコートは、フッ素樹脂加工の一つで、フッ素樹脂の脆さをカバーするために、ダイヤモンドの粒子を織り交ぜコーティングしたものです。

ダイヤモンドが混ざっているので、多少強度は強く、多少であれば、金属性のヘラでこすっても、コーティングが剥げることはありません。

ただし、あくまでフッ素加工の一つに過ぎず、たとえダイヤモンド粒子が配合されても、急激な加熱や、度重なる摩耗には脆い一面も持ち合わせています。

また、コーティングが剥がれ更に加熱を続けると有害ガスが発生するため、決して安全とも言えません。

やはり、フッ素樹脂のコーティング同様、正しく使い、定期的に買い替えも必要と考えて使うべき素材のコーティングと言えますね。

メーカー独自の特殊コーティング

その他、メーカー独自の特殊コーティングも存在しています。

具体的な素材に関しては、企業秘密とされているケースが多く、はっきりしていないのが実情…

ただ、独自の特殊コーティングにより、焦げ付きにくく無水調理が可能になったり、油なしで調理できたりと機能性が格段とUPしているのは事実。

もちろん、鉄のように、極端な耐熱性を持ち合わせているとは言えませんが、結構強度も高く、中には10年保証と謳っているメーカーもあります。

なので、フライパン購入時の一つの選択肢として入れておくのもおすすめです。

フライパン購入時は、コーティングの特色も把握して適切に選ぼう！

以上が、フライパンのコーティングとして主に用いられている素材です。

このように、コーティングといってもいろいろ種類が存在し、各素材によって特色が異なります。

後ほど、フライパンの選び方については、詳しくご紹介していきますが、ぜひ、コーティングの素材についても把握した上で選ぶようにしてくださいね。

フライパンの選び方

今の時代、数多く販売されているフライパンの中から、どのフライパンが必要なのか正しく選び、購入する必要があります。

では、具体的に、どのようなポイントを考慮して、購入すべきフライパンを選べば良いのか…

購入すべきフライパンの選び方をご紹介していきます。

ポイント1：サイズ

フライパンの素材もたくさんありますが、単純に素材だけが多いわけではなく、サイズも大小様々なフライパンが販売されています。

小さいものなら10cmタイプのものから、大きいものなら28cmタイプのものまで販売されているので、必要に応じたものを選ぶ必要があります。

特に、各家族構成（一人暮らしor家族（所帯持ち））によって選ぶべきサイズは変わってきます。

では、実際のところ、どのサイズを選べば、満足できるのか、いろんなケースを想定して考えてみましょう。

一人暮らしの場合

一人暮らしされている人の多くは、それほど多くの量の料理を作らない人が多いです。

そのため、フライパンのサイズも比較的小さいサイズの方が使いやすい場合が多く、大体20～22cmサイズがおすすめ。

22cmであれば、少し多めに作りたいという場合でも一気に作ることが出来、不自由さは感じません。

特に一人暮らしを始めたばかりの人は、20cm前後を目安に、フライパンを探しましょう。

朝食のみしか食べない一人暮らしには、さらに小さいサイズを…

さらに、普段仕事が忙しく、仕事が終わって帰宅しても寝るだけで、翌朝に朝食を食べるだけという人は、より小さいサイズのフライパンがおすすめです。

10cmサイズは、流石に小さすぎるとしても、1人前の目玉焼きや野菜炒め程度なら、それこそ14cmで十分です。

14cmサイズだと、ステンレスやダイヤモンドコートフライパンなど、一部の素材のフライパンの種類が少ないですが、探せばあります。

特に一人暮らしの人は小さめのサイズのフライパンじっくり探しましょう。

2人～3人暮らしの家族構成の場合

夫婦二人で新生活を始めたケースや、お子さんが誕生し三人で生活を始めるケースに当てはまる人たちには、24cm～26cmサイズのフライパンがおすすめ。

大体26cmもあれば、3人分の料理を作ることは可能ですし、28cm以上のサイズのフライパンと比較して軽いものも多く販売されています。

今後、お子さんが増え大家族になったときのことを考えると、26cmサイズでも物足りなさを感じますが、3人家族までなら26cmで十分。

近年のフライパンは価格の安いものもたくさん販売されていますし、未来のことをあまりアレコレ考える必要はありません。

あくまで現状に併せて、2人～3人家族のご家庭では24cm～26cmサイズのフライパンを選びましょう。

4人家族以上の大家族向けには28cmサイズ以上がおすすめ！

先程も少し触れましたが、やはり、4人家族以上となると、サイズも大きめな28cm以上がおすすめです。

22cm～26cmの小さめから中くらいのサイズのフライパンを購入しても構いませんが、結局、1品作るだけでも二度手間になってしまいます。

なので、一気に大量の料理を作れる28cm以上がおすすめ！

確かに28cm以上となると、結構重いフライパンも多いですが、軽量で使い勝手のいいフライパンもたくさん販売されています。

なので、大きめのサイズがほしい人は、一度28cmサイズを検討してみましょうね。

各家族構成に合わせたサイズをしっかり選ぼう！

フライパンの理想のサイズは、各家族構成によって明確に変わってきます。

おすすめのサイズは先程ご紹介したとおりですが、サイズを間違えて購入すると、後で使い勝手が悪いと後悔する羽目に陥りかねません。

まずは、サイズをしっかり考えて、適したものを選ぶよう心がけましょう。

ポイント2：加熱時間・火力・作る料理

フライパンを使う目的は、ズバリ料理を作ること！

それは誰もが持つ共通理念ですよね。

料理も作らないのにフライパンを購入する人なんて、まずいません。

では、普段どんな料理を作るのか…

それは、人それぞれ千差万別ですが、フライパンも作る料理や火力・調理時間によって、適したものが違ってきます。

つまり、火力・調理時間、作る料理によって、求めるフライパンが変わってくるというわけ。

では、もう少し掘り下げて、それぞれのケースに応じて、どんなフライパンを選ぶべきか、詳しく見ていきましょう。

火力が必要な中華中心なら、鉄フライパンがおすすめ！

短時間で強い火力を使って一気に調理をしたい…

中には、キッチンを改造し、強い火力を使えるようにして調理を行おうと考えている料理マニアもいらっしゃいます。

確かに中華料理のように、一部の料理は強い火力で一気に調理したほうが美味しく出来上がります。

そんな料理を美味しく作りたい人には、強い火力に強い鉄のフライパンがおすすめ。

鉄のフライパンなら、強い火力に耐久力がありますし、何よりも鉄分が食材に溶けて栄養補給にも打って付け！

特に鉄分不足の女性には、鉄のフライパンで調理した料理を食べて鉄分が得られ、しかも長年強い火力で料理ができるのはありがたいですよね。

プロだって鉄製の鍋を使っている！

もちろん、手入れが必要なので、結構面倒という声もありますが、中華料理店で使われる中華鍋は鉄製がほとんどです。

プロが鉄製の鍋を使うくらいですから、『中華を作るのがほとんど』、または、『強火を使いまくる』といった人は、鉄のフライパンを選びましょう。

長時間加熱する（煮込み系料理中心）ならステンレスフライパンがおすすめ！

近年は、パスタソースをフライパンで作るという人も少なくなく、ちょっとした煮込み料理を作る人も増えています。

そのため、長時間加熱して、全体にムラ無く熱を伝えたいと考えている人も多いハズ…

そういう人は、ステンレス素材のフライパンをおすすめします。

ステンレスは、長時間の加熱に非常に適しているフライパン。

確かに、いきなり加熱すると熱のムラが出来てしまうデメリットはあるものの、正しく使えばムラが起きることはありません。

さらに、ステンレス、一度熱したら冷めにくい性質を持っているため、煮込み系のような、長時間の調理に適しているのです。

普段、焼き・炒め系よりも、煮込み系に使うという方は、ステンレスフライパンを選びましょう。

単純な焼きもの・炒めもの系ならセラミック・ダイヤモンドコートがおすすめ！

セラミック・ダイヤモンドコートフライパンというのは、基本的にフライパンの表面にコーティングされたタイプのフライパンを指します。

そのため、コーティングが持続している間は良いのですが、コーティングが剥げてしまうと、一気に機能が低下してしまいます。

特にダイヤモンドコートフライパンは、ソース系（デミグラスソース・パスタソースなど…）の調理をする際には注意が必要！

基本、ダイヤモンドコートフライパンの多くは、フッ素樹脂にダイヤモンド粒子を混ぜて強化コーティングしたフライパンです。

そのため、水滴や汚れ・カスがコーティングの中に入りやすく、しっかり洗い水分を丁寧に拭き取らないと、コーティングが剥がれやすくなるのです。

セラミックは、ダイヤモンドコートと比較して、コーティングがはがれにくいのですが、それでも長年使えばコーティングはいつか剥がれます。

さらに、コーティングされたフライパンの多くは、急激な加熱や長時間の加熱を苦手としています。

そのため、中華料理のように常に強火で短時間に調理したい人や、パスタソースのように長時間煮込み加熱したい人には不向き。

あくまで、純粋に、炒め系・焼き系の調理を中心に使いたいという人にだけ、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンを選びましょう。

以上、簡単に料理・調理法（火力・加熱時間など…）に応じた、フライパンの選び方をご紹介しました。

このように、料理の項目や加熱時間・火の強さによっても、向き不向きは存在します。

あくまでここでご紹介したのはその一つの参考例に過ぎませんが、ぜひ、あなたの作る料理に合わせてフライパンを選んでみましょう。

ポイント3：フライパンの形状

フライパンを使って調理する場合、底が浅いものが適している場合と、底が深いものが適している場合が、作る料理によって変わってきます。

例えば、餃子やハンバーグなど、焼料理を中心に使うのであれば、底が浅いタイプのフライパンがおすすめ。

一方、汁系があるタイプ（特にパスタ系）やチャーハン・酢豚などの中華料理全般には、底の深いタイプのフライパンが適しています。

深さがあることで、汁が飛び散らず、煮込むことも出来ますし、ご飯を炒める際にも、飛び散りを抑えることが出来非常に便利！

このように、普段作る料理の傾向に応じて、底が浅いタイプを選ぶべきか、はたまた、底の深いフライパンを選ぶべきか変わってきます。

せっかくフライパンを購入するなら、より便利に調理できるフライパンを購入したいもの。

ぜひ、底の深さにも着目して、理想のフライパンを選びましょう。

ポイント4：軽さ・扱いやすさ

フライパンには、鉄フライパンのように比較的重いフライパンから、アルミ素材が使われている軽い素材のフライパンまで、販売されています。

なので、非力な女性の場合は、比較的軽いアルミ素材が使われているフライパン（例えば、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンなど）を選ぶべき！

一方、力が有り余っているような男性なら、ステンレス・鉄のような重い素材のフライパンを使うのが好ましいでしょう。

もちろん、鉄・ステンレスフライパンといっても、中には軽い素材が使われているフライパンもありますので、中の素材をチェックする必要があります。

まずは、自身の力と重さがバランス取れているか、フライパンの重さをしっかり確認した上で、購入を検討しましょうね。

ポイント5：取っ手の脱着

近年のフライパンは、取っ手部分が脱着可能なタイプのフライパンが販売されていますよね。

『ティファール』、『パール金属　ルクスパン』など、様々なメーカー（商品）で取っ手が取れるという利点をアピールするフライパンも登場。

取っ手が取れるメリット

それは、取っ手が取れることで収納がしやすくなり、また洗う際も取っ手が邪魔にならずに済むというメリットがあるからです。

また、調理後、取っ手を外して、皿として使うことだってできるわけで、非常にメリットも高いです。

取っ手がはずせることで様々なメリットが得られ、特に何かと忙しい主婦たちには非常にはありがたいですが、当然、デメリットもあります。

取っ手が取れるフライパンのデメリット

取っ手が取れることで、取っ手部分のコーティングが剥がれやすく、また食材が入ると若干不安定になりなれるのに時間がかかることも…

さらに、取っ手が取れるタイプのフライパンの多くが、取っ手部が別売りになるか、いろんなサイズの本体部がセットで販売されています。

いろんな状況に応じて使い分ける人なら、問題ないのですが、特に使い分ける必要もない人にしてみれば、他のサイズの本体部はただ邪魔なだけ…

また、購入する際に価格も割高なので、あまり得とは言えません。

このように、ユーザーにとっては、デメリットの部分も強調されているのが現状…

状況に応じて、取っ手の脱着を考慮して購入すべき！

なので、フライパンを購入する場合は、取っ手が取れることが、メリット・デメリットのいずれになるかを考慮して購入を検討する必要があります。

いろんな種類の料理を作りフライパンのサイズも多種揃えたい人は、取っ手が取れるタイプのフライパンを選びましょう。

また、フライパンは一つで十分という人は、取っ手が取れないタイプのフライパンで十分です。

ぜひ、状況に応じて、取っ手が取れるタイプか、取れないタイプか、購入すべきフライパンのタイプを選びましょうね。

ポイント6：コスパの良さ

どんなに優秀なフライパンでも高額すぎるものは、あまりコスパが良いとは言えません。

手頃の価格でできる限り長く使えるものか、手入れの必要もなく、価格も安く買い替えが簡単にできるタイプが良いのか…

おそらく、系統としては、この2タイプに別れるはず…

では、この2タイプに絞って、それぞれのフライパンが、どんな人に適しているのか詳しくご紹介していきます。

手入れするのが面倒でない人は、鉄・ステンレスがおすすめ！

鉄フライパン・ステンレスフライパンは、セラミックやダイヤモンドコートフライパンと違い、何かと手入れが必要で、多少使い勝手が面倒です。

特に、鉄のフライパンとなると、空焼きしないと焦げ付きやすいタイプのものも多く、マメな人でない限り面倒と感じる場合が多いはず…

一方、ステンレスフライパンも、調理時に、予熱をしっかりすることと、油ならしをする手間が必要で、鉄ほどではなくとも多少の面倒…

しかも、これらの手入れを怠ると、焦げ付きやすくなり、長持ちできないというデメリットまでついてくるので、扱いづらいという人も少なくありません。

ただし、多少面倒でもしっかり手入れを行い、正しく使えば、何十年と長持ちするのが、鉄・ステンレスフライパンの最大の魅力です。

そのため、多少価格が高いとしても、使い方次第でコスパが高くなり、何年か起きに買い換える必要もなく非常におすすめ。

わざわざ買い換える時間も、交通費（ネット通販ならインターネット料金）も必要なく、一つのフライパンを長年愛用できるのは実に嬉しい話です。

もし、面倒臭がらずに、ちゃんと手入れするのであれば、一度購入するだけで、長年使える鉄・ステンレスフライパンは、コスパ的にも最高！

一度、長期で考えた際のコスパの良さを考慮し、購入をご検討してみてくださいね。

手入れするのが面倒という人はセラミック・ダイヤモンドコートがおすすめ！

鉄のフライパンのように、空焼きや油ならしといった手入れをするのが面倒という人も、中にはいらっしゃいます。

そういう人は、空焼きや油ならしといった手入れがほとんど必要としないセラミック・ダイヤモンドコートフライパンをおすすめします。

特にダイヤモンドコートフライパンのほとんどが、全く手入れを必要とせず、油も少量で調理可能なので、非常に楽！

また、ダイヤモンドコートフライパンの価格は、数千円（中には1000円代のものも多く販売されています）が相場と言われています。

なので、気軽に買い換えることも可能ですし、買い換えることに抵抗がなければ、手入れが楽な分非常におすすめですよ。

セラミックフライパンも、価格・手入れの楽さはダイヤモンドコートと大差なし！

一方、セラミックフライパンは、ダイヤモンドコートフライパンと比較して若干手入れも必要になります。

とはいえ、有害ガスが出ることもなく、熱に強く、その上、手入れといっても、調理前に油をなじませる程度のもの…

鉄のフライパンと比較したら手入れの手間なんて雲泥の差ですし、ダイヤモンドコートフライパンと比較しても大差ありません。

その上、ダイヤモンドコートフライパンのように、一部のフライパンを除いて、どんなに長持ちしても5年が寿命ということはありません。

正しく使えば十分長持ちさせられるだけに、非常におすすめ。

いずれにしても、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンは、価格が安く手入れも楽で、コスパのいいフライパンです。

日々手入れするのが面倒で、定期的に買い替えたほうが楽という人は、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンから選びましょう。

このように、コスパ一つでも、選ぶフラパンは違ってきます。

ぜひ、フライパン選びの条件の一つに加えてみてくださいね。

ポイント7：自宅キッチンのコンロの形式（IHまたはガス）

近年は、IH・ガス両方に対応したフライパンが数多く販売されているので、さほど気にする必要は無いのかもしれません。

ただ、中には、IH専用のフライパンや、ガス専用のフライパンもあります。

何も考えずに購入してしまうと、それぞれのキッチンの状況に対応しておらず、使えないという最悪のケースも十分起こりえます。

なので、最低でも、自宅のキッチンが、IH対応なのか、それともガス対応なのか確認した上で、それぞれに対応したフライパンを選びましょう。

可能なら、両方対応が好ましい！

できれば、今後引越しすることも考えた上で、IH・ガス両方に対応したフライパンを購入するのがおすすめ。

ガス・IH両方に対応したフライパンなら、引越し先のキッチンがどちらに対応していても問題なく使うことが出来ます。

将来性のことも考えて、両方に適したタイプを購入すべきか、今だけで十分と考え、自宅のキッチンのコンロに合わせて購入するか…

いずれにしても、よく考慮して購入してくださいね。

ポイント8：機能性

同じ形状をしているフライパンであっても、当然、販売元のメーカー・品種一つ違うだけで、機能性は全く異なります。

当然、フライパンを選ぶ差位には、この機能性に着目して選ぶことも非常に重要です。

では、軽く、どのような機能があるのか、5つご紹介していきます。

無水調理が可能

通常、フライパンは、油を入れて焼く・炒めるといった調理をする道具と思われがちですが、近年はその常識が覆されつつあります。

一部の電子レンジにもあるような無水調理が可能なタイプのフライパンも販売されているのです。

そもそも無水調理とは、野菜の水分を利用して調理する調理法を言います。

無水調理することで、野菜の水分をそのまま逃がすこと無く栄養を摂取することができるというメリットが得られます。

ただ、焦げ付きやすいフライパンや鍋や、強い火力が求められるフライパンや鍋では、野菜の水分で調理することはなかなか難しいもの…

そのことからも分かるとおり、フライパンにも無水調理ができる機能性が必要となります。

例えば、ステンレスフライパンの一つでもある『ピタクラフト　ウルトラ』なら、無水調理が可能です。

『ピタクラフト　ウルトラ』が無水調理可能な理由

『ピタクラフト　ウルトラ』は、以下の素材が組み合わさり構成されています。

この二つの素材が組み合わさり、さらに細かく9層構造で組み合わさることで、それぞれの良さが加味され、熱しやすく冷めにくいフライパンに進化。

さらに、特殊なピタクラフト独自のコーティングも表面に施し、より焦げ付きにくくすることで、無水調理が可能となりました。

グルメになったからこそ、フライパンにも備わった機能

本来ならば、フライパンでそこまで機能をもたせる必要はありません。

炒める・焼く機能があれば十分というのが、もともとのフライパンの機能です。

ただし、近年のフライパンは、炒める・焼くだけの調理法ではなく、パスタソース、デミグラスソースなどを煮詰める煮込み料理にも使われます。

日本も欧米の文化を取り入れ、グルメになったからこそより多くの種類の調理を可能とするために、フライパンでも煮る・炊くという機能が備わりました。

その中で、よりヘルシーで美味しく料理をいただけるように、一部のフライパンで、無水調理機能が備わったのです。

特に、現代社会では、何かと生活習慣病の警鐘が鳴らされ、栄養過多になりがちな人も増えています。

少しでも、効率の高い栄養を摂取し、ヘルシーに美味しく料理を食べたいとお考えなら、無水調理機能にも目を付け、フライパンを選びましょう。

油なしの調理（ヘルシークッキング）可能

先程も、お話しましたが、ダイヤモンドコートフライパンの多くは、ほとんど油なしで調理できる優れものばかり…

そのため、油の量が通常の半分以下になり、健康的に料理を美味しくいただくことが出来たという話もよく聞きます。

近年は、油も摂取したほうが良いという話も聞きますが、それでも摂りすぎは厳禁。

できれば油の量を適量に戻して調理したほうが良いのは言うまでもない事実です。

なので、少し肥満気味で油の量を考えたほうが良いという方は、より、油が必要としない、ダイヤモンドコートフライパンを軸に選んでみましょう。

中には他の素材のフライパンでも油なし調理可能なものも…

もちろん、さきほどご紹介した『ピタクラフト ウルトラ』を始め、ステンレス・セラミックフライパンでも、油なし調理可能なものもあります。

なので、一番油をはじきやすいダイヤモンドコートフライパンをベースに、他の機能とも併せて考慮し選ぶというのがおすすめ。

特に、大切な家族がいる方は、油なし調理機能は大事なポイントなので、ぜひ選ぶ基準の一つに入れてあげてくださいね。

2品（または3品）同時調理が可能

これは、少し形の変わったフライパンの機能であり、通常の形状をしているフライパンにある機能ではありません。

ただ、中には、フライパンの中に仕切りが付いていて、2品（もしくは3品）同時に調理することが可能というタイプのフライパンも販売されています。

特に、朝、子供や主人のお弁当を作る際に、同時に2品（もしくは3品）調理できたら、非常に効率的にお弁当が作れますよね。

せっかくフライパンを購入するのであれば、より便利で効率的に調理できる機能はおすすめですよ。

魚焼きグリルが可能な機能のフライパンも…

フライパンは、焼く・炒めるのが基本の調理器具なのですが、中には、魚焼きグリルに対応したフライパンもあります。

特に一人暮らしの賃貸アパート（ワンルーム）の場合、キッチンに魚焼きグリルが付いていない環境の部屋も多くあります。

ワンルームで暮らす人の中には、魚を焼いて美味しく食べたいという人だっているはず…

また、魚焼きだけに限らず、グリル機能のあるフライパンの多くは、鶏ステーキやハンバーグを焼いたりすることもできるので、非常に重宝しますよ。

両面焼き機能付きフライパン。

これは、単純なフライパンに付く機能ではありませんが、中には両面焼き機能を持つフライパンもあります。

簡単に言えば、フライパンを二つ重ね合わせたようなものをイメージしてください。

お好み焼きやホットケーキなど、片面しか無いフライパンだと、ひっくり返さなければなりませんが、両面焼きならフライパンをひっくり返すだけでOK。

ひっくり返す際にも失敗は無いので非常に便利です。

ただ焼くだけでも、このように、多岐にわたって焼け、更に両面ひっくり返して使える機能を持つフライパンも多く出回っています。

このように、あらゆる機能が、各メーカーのフライパンごとに備わっているので、機能を細かく調べ、選ぶ基準としてみるといいですよ。

ポイント9：洗いやすさ・手入れのしやすさ

よく料理を作る人の中にも、『調理は好きだけど後片付けは面倒…』という方が結構いらっしゃいます。

確かに、料理を作っている際には、調理後に美味しく食べる想像をしながら作ることも多く、楽しいと考える人が多いです。

一方、後片付けは、全て完了し、フライパンを洗って片付けるだけなので、その先の楽しさはありません。

周りがきれいになるという喜びはあるものの、その喜びを感じない人には苦痛でしか無いというのも一つの事実。

なので、その苦痛がストレスとして蓄積しないためにも、手入れの簡単さや洗いやすさに着目して、フライパンを選ぶ必要があります。

汚れの落ちやすさ・手入れのしやすさは、フライパンの素材で変わる！

現在、多種多様のフライパンが販売されていますが、実は、素材によって、汚れの落ちやすさ、手入れのしやすさは大きく異なります。

例えば、頑丈な鉄のフライパンだと、金タワシでゴシゴシ洗っても、対して傷つかず頑丈ですが、汚れは落ちづらいです。

もちろん、頑固にこびりついて全く取れないというわけではありませんが、少なくともスポンジでさっと取れるほど簡単に取れるわけではありません。

一方、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンは、金タワシでゴシゴシするとコーティングが剥がれてしまいますが、汚れは落ちやすいです。

中性洗剤を付けたスポンジで優しくこすってあげるだけで、大抵の汚れは取れますし、そもそも手入れがほとんどいりません。

ストレス無く気軽に使いたいなら、セラミック・ダイヤモンドコートがおすすめ！

ストレス無く、気軽に使いたいのであれば、セラミック・ダイヤモンドコートフライパンを選ぶべきです。

特に後片付けは面倒と考えている人は、手入れのしやすさ、汚れの落ちやすさに着目して、フライパンを選びましょう。

ポイント10：安全面

フライパンを使う以上、安全面にも考慮されていないと、ただでさえガスやIHヒーターを使って加熱するわけですから、非常に怖くて使えませんよね。

特に、ダイヤモンドコートフライパンは、何かと便利ですが、正しく使わないと、加熱しすぎてコーティングが剥がれ、有害ガスが発生するので危険。

また、ステンレスのように、一度熱したらなかなか熱が冷めにくいタイプのフライパンに強火で使いすぎると、ふとした時に火傷の恐れも…

このように、フライパンを使う上で、危険なこともあるだけに、普段どのように使うのかによって、より安全を考慮して選ぶ必要があります。

使い方によって、より安全なフライパンの素材とは？

先程もお話したことですが、強火中心なら、耐熱高価の強い鉄のフライパン１択となりますし、中火・弱火で使うならステンレスがおすすめ。

また、急激な加熱や長時間の加熱を要しないのであれば、セラミックやダイヤモンドコートフライパンも選択肢に入ってきます。

まぁ、できることならより耐熱性が高く安全なセラミックがおすすめですが、そこはどこまで安全面を考慮するかにもよりますので、人それぞれです。

安全面ばかり気にして、全く使えないフライパンでは意味がありませんが、逆に、安全でないフライパンだと怖くて使えません。

ぜひ、安全面もフライパンを選ぶ基準の一つとして考慮しましょう。

フライパンを選ぶ際に気をつけるべきこととは？

冒頭からお伝えしてきたように、フライパンを選ぶ基準（ポイント）は、ざっくり挙げても10個もあります。

しかし、選ぶ基準（ポイント）に振り回されてしまっては、結局、何を選んで良いのかわからなくなり、ただ混乱するだけ…

そこで、理想のフライパンを選ぶ際に気をつけるべきことを7つご紹介します。

フライパンを選ぶ際、絶対に外せない条件を挙げておく。

フライパンに求める条件というのは、人それぞれ全く異なります。

単純にコスパを求めている人もいれば、使い勝手に良さや安全面・軽さといった条件を重視している人も…

本記事では、あらゆる側面を考慮し10個のフライパンを選ぶ基準（ポイント）をご紹介ししています。

なので、その中から、絶対に外せない条件を列挙して、あなただけの選ぶ基準を整理してみてください。

絶対外せない条件の中でも優先順位をはっきりさせよう！

2～3個ほど絶対外せない条件を選んだら、その中から、優先順位を決めておくことも非常に重要なことです。

あくまでフライパンは、調理するための道具でしかありません。

そして、そのフライパンを使って調理するのは、購入するあなた（家族で使う場合は、他にもいるかも知れませんが…）です。

なので、まずは、あなた自身の中での基準や優先順位をしっかり持ち、その上で、理想となるフライパンを探してみてくださいね。

フライパンを何年使う気でいるのか明確にすること

先程も選ぶ基準のところでお話していますが、フライパンによっては、短期で買い替えが必要なものと長期で使えるものがあります。

もちろん、手入れをしっかりしてなおかつ正しく使うことが条件にはなりますが、長いものなら10年以上使えるものも…

なので、実際にフライパンをどれくらいの期間使おうと考えているかを明確にしておかないと、いざ購入して、すぐだめになり後悔することも出てきますよ。

目安としては、鉄・ステンレスなら10年以上、フッ素樹脂・ダイヤモンドコート・セラミックなら5年と考えましょう。

もちろん、これは目安に過ぎませんが、ちょっとした目安があるだけでも、選ぶ時に迷わずに済むので、頭の片隅に入れておいてくださいね。

熱源は必ず条件に入れよう！

先程、選ぶ基準として熱源を確認するようにお話しましたが、この基準は、その他のポイント以上に重要です。

私自身、実際にIHヒーターしか無い環境なのに、ガス専用のフライパンを使おうとして、全く使えなかった記憶があります。

当時は、まだIHヒーターが出始めた当初で、フライパンや鍋は、ガスもIHも関係ないと思っていたので、結局、別途購入する羽目に…

今の時代で、IHとガスの区別もせずにフライパンを購入する人はいないと思いますが、万が一でもそのようなことが起これば、最悪面倒なことになります。

なので、絶対条件の一つとして、必ず、熱源だけはフライパン選びの基準に入れておいてくださいね。

メリットだけでなく、デメリットも把握して選ぼう

どのフライパンも、必ずといっていいほどメリット・デメリットが存在します。

例えば、鉄のフライパンなら、丈夫で耐熱性が高いというメリットがありますが、その分手入れが大変で重いものが多いというデメリットがあります。

一方、セラミックやダイヤモンドコートフライパンなら、焦げ付きにくく汚れが落ちやすいものの、摩耗や急激な温度変化に弱いです。

このように、必ず、どの素材のフライパンにもメリット・デメリットが存在します。

なので、メリットだけしか見ずにフライパンを選んでしまうのは非常に危険。

せっかくフライパンを購入するのに、後悔してほしくありません。

必ず、メリットとデメリットを天秤にかけて、納得した上でフライパンを選ぶよう心がけてくださいね。

ブランドに振り回されない

今回の記事で、フライパンを選ぶ基準にブランドを入れておりませんが、それには理由があります。

確かに一流ブランドのフライパンを選んでおけば、大抵は間違いは起きませんが、それが、あなたにとって最高となるとは限らないのです。

何度もお話しておりますが、自身にとっても最高のフライパンは、人それぞれ異なります。

そのため、どんな超一流ブランドのフライパンであったとしても、千差万別の価値観を持つ様々なニーズに応えきることなんて不可能…

あくまで、ブランドは一つの個性（カラー）に過ぎません。

極端な話、全く着たこともないようなメーカーのフライパンであったとしても、あなたにとって最高なら、それが一番適したフライパンです。

なので、くれぐれもブランドに振り回されて、どのフライパンを選んで良いのかわからなくなるなんてことにならないよう心がけましょう。

フライパン選びで迷った時は、オシャレ度で選んでも良し！

優先順位としては下がってしまいますが、あえて、フライパンも一つのインテリアとして捉え、選ぶ基準に入れてみるのもおすすめ。

例えば、同じコーティングされたフライパンで比較した場合、焦げにくさや洗いやすさでは、どちらが良いか判別できない場合もあります。

そんな時は、オシャレ度を最終的な基準と定め、選んで見るのも一つの手です。

セラミックフライパンはおしゃれなものがたくさん！

おしゃれ度で選ぶならセラミックフライパンは、非常におすすめ。

というのも、他のフライパンと異なり、白色のコーティングが特徴的で実におしゃれなものが多数販売されているのです。

インテリアとしても非常にキッチンが映えるデザインなので、調理をしていても気分が向上しますよ。

料理をしていて楽しく気分が向上するというのは、非常に大事な要素です。

優先的な基準を用いて選ぶことが大前提ですが、最終的に購入する一つを絞り込めない場合、オシャレ感も基準に入れてみるのもおすすめ。

あくまで最終的な話ではありますが、おしゃれという別角度から選んでみると、案外すんなり決まる場合もありますので、是非参考にしてくださいね。

どうしても迷うなら、周囲に相談して決めよう！

フライパンって結構種類がありますし、選ぶ基準もたくさんあって、時に、何を優先していいかわからなくなることありますよね。

参考までに、多くは、以下の基準で選んでいます。

以上の5点にプラスアルファして、機能性や熱源などを考慮して選ぶ方が多いです。

とはいえ、これらの選ぶ基準というのは、一つの参考にしかなりません。

おしゃれ感といっても、人それぞれ価値観も異なり千差万別なので、いろいろ周りの情報を参考にしようとしてもしっくりこない場合も…

このように、どうしても迷ってしまった場合は、周りと相談して選ぶことも視野に入れましょう。

そもそも、家族で使う場合は、家族の意見も取り入れないと、後で不満が出てしまうなんて場合も出てきます。

一人暮らしで使うならまだしも、家族で使う場合なら、一人で迷わずに、家族と相談して決めたほうが無難ですよ。

あまり一人で悩まず、目的に沿ったフライパンを探してみてくださいね。

メリット・デメリットも理解し、目的に沿ったフライパンを選ぼう！（まとめ）

今回は、フライパンの選び方・選ぶ基準・選ぶ際の注意事項を中心に、各素材の特色なども併せてご紹介させていただきました。

フライパンには、いろんな素材のフライパンが存在し、軽さ・扱いやすさ、焦げ付きにくさ、汚れの落ちやすさなど、様々な特色があります。

そこでフライパンを選ぶ際に最も重要とするのは、あなた自身が、何を目的としてフライパンを選びたいのかはっきりさせることです。

メリット・デメリットを天秤にかけながら、熱源が適していることを最低条件に、あなたが決めた優先順位に沿ったフライパンを選んでくださいね。